こんにちは!株式会社Triikuの採用広報です。
「今の会社で結果は出ている。でも、このままでいいのか。」
転職を考えるのは、仕事がうまくいっていないときだけではありません。
今回話を聞いた北村は、新卒から約7年半にわたり賃貸仲介に携わり、支店長も経験。その後、売買仲介へ転身し、約2年間経験を積みました。
決して、前職で結果が出ていなかったわけではありません。
むしろ安定した環境でキャリアを積み、周囲からは転職を止められる側でした。
それでも北村が選んだのが、まだ仕組みも組織も発展途上だったTriiku。
なぜ大手不動産会社を離れたのか。
何を不安に感じ、それでも最後に何を基準に決断したのか。
今回は、その転職の裏側を聞きました。
目次
プロフィール
北村 大地|不動産営業
新卒で大手賃貸仲介会社へ入社し、約7年半勤務。営業として経験を積み、三軒茶屋エリアでは支店長も経験。30歳を迎えるタイミングで売買仲介会社へ転職し、約2年間従事した後Triikuへ。現在は空き家・訳あり不動産の相談から仕入れ、販売、まで幅広く担当する。
7年半の賃貸営業。「貸す・借りる」の次に見たかった世界
――まず、これまでの不動産キャリアから振り返らせてください。新卒からずっと不動産ですよね。
22歳で新卒入社して、最初は大手賃貸仲介会社でお部屋探し担当していました。
そこには7年半くらいいましたね。
ほとんどの期間は現役の営業で、最後の方に三軒茶屋で支店長も経験しました。
――かなり長く賃貸仲介を経験してから、30歳で売買に転職しています。何がきっかけだったんですか?
30歳になる節目だったことが大きいですね。
結婚しようというタイミングでもあったので、収入をもう少し上げたいという気持ちがありました。
それと、不動産の中でも「貸す・借りる」だけじゃなくて、
「売る・買う」をやってみたいという気持ちが強くなって。
じゃあ、もう少し大きなステージに行ってみようかなと。そこで都内を中心とした売買仲介会社に転職しました。
賃貸は「米」、売買は「果物」。同じ不動産でも、仕事はまったく違った
賃貸仲介と売買仲介の営業の違いをお伝えします!
僕の中では賃貸仲介は、米を作っている感覚だったんですよ。
種をまいて、水をやって、太陽に当てていけば、一定の時期に収穫できる。
ちゃんとやるべきことを積み重ねれば、ある程度結果につながる。
これは僕自身、結構得意だったと思います。
でも売買に移ったら、果物を作っている感じでした。
ビニールハウスで温度を管理して、果物一つひとつによって水の量まで変える。
育て方が全然違う。でも、一つ実れば大きい。
「同じ“食べ物を作る仕事”なんだけど、畑が全然違う。」
これが僕の中では、賃貸と売買の違いとして一番しっくりきました。
結果が出ていても、「こうあるべき」に追われていた
売買仲介でも経験を積み、営業として数字を追い続けていました。
しかし、転職を考えるようになった理由は「結果が出ないから」ではありませんでした。
――大手の売買仲介に残る選択肢も当然ありましたよね。何が引っかかっていたんでしょう?
一番考えたのは、やりがいですね。売買は動く金額も大きいので、当然責任があります。
それ自体は仕事なので当たり前なんですけど、月末になるとランキングも出ますし、人数も多い。
僕自身、
「常に上位3人にはいなくちゃいけない」みたいなプレッシャーを結構感じていました。
――数字を取ること以上に、“取れている自分であり続ける”プレッシャーですか?
そうですね。楽しく仕事をするというより、
「ちゃんと契約を取って、この会社で頑張っている姿を見せ続けないと」
という感覚が強くなっていました。
――“こうしたい”より、“こうあるべき”になっていた。
まさにそうです。なりたい自分より、あるべき姿に縛られていました。
決め手は事業より「一緒にやりたい人がいた」
空き家事業だから。成長市場だから。ベンチャーだから。
北村にTriikuへの転職理由を聞くと、最初に出てきた答えはそのどれでもありませんでした。
――最終的に環境を変えようと思った決定打は何だったんですか?
一緒にやりたい人がいたことですね。
空き家事業だからというより、
「この会社で、この人たちとやったらもっと楽しそうだ」
というのが僕の中では100%でした。僕は、一緒に働く人をかなり大事にしています。
できれば、自分が尊敬できる仲間たちと長く働きたい。
キャリアアップのために会社をどんどん変える、という働き方があまり自分には合わないんですよ。
「そんなベンチャーやめた方がいい」。周囲からは反対された
とはいえ、大手からスタートアップへの転職。当然、不安がなかったわけではありません。
――Triikuへの転職を周りに話したとき、反応はどうでした?
