今回は、ファイナンシャルブレインシステムズ社員インタビュー第一弾として、自社事業に携わる入社3年目の女性社員Sさんに入社のきっかけや今後のキャリアについてなど、たっぷりお話を聞きました！

「システムを提供して終わりじゃない」それが入社の決め手に

プログラミング未経験者がほとんど。文系からでも挑戦できる

会社を知ったきっかけと入社までの経緯を教えてください。

ファイナンシャルブレインシステムズへは新卒で入社しました。就職活動のときはいろいろな業界を見ていて、実は最初はIT業界とも金融業界とも違う業界を志望していました。就職活動が進むにつれて、これまで見てこなかった業界にも目を向けてみようというタイミングがあり、IT業界を調べていく中で当社に出会いました。

ITや金融にもともと詳しかったり興味があったりしたわけではないので、もちろん入社前不安はありました。特にプログラミングは、経験がなくてやれるものなのかと不安でしたが、事前に人事の方や社員の方から「ほとんどの人が未経験で入社して、入社後3か月間のプログラミング研修ではじめてプログラミングをするから大丈夫だよ」と教えていただき、「それなら私にもできるかもしれない、挑戦してみよう」と思うことができました。

「お客様よりお客様の業務について詳しく」仕事への姿勢が当社の魅力

入社の決め手について教えてください。

まず惹かれたポイントは「自社事業」を有していることです。自分が調べた限り、ITベンダーで自社システムを持っている企業はそう多くなかったのですが、自社事業があるとシステムの構築の部分からリリースまで、より主体的に関わることができるのではないかと思っており、その点ファイナンシャルブレインシステムズなら幅広い工程でのSE経験が積めそうだと感じました。

また、社員面談の機会に「私たちはシステムの会社だけど、お客様よりお客様の業務に詳しい存在でないといけない」という仕事の姿勢を教えていただいたことが最終的な入社の決め手となりました。ITの会社でありつつも、金融商品を扱うお客様の業務についてお客様以上に詳しい存在でないとお客様のためになる提案なんてできない、システムに詳しいだけじゃダメだ、システムを提供して終わりじゃないんだ、というお客様に向き合う真摯な姿勢は当社の魅力的なカルチャーだと思います。

年齢も、時には会社も違う仲間と、ワンチームで挑む仕事

入社してから、今に至るまでの経緯、また今の業務について教えてください。

入社して3年目で、一度異動を経験しています。私はもともと自社システムの事業部を希望しており、異動前も後も自社システムの保守を担当させてもらっています。ちなみに配属については、もちろん全てというわけにはいかないですが、希望は通してもらいやすいという印象です。

最初に配属されたプロジェクトは、システムが導入されてからある程度時間が経っていて安定稼働している状況だったので、システムに改修が入ったときの「テスト」、ほかのプロジェクトで不具合が起きた際に当該プロジェクトにも影響があるかどうかの「調査」などが主な仕事でした。

2年目の5月頃にいまのプロジェクトに異動して、ここでは主に「テスト」と「お問い合わせ対応」が私の業務です。このプロジェクトでは改修が以前のプロジェクトに比べて多く入るので「保守」だけではなく自分でコードを書いて「開発」をする場面もあります。コードを書くのは軽微な改修の場合のみではありますが、自分で書くことによって、根本的なシステムの仕組みを理解することができ、より細かいところまで入り込めるようになったなと思っています。上流工程だけではなく、時には開発にも挑戦できることで得られる学びがあるなと感じています。

働く環境に関してはいかがでしょう？

最初の配属先は、3年目のOJTの先輩が1人、5年目の先輩が1人、少し年次の離れたプロジェクトリーダーが1人の合計4人で担当していました。勤務形態は在宅と出社を曜日固定で半々の割合で、OJTの先輩に指導いただきながら日々できることを少しずつ増やしていくという環境でした。

今のプロジェクトは総勢8名で構成されたチームで稼働しています。自社システムの担当者は基本的には本社勤務や在宅がメインですが、いま私が担当しているプロジェクトではそのシステムをご利用いただいているお客様（＝証券会社）へ常駐という形でお仕事をしています。また10名の中にはパートナー（協力会社）の方も含まれていて社内外の人と一緒に1つのプロジェクトに取り組むという環境です。20代が4人、30代が2人、40代が2人といった幅広い年代層でのプロジェクトですが、皆さんのお人柄からコミュニケーションは取りやすいです。

