2025年10月22日。
ふだんは別々の場所で働く私たちが、同じオフィスに集まり、
カレーとたこ焼きを作り、ひとつのテーブルを囲みました。
あらためて振り返ってみると、
2025年のなかでも、
この日は特に心に残る一日になりました。
私たち組織の左腕は、
普段はリモートワークを前提に働くチームです。
画面越しに会話をし、
それぞれがプロフェッショナルとして
自分の役割に向き合う日々を過ごしています。
効率という意味では、
とても合理的で、無駄のない働き方です。
だからこそ、
こうして「同じ場所に集まる」ことは、
実はかなり珍しい出来事でした。
正直に言えば、
もっと効率的な選択肢はいくらでもあります。
今の時代、Uber Eatsを使えば、
美味しい料理は簡単に手に入る。
それでもこの日は
「自分たちで作ろう」という選択をしました。
それがチームビルディングのために
大切なことだと思ったからです。
チームは二つに分かれました。
カレーチームと、たこ焼きチーム。
カレーチームには、
普段あまり料理をしないメンバーもいて、
途中で手が止まったり、
ちょっとしたぼや騒ぎが起きたり(笑)。
「これで合ってる?」「次どうするんだっけ?」と確認し合いながら、
少しずつ、鍋の中のカレーが形になっていきました。
一方、たこ焼きチームは、
3人中2人が関西出身ということもあり、
焼き加減や返し方へのこだわりが自然と前に出てきます。
ツッコミが入り、笑いが起き、
途中からはお酒も入りつつ、
ワイワイとした空気の中で、
たこ焼きは次々と焼き上がっていきました。
そうして完成した、たこ焼きとカレー。
最後は全員がテーブルを囲み、
焼きたてのたこ焼きと、
少し不格好なカレーを食べました。
気づけば、かれこれ3時間ほど。
今振り返ると、この時間はとても非効率です。
仕事の成果が出たわけでもないし、
何かが一気に前に進んだわけでもない。
それでも、
あらためて振り返ったときに心に残っているのは、
あの非効率だった時間そのものでした。
同じ鍋をのぞき込み、
同じ鉄板を囲み、
同じテーブルについたあの時間が、
確かに「チームだった」という感覚を
静かに残してくれました。
効率だけでは測れないものがある。
非効率な時間の中にこそ、
あとからじわじわ効いてくる何かがある。
正直に言えば、
私自身、目の前の仕事に追われる中で、
つい効率や成果ばかりを追い求めてしまいます。
それでも、
ふと立ち止まったときには、
この日のことを思い出したい。
カレーの匂いと、
たこ焼きが焼ける音と、
何でもない会話が流れていた、あの時間を。
遠回りに見えても、
非効率に思えても、
大切なものは、案外そういう時間の中にある。
これからも、
そんな時間をちゃんと大切にできる自分でいたい。
そう思えた一日でした。