ほとんどの人に反対されました(笑)
妻からは、
「大手でやっているし、収入も悪くない。これからもっと良くなるんだから、そのまま続ければいいじゃん」
と言われました。
前職で仲良くしていたスタッフに相談しても、
「そんなベンチャーで何があるか分からないのに、行かない方がいい」
と言われましたね。
――ご自身も不安はありました?
ありました。スタートアップなので、全部が決まっているわけではない。
休みはどうなんだろう、給与や歩合はどうなるんだろう。
制度があっても、まだモデルケースがたくさんあるわけではないので、
「実際どうなるんだろう」という不安はありました。
「こうあるべき」より、「こうありたい」
それでも、北村はTriikuを選びました。
理由を象徴しているのが、インタビュー中に出てきたこの言葉です。
「こうあるべき”で働く自分より、“こうありたい”と思える職場を選びたかった」
――不安があっても最後はTriikuだった。その差は何だったんでしょう?
自分が「こうありたい」と思えるかどうかですね。
前職では、
「営業ならこうあるべき」
「この順位にいなくちゃいけない」
というものをかなり意識していました。Triikuでは、それよりも自分がどうありたいかを考えられる。僕は、尊敬できる仲間と長く仕事をしたい。
そこが僕にとって譲れない条件でした。
大手では1週間。Triikuでは、その日に意思決定が進む
入社して実感した大きな違いの一つが、会社のスピードでした。
――大手とTriikuでは、意思決定もかなり違います?
全然違います。前職だと、上から部長、次長、マネージャー、店長……と情報が降りてくるまでにも時間がかかります。
何か質問をしても、店長確認、課長確認、部長確認となって、回答まで2〜3日かかることも普通でした。
Triikuは、決裁する人との距離が近い。だから判断が速いですね。
実際、ある案件では相談してから2時間後に決済がおりたこともありました。
入社して、さらに会社を好きになった案件
その案件は、父親を亡くした3人きょうだいからの相談でした。
実家は1階がミシン工場、2〜3階が居宅。
長年家族で使ってきた建物でしたが、所有者だった父親が亡くなり、手放すことを検討していました。
しかし地元の不動産会社では、「こんな物件は売れない」「解体するしかない」と言われ、解体には数百万円。
他社へ相談しても、処分のために200〜300万円ほど必要と言われていたそうです。
さらに、工場で使っていた重いミシンなどの影響もあり、建物には傾きもありました。
兄弟は一度、「固定資産税だけ払いながら放置しよう」と考えます。
でも長女だけは違いました。
「実家が倒壊していく姿を見たくない」
「子どもや孫の代まで残したくない」
そこで、僕を交えてオンラインで4人で話すことになりました。
最終的に兄弟3人で出せる金額を話し合い、約100万円を用意。
北村はすぐ社内へ相談しました。
――あの案件で印象に残っているのは、契約そのものだけじゃないですよね。
そうですね。会社へ相談したら、社長がほぼ一言で、
「いいよ。それでやってあげよう」と言ったんです。
そこで、
「もっと利益取れないの?」
みたいなお金の話だけになる社長だったら、僕はすごく嫌だったと思います。
最終的に長女の方が泣きながら、
「本当にありがとうございます」と言ってくださって。
あの案件で、さらにこの会社が好きになりましたね(笑)
「このままでいいのか」と思った時点で、このままじゃダメ
――最後に、今の会社である程度結果は出ている。でも「このままでいいのか」と思っている人へ、何を伝えたいですか?
これは一言ですね。
「“このままでいいのか”と思っている時点で、このままじゃダメです」(笑)
もう、自分で分かっているんですよ。ただ踏み出す勇気がないだけだと思います。
僕自身もそうでした。
今の環境が悪いわけじゃない。
結果も出ている。
でも何か違うと思っているなら、その感覚には正直になった方がいいと思います。
――Triikuを検討している人には?
経験はあまり関係ないと思っています。営業経験があってもなくても、異業種でも。
自分をもっと高めたいとか、変わりたいとか、何者かになりたいという気持ちがあるなら。
Triikuには学べる環境がありますし、学びたいと思わせてくれる環境もある。
だから、もし今、
「何者かになりたい。でも、まだ何者になりたいのか分からない」
という状態なら、
何者かになれる会社に来てみてほしいですね。
編集後記
安定した環境を離れた理由を聞いて、印象に残ったのは「会社の規模」でも「収入」でもなく、“誰と、どんな自分で働きたいか”を基準にしていたことでした。結果を出している人ほど環境を変える決断は難しい。それでも踏み出した北村の言葉には、転職を迷っている方だからこそ響くものがあると思います。