こんにちは。エンジニアの加茂です。
今回、ミスリル株式会社の海外イベント視察制度を利用して、アメリカ・ボストンで開催された PAX East 2026 を視察してきました。
私個人にとっては、ミスリル入社後、今回で5回目となる海外ゲームショウ視察です。
社会人になってから海外へ行く機会はそれほど多くありませんでしたが、ミスリルに入ってからは、こうして実際に海外のゲームイベントに足を運び、現地の熱気や空気感を体験する機会を何度も得られています。
今回は、新卒1名を含む7名 で参加しました。職種もエンジニア、プランナー、PMなどさまざまで、特定の職種だけではなく、ゲームづくりに関わるいろいろな立場のメンバーが一緒に視察できるのも、ミスリルらしいところだと感じています。
PAX Eastとは?
PAX East は、アメリカ・ボストンで開催される大規模ゲームイベントです。
いわゆる新作発表や大型出展を中心としたショウイベントという側面もありますが、実際に足を運んでみると、それだけではありませんでした。
試遊台がたくさん並んでいるのはもちろん、インディーゲームの出展、格闘ゲームやカードゲームの大会、巨大なボードゲームスペースなど、とにかく「来場者が遊べる」「参加できる」ことが大切にされているイベントでした。
まずは会場へ。入口から伝わる高揚感
ボストン中心部のサウスステーションから会場までは徒歩15分前後です。
道中にはコスプレイヤーやグッズを抱えた参加者の姿も多く、到着前からすでにお祭りムードが漂っていました。
入口が見えてくると周囲の賑わいも一段と増し、期待感で一気にテンションが上がります。
参加者が次々と入場していく様子を見ているだけでも、このイベントが強いコミュニティに支えられていることが伝わってきました。
今回の視察は当日自由行動が基本でしたが、全員が会場にいるタイミングで集合写真も撮影しました。職種も違えば、気になるゲームやブースもそれぞれ違うメンバーが、こうして同じ場所に集まっているのを見ると、改めて「ゲームが好きな人たちが集まっている会社だな」と感じます。
会場全体を見て感じた、“参加するイベント”としての強さ
会場を見渡してまず印象的だったのは、全体のスケール感です。
ブースの数も多く、来場者も非常に多いのですが、それ以上に強く感じたのは、単に展示を見るイベントではなく、参加するイベントとして作られている ことでした。
試遊可能なゲームの出展が非常に多く、会場のあちこちで新しい作品との出会いがあります。さらに、格闘ゲーム大会、カードゲーム大会、ボードゲームスペースなど、来場者が自分の興味に合わせて自然に居場所を見つけられる構成になっていました。
特に印象に残ったのが、巨大なボードゲームスペースです。ボードゲームを借りてその場で遊べるだけでなく、ルールが分からない場合は会場スタッフが教えてくれる場面も見られ、多くの人で賑わっていました。
私も初めて遊ぶボードゲームにハマり、あっという間に1時間以上経っていました。
「知っている人だけが楽しめる」のではなく、「初めてでも参加できる」ように設計されているところに、PAX East の懐の深さを感じました。
また、ボードゲームやダイス、カードなどを扱う出店スペースもかなり大きく、商業色の強いショウイベントというより、ゲーマーたち自身が作り上げているイベント という印象が強かったです。
東京ゲームショウのような大企業主体の展示イベントとはまた違う魅力がありました。
ゲームを次々に試遊。おすすめを聞いて飛び込めるのも楽しい
現地では、VRゲームの体験もできました。
海外イベントの面白さのひとつは、現地スタッフや出展者との距離が近いことだと思っています。今回もおすすめを教えてもらい、その流れでガンシューティング系のVRゲームを体験しました。
実際に遊んでみると、画面で見るのとは違って、身体ごとゲームに入っていく感覚があります。周囲から見ていても楽しさが伝わってくるので、自然と「自分もやってみたい」という気持ちになります。こうした「見て終わり」ではなく「まず遊んでみよう」と思わせる導線が自然にあるのは、PAX East らしさのひとつだと感じました。
もうひとつ面白かったのが、身体を大きく使って遊ぶゲームです。
特に印象に残ったのは、会場の向かい側にいる相手とリアルに戦っているような感覚で楽しめる、いわば“リアル格闘ゲーム”のような体験でした。
ただコントローラーを握ってプレイするのではなく、自分の動きそのものが遊びになるので、見ている側にも分かりやすく、周囲を巻き込んで盛り上がれるのが良かったです。
