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【社長のつぶやき‐15‐】とても退屈なお話

学歴・学力は仕事に活きますか?

誰もが一度はこの疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。

私は数学が得意です。

学生時代も数学の成績は良かったですし、以前は数学科の塾講師として教壇に立ち、人気・実力を兼ね備えた校舎の人気者でした(自称)。

結論から言うと、私の場合、学生時代・塾講師時代に鍛えた数学力は間違いなく今の仕事に活きています。

どこに活きているのか。

それはずばり「論理的思考力」です。

以下「論理的思考力」についてとても退屈な話が始まります。

「あなたの結論は聞いたし、もう十分だよ」という方は「イイね」をポチっと押してページを離れてくださいw


定義と性質

では「論理的思考力」に関連する単元を一例だけご紹介します。

中学2年生で「定義と性質(定理)」を習います。

そして脱落者が続出する「証明」に続きます。

この「定義と性質」はビジネスにおいてめちゃめちゃ大事です。

仕事が出来る人は知ってか知らずか、必ずこれがきちんと使い分けられています。


定義〇〇の特徴を持つものを△△と名付けましょう

すなわち大前提です。理由は説明できません。

性質〇〇の特徴があるということは、新たにこんな特徴が導き出せるよね

すなわち前提条件から派生したものです。理由は説明できます。


正三角形の定義は「三辺が等しい三角形」で、「三つの角が60度である」は性質です。

なぜ60度なのかは説明出来ますが、ここでは割愛します。


こんな質問したこと、されたことありませんか?

  • 就職するならやっぱり一部上場企業が良いですか?
  • 独身でも保険は入るべきですか?
  • 子どもには英会話を習わせるべきでしょうか?
  • やっぱりS&P500ですよね?

などなど。

これ、答えようがないですよね。

保険の話で言うなら、独身であっても経済的に親の面倒を見ている人もいれば、結婚願望もなく子供も欲しいと思わない人もいます。

人それぞれ答えが違うはずです。

前提条件がわからないので、「わかりません」または「人による」としか答えられません。

例えるなら「定義を決めていないのに性質を探している状態」ということになります。


定義と性質を意識することで得られるメリット

そういうわけで、私はいつも定義をはっきりさせることから仕事をスタートさせます。

設備のスペックや価格を聞かれたとき、納期を問い合わせるとき、解決法をメンバーと相談するとき、会社のビジョンを発信するとき。

それぞれの場面で定義づけを明確にします。

そうすることで以下のようなメリットが得られます。

  • サービスへの満足度を高められる
  • 言った言わないがなくなる
  • 無駄な議論が減り、建設的な意見交換が出来る
  • 方向性が明確になり、推進力が得られる
  • 戦術理解が深まる

皆さんも「定義と性質」を意識して仕事してみてはいかがでしょうか。

日常生活でやりすぎるとただの理屈っぽいおっさんになってしまいますので、くれぐれもご注意ください。

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