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提案する時にやってはいけないこと

Photo by Austin Distel on Unsplash

何かしらお仕事をしている時に、

・この現状、よくないな
・こうすればこうよくなるのに

と思って、提案するときがある。

ただしこの提案が曲者で、提案しなければ仕事にならないのだが、下手に提案するとそれもそれで仕事にならないことがある。

自分もいろいろやってきて、というかほとんどの人が同じ道をたどっているであろうが、提案の仕方について反省しながらまとめてみる。

新しい組織で提案することについて、昔のnoteにもまとめたけど、組織に入って注意するのは

①他の人がすでに思いついていた施策ではないか
②思いついたとしても、優先順位の問題なのではないか
③優先順位の問題として、意思決定の問題なのではないか

ぐらいの粒度で見たほうがいい。ほとんどの場合は、1で終わり、そこはアイディア勝負でok。2,3の場合だと、徳を積む必要がある。

①他の人がすでに思いついていた施策ではないか?

提案するときのパターンが、だいたい①。この辺の提案は、施策自体は言われなくても思いついているけど、やってないのよねー。という場合は多い。

こういうときは、「こういう施策ってすでに実施されていたりしますか?」と聞くようにする。間違っても「この施策やればよくなります」とはいっちゃダメ。ほとんどの場合それはやられていて効果がないから。

②思いついたとしても、優先順位の問題なのではないか

優先順位の問題。施策が思いついた場合、なぜ実施されていないのかを意識する。リソースの優先順位はどこにあるのか、組織を見てちゃんと理解する。ほとんどの場合理にかなっているけど、かなっていない場合もある。どちらにしても、提案だけしててはダメ。

③優先順位の問題として、意思決定の問題なのではないか

優先順位がたかそうなのに、優先順位の意思決定が邪魔して動けない場合。この辺は、ただ施策ベースで話しても何の意味もない。むしろ大事な意思決定を進めることができないのは、大切にしている価値観があることがほとんど。そういう価値観に対して、施策レベルの説得をするのは避けた方が良い。むしろ、組織の歴史や代表者の価値観を調べた方が良い。

本当のコンサルとは

本当のコンサルとは、①だけやってる人ではなく、②、③の問題を解決することができる人。今の自分は.年齢や経験もあるので、②、③の問題を解決するのがすごく難しい。善意で①をやっていても、②、③ができないと聞き入れられないのだ。だから究極はコンサル業は② ③の領域にコミットできないとダメ。

あと本当に成果を生み出したいなら、論理ではなく感情を制することが大事。それができないと、①しかできない人になってしまうから。

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