PAX East 全体を通して感じたのは、ゲームを「作品として見せる」だけでなく、身体を通して体験させること をとても大事にしているということでした。
会場を歩いていると、あちこちで歓声が上がっていて、それがイベント全体の熱量につながっていました。
任天堂のブースも目を引きました。
私がこれまで見てきた海外ゲームショウでは、任天堂の出展がなかったことも多かったので、今回こうしてしっかり存在感のある形で出展していたのはとても新鮮でした。
やはりブース周辺の注目度も高く、来場者の関心の強さが伝わってきます。
海外イベントの現場で、日本のゲームメーカーがどのように受け止められているかを肌で感じられるのは、現地視察ならではだと思います。
画面越しの情報や記事だけでは分からない、「実際にどれくらい人が集まっているのか」「どんな雰囲気で遊ばれているのか」が見えるのは大きな収穫でした。
格闘ゲーム大会の熱気と、コミュニティの強さ
PAX East では、格闘ゲーム大会の盛り上がりも非常に印象的でした。
観戦している人の数も多く、賞金も大きく、会場全体にしっかりとした競技シーンの熱があります。実況もとても上手で、プレイしている人だけでなく、見ている人まで引き込んでいく力がありました。
また、PAX East は単に“eスポーツ大会を別枠でやっている”のではなく、会場全体のコミュニティの中に自然に対戦文化が溶け込んでいるように感じました。
実際、コスプレをしている来場者も多く、ボードゲームを楽しんでいる人もいれば、大会を真剣に観戦している人もいる。いろいろな楽しみ方をしている人たちが同じ空間にいて、それぞれが自然に成立しているのがとても良かったです。
ミスリルに入ってから、海外ゲームショウが身近になった
今回のような海外視察に参加するたびに思うのは、日本国内のイベントだけでは感じられない熱気がある ということです。
もちろん国内イベントにも魅力はありますが、海外では来場者の反応やコミュニティのあり方、ブースの見せ方などにまた違った特徴があります。そうした違いを現地で直接体験できるのは、ゲームを仕事にしていく上でも大きな刺激になります。
とはいえ、個人で海外ゲームショウに参加しようとすると、どうしても費用面のハードルが高くなります。
その点、ミスリルでは今回のPAX East視察にあたって、航空券代・ホテル代・交通費・イベントチケット代を対象に、上限30万円の補助がありました。昨今は円安と燃油サーチャージの高騰が重なり、北米往復の渡航費だけでもかなりの負担になります。個人ではなかなか踏み出しづらい海外イベントだからこそ、会社として費用面で後押ししてもらえるのは非常にありがたいです。
制度があるだけでなく、実際にそれを活用して、職種の異なるメンバーが現地へ行き、同じイベントを見て、それぞれの視点で話せる。こうした機会が継続的にあるのは、ミスリルの魅力のひとつだと思います。
最後はみんなでディナー
視察日の夜は、参加者全員で会食をしました。
当日は基本的に自由行動だったので、見ていたものや気になったポイントはメンバーごとに違います。
だからこそ、最後に集まって話してみると、「あのブースが面白かった」「あの体験は発想が良かった」「ボストンの街全体にもゲームイベントの空気が広がっていた」など、それぞれ違う観点の話が出てきて、とても楽しい時間になりました。
ゲームショウの感想だけでなく、ボストンの街について話したのも印象に残っています。
現地で同じ空気を吸って、同じイベントを見て、最後に食事をしながら振り返る。こういう時間も含めて、海外視察の価値なのだと思います。
おわりに
PAX East 2026 は、ゲームを「展示する」だけではなく、遊ぶ・対戦する・交流する・好きなものを持ち寄る ことまで含めて成立している、とても魅力的なイベントでした。
大企業の大規模展示だけではなく、インディーゲーム、格闘ゲーム、カードゲーム、ボードゲーム、コスプレなど、さまざまなカルチャーが同じ場所に集まり、ゲーマーたち自身がイベントを作っている。そんな空気を現地で体感できたのは、大きな収穫でした。
そして、そうした体験を「個人の頑張り」に任せるのではなく、会社として支援してくれるのがミスリルです。
普段から社内でもゲームの話題は多いですし、実際にこうして海外のゲームショウに足を運び、その熱気をみんなで持ち帰って共有できる環境は、とても貴重だと思います。
ゲームが好きで、ゲームを本気で作りたくて、そして国内外を問わず面白いものに触れたい方は、ぜひミスリルへ。みなさまのご応募をお待ちしています!