Wantedly(ウォンテッドリー)はたらくを面白くするビジネスSNS
Wantedlyは、運命のチームや仕事に出会えたり、人脈を広げ、ビジネスの情報収集に使えるビジネスSNSです。
https://www.wantedly.com/companies/company_3056942/post_articles/4559822
こんにちは、イチアール株式会社人事担当です。
近年、プログラムを用いた製品やサービスが増えてきました。
そういった製品を製造していく中で、必要不可欠なのが、QAエンジニアです。本記事では、そんなQAエンジニアについてご紹介していきます。
QAとは、Quality Assuranceの略称で品質保証という意味です。QAエンジニアとは、製品やサービスが仕様や要求に沿った動作をするかの確認や、製品の品質管理を行うエンジニアを指します。
開発者は、システムを正常に、想定通りに動かすことを目標に開発しているのに対し、QAエンジニアは、ユーザーが使いやすい動きやデザイン、仕様になっているかを確認、検証します。
製品をユーザー目線で検証し、開発者の行ったテストに抜けや漏れがないかを確認するだけでなく、開発者が想定していない行動や、使いやすさ、デザイン性をチェックしてきます。
業務内容が似ている職種がテストエンジニアです。テストエンジニアの仕事内容は、開発途中の製品に対して、プログラムが正常に作動するか、不具合やバグが起きないかをテストをし確認することです。
テストエンジニアとQAエンジニアの大きな違いは、目線とテストや確認を行うタイミングです。テストエンジニアは、一般的に開発者の目線で記述したコードにミスがないかやデータの受け渡しなどが正常に行われているかを確認します。
一方QAエンジニアは、製品を使用するユーザーの目線になって検証をしていきます。主に確認するのは、使いやすさや開発者が意図しない使い方をしても壊れたりバグが発生しないかなどです。テストや確認をするタイミングも異なります。テストエンジニアは、開発途中の製品に対してテストを行います。QAエンジニアは、ユーザーが使用できるような状態で、製品がある程度完成したタイミングで確認を行います。
QAテストとは、ソフトウェアの品質の測定や保証などを目的として行われるソフトウェアテストのことです。製品やサービスの品質が求められている品質を満たしていることを証明します。
QAテストを行うことで、より良い製品を作ることができます。
QAはシステム設計において機能や使用が要件を満たしているか、品質は問題ないか、ユーザーが使いやすいものになっているかを確認する工程です。
製品やシステムが販売、リリースされる前にユーザー目線から確認することで世の中に不具合のある製品が出ることを防ぐことができます。開発者とは異なった目線でチェックするので上流工程で抜けや漏れがあった項目もチェックすることができます。
また、デザインやシステム、フローをよりユーザーが使いやすいものに改善することもできるので、品質がよりよくなります。開発工程で改善点を見つけることができれば、修正する際にも工数を少なくすることができます。
QCとは、Quality Controlの略で、日本語では品質管理と訳されます。
QCの主な活動は、不良品を出さないようにテストを厳しくしたり、製造工程の手順を変えたり変えたりすることです。QMは、Quality Managementの略で、日本語で品質マネージメントと訳されています。
製造工程などのプロセスが適切に運用されているか、改善点はないかを検討、運用していく取り組みのことを指します。QCとQMの違いは、プロセスの内容を管理するか、プロセスを運用しているかです。
QCとQAの大きな違いは、保証する内容です。QCは、不良品を出さないようにテストを厳しくするなどして、保証や管理を行います。テストの内容を保証することで製品やシステムの品質を高めます。
対して、QAは製品に対して開発者と異なる目線で確認することで、抜けや漏れを防ぎます。デザインなどもQAで確認し、製品やシステムをより良いものにしていきます。
QEとは、Quality Engineeringの略で、日本語では、品質工学と訳されます。技術開発や、新製品開発などを効率的に行う開発方法です。実施するテスト計画の立案やテストの設計、テストの実行なども行います。QAとQEの大きな違いは、テストをするタイミングと視点です。
QAは、製品やシステムがある程度完成してからテストを行います。一方、QEは、システムが実装開始と同時にテストを行い品質を保ちます。また、QAはユーザーの視点からテストを行いますが、QEは開発をするエンジニアチームの一員として参加し、テストを行います。
テスターは、ソフトウェアが仕様通りに機能しているかや品質を満たしているか、不具合やバグがないかを確認します。対して、デバッグはテストで検出された不具合やバグの原因を明確にし、修正する作業までのことを指します。多くの場合はデバッグとテストをそれぞれ担当者をつけて別々に行います。
QAエンジニアの主な業務は、ユーザーが使いやすいかどうかをチェックし、品質を管理することです。また、ウィルスや開発者が予想していない操作に対しての品質管理も行います。
QAエンジニアの精度が低いと、製品やシステムが市場に出た後に、不具合やバグが発生し、正常な機能を発揮しないことがあります。市場に出た後に見つかった場合は修正の工数が多くなったり、製品を回収しないといけなかったりし、工数だけでなくコストもかかります。
QA環境とは、開発が終了してからリリースされるまでの間にテストを行う環境のことです。ユーザーが実際に使用する環境に似せて設定をします。
開発環境とテスト環境を分けることで、開発時には見つからなかった不具合やバグが見つかるだけでなく、テストと並行して別のシステムを開発することができます。
QAエンジニアで重要と言われている能力は、ソフトウェア製品全体を総合的に捉える広い視野と柔軟な対応能力です。不具合やバグでシステムの動作に支障が出た際に、あらゆるアプローチで問題解決が必要となります。
また、ユーザーは、開発者が予想できないような使い方をすることもあります。そのような行動も含め、どのようなことが予測されるか、その行動に対してどのような対策をするか考えないといけません。一つの考えだけでなく様々な角度から物事を考えることができる人材は、QAエンジニアに適性があると言えます。
システムを開発する際に必要なQAエンジニアですが、その需要は徐々に増えつつあります。
イチアールは、未経験から開発エンジニアを一歩を踏み出す人をサポートする会社です。
ぜひ、未経験から一緒にエンジニアを目指しませんか。
ご興味がある方は、ぜひ気軽にお話を聞きに来てください!