金融業界というと”お堅い”イメージを持たれる方もいるかもしれませんが、社内の雰囲気はどちらかというとIT業界と聞いてもつイメージに近いと思います。黙々と作業に没頭するばかりではなく、たまに雑談もしますし、一つの作業に対して様々な人がそれぞれの柔軟な視点でフィードバックをくれることもあり、親切な人が多く温かい職場環境です。

金融特化のITベンダーならではの苦悩、それを乗り越えて得られるものは

心強い仲間と共に、今の時代に必要なスキルと知識を自分のものに

お仕事をしていく中で、大変なことを教えてください。

お問い合わせ対応において、IT（システム）の知識だけではなく証券知識が求められることです。当然ですが、我々のシステムをご利用頂いているお客様は、証券会社の方なので証券について非常に詳しいです。そもそもお問い合わせの内容を理解するのに証券の業務における前提知識が必要だったり、専門用語が飛び交ったりするため、お客様がそのシステムを活用するうえで何に困っているのか、それを正確に理解するために証券知識は欠かせません。最初はわからないことだらけでしたが、業務をしていくうえで勉強してキャッチアップしたり、先輩たちに聞いて教えてもらったことをインプットしたりすることで、徐々に知識をつけてきました。また、自社システムを担当していることもあり、社内にはそのシステムを作った人が必ずいて、彼らは非常に深い証券知識とシステム知識を持っています。チャットツールで聞けば、そういった有識者の方々がレスポンスよく対応してもらえるので、すごく心強い環境だなと思います。

では、やりがいを感じる瞬間は？

改修が必要になった機能のスケジュールを組むところから任せてもらい、予定通りリリースすることができたときはやりがいを感じましたし、成功体験として自信にも繋がりました。もちろん、たくさんの方の手をお借りしましたし、小さな機能の改修ではありましたが、スケジュールを組んでテストをしてという一連の作業を担当させてもらえたことで、入社してからこれまで積み上げてきた経験がひとつの形になったことを実感できました。

IT業界に入って経験を積むことの魅力の一つとして「自分のいまいる環境でしかいきないことではない」ということがあると思います。今の時代を生きていくうえで必要な汎用的なスキルと知識を身につけることができているなと感じています。

2つの業界を経験できる稀有な環境

当社の良いところはどんなところだと感じていますか？

「金融」と「IT」という全く違う2つの業界を一度に経験できることです。両方とも業務上高い知識を求められますし、IT業界におけるスキルも得られます。「金融」に特化したITベンダーだからこそ、他のITベンダーではなかなか得られないレベルでの業務知識が身につくことが特徴かなと思います。

大変なことの裏返しにはなりますが、2つの業界の専門知識と経験が日々自分のものになっていっているという実感があります。

「素直さ」が成長への近道、知識は後からついてくる

自社システムを極めて、いつか将来の若手を支える存在へ

今後のキャリアについての希望を教えてください。

3年目ということで、ちょうどいま考えているところではあるのですが、直近はまず1つの保守プロジェクトをまとめられるような知識とマネージャー力（人をまとめる力）を身につけられたらなと考えています。いまはいわゆる作業者として、決められた方針をもとに求められた業務を正確にこなすということが自分の仕事ですが、そこからステップアップして方針決定の場で具体的な提案をしたり、仕事を割り振ったりする立場を目指していけたらと思っています。

長期的な視点では、もっとシステムに強い人材になれたらと考えています。せっかく入社してから希望通り自社システムに携わらせてもらっているので、いま私を支えてくださっている有識者の先輩方のような存在に、将来的には自分がなっていきたいと思っています。

どんな人と一緒に働きたいですか？

やはり、日々学びの連続になると思うので「素直」であることは大事かなと思います。

先輩方からたくさんのことを教えていただける環境ではありますが、教えてもらったことや指摘事項を受け入れて自分の糧とできるかどうかで成長スピードや質が変わるなと自分自身も実感しています。また、知識を最初から持っている必要はありませんが、わからないことをわからないと言える姿勢は持っていたほうがよいかなと。わからないことをすぐに聞いて、聞いたことを復習し自分で勉強してより深くキャッチアップする、当社で活躍している人はみんなそういったことを自然と行っているなと思います。

就活生へのメッセージをお願いします！

今まだ希望する業界や職種が決まっていないという方は、私もそうだったのでぜひ一度当社について知っていただけると嬉しいです。

また、金融業界、特に証券に興味がある方は証券を裏側で支えるシステムをつくっているファイナンシャルブレインシステムズに興味を持っていただきたいです。「お客様よりお客様の業務に詳しい会社」として、証券会社に入る道とは別の関わり方があることを、少しでも多くの方に知っていただけたらなと思います！