私たち reLays株式会社(リレイズ) は、昨今ますます注目される企業のコンプライアンス課題に真正面から向き合い、「声にならない想いが組織を動かす」 を合言葉に、ガバナンスの強化、現場の働きやすさ・メンバーエンゲージメント・心理的安全性の向上を通じて、クライアント組織の成長と安定に寄与する事業を展開しています。
自社の特徴のひとつとして、第三者機関×匿名性×双方向コミュニケーションを核にした 社員向け内部通報窓口・相談窓口のBPO(運用伴走)+SaaS(プロダクト) のハイブリッド提供があります。法改正への実務対応知見を土台に、現場で使われ続ける運用設計まで責任を持つ―これがreLaysのスタンスです。
今回スポットを当てるのは、代表取締役社長 和田 康佑。
地方銀行での法人営業を経て、出向起業により 2024年6月に reLays を創業。金融分野から異分野となるHR領域へ参入。現在は複数事業の事業責任者・営業統括を兼ねながら、代表としてサービス開発と経営を統括しています。
この記事では、和田のキャリアと、彼がなぜ reLays を「新たなフィールド」として選んだのかを紐解きつつ、なぜ今このサービスなのか、どのような人たちと仕事をしている/したいのかをお伝えします。
【この記事はこんな人におすすめ】
- 現在の社内体制に課題感を持つ経営者の方
- 自分の可能性を“新規事業”で試してみたい方
- スタートアップという環境に興味があり、一歩踏み出したい方
目次
【この記事はこんな人におすすめ】
キャリアについて
コンプライアンスの問題について
パーソナルについて
読者に向けて
キャリアについて
ーーお時間いただきありがとうございます!早速ですが和田さんのキャリアのスタートを教えてください
和田: 就職氷河期と言われる時代に地銀に入社しました。今思えば、特にやりたいことが見えていたわけではなかったので、様々な業界が見渡せる金融業界を選びました。働いてみて感じたことですが、地銀の仕事は若くても「たくさんの経営者とふれ合える」という面白い仕事です。企業の“現実の悩み”に寄り添う金融実務に長く従事し、現場の温度感を知ることが、今のサービス設計の礎になっています。
ーー地銀という環境でお仕事されていた中にありながら、ある意味真逆とも言えそうな企業にチャレンジされたわけですが…
ーーそもそも、起業を考えたきっかけはなんでしょうか?
和田:
まず新しいことに挑戦してみたいという気持ちが常にあったこと。起業をゴールに考えていたわけではなく、勤務先の銀行の新しい取り組みである社内ベンチャー制度に乗っかった、というスタートです。多くの経営者の方とお話する中で、人手不足の時代において「人を大切にする」組織が発展していって欲しいと強く思うようになりました。反対に、組織と個人の両方が傷つく場面も、何度も見てきました。制度やルールはあっても、“声が届く仕組み” がなければ機能しない。この断絶を埋める仕組みを社会の基盤にしていきたい、というのが出発点です。
ーーなるほど…挑戦したいというお気持ちが和田さんのそもそもの原動力なのですね…
ーーいざ起業されるとなった最初の印象やお気持ちはどうでしたか?
和田:
正直に申し上げますと、何をどうしたらよいかわからず迷子になっていたように思います。当たり前のことですが、銀行員として「多くの経営者とお話してきた」ことと、「経営ができる」「サービスを開発できる」ことは全く別ものです。ただ手探りで、壁にぶつかりながら進む、を繰り返しました。
ーー実際に起業された後の印象はどうでしたか?
和田:
起業においては“正解がない”のが正解。異分野からの参入にこそ市場に見落とされた勝機もある、と実感しています。市場にないサービスを創っていくことは本当に大変ですが、大きな社会課題の解決に一歩ずつ足を進めていくことに充実感を感じています。
コンプライアンスの問題について
ーーreLaysのサービスについてもおうかがいさせてください。
ーー起業を考えるにあたって、なぜこのコンプライアンス問題へのアプローチをサービスとして選ばれたのですか?
和田:
スピークアップ制度(内部通報制度)はその存在自体に矛盾を抱えています。組織にとって不都合なことを、自ら投資して聞く体制をつくることになるからです。ただ、コンプライアンスは「守り」ではなく、採用・定着・生産性を底上げする「攻め」の投資であるいう手応えも感じています。適切な仕組みが入ると、離職が減り、対話が増え、組織が活性化していく。数字と現場の両方でそれを感じています。
例えば、内部通報窓口を設置する、ということのみにフォーカスすれば、形式的な設置は非常に簡単です。「ここが内部通報窓口です」と社内の規程に書き込むだけですから。
ただ、現実には、社内に掲示されただけの内部通報窓口に通報するのはとても勇気が要ります。組織にとって都合の悪いことを、同じ組織にいる人に直接伝えるわけですから。もしかしたら通報したことをきっかけとして、自分が組織からひどい目に合わされるかも、と思って躊躇する人がいるのもうなづけます。というか、多くの人が躊躇するでしょう。
スピークアップ制度を「形式的運用」にするか、「血の通った制度」にするか。昨今、公益通報者保護法が強化され外圧が強まっています。この矛盾を抱えた制度を使って、働いている人が不安なく働き、組織を強くしていくことができればいいと、本気で思っています。
ーーなるほど…実際に和田さんご自身や周りの方でこのような問題に直面したことや耳にしたことはありましたか?
和田:
はい。内部通報が機能しなかったことで火種が拡大した事例、ハラスメントで人材が流出した事例など、身近にも見てきました。また、ニュースを見れば、皆さまのよく知る社会的に問題となった事案も内部通報やハラスメント相談窓口の機能不全が招いているものが多くあります。「組織の中に留め置こうとすればするほど、問題が深刻化していく」ことも多くあります。
ーーご自身がそういった場面に出会われたこともサービスの一つの要因になっているのですね…
ーーこれだけ報道も多く耳にする中で、多くの企業が“何から始めるか”で悩む理由はどこにあるとお考えですか?
和田: 一番は「必要性の理解」です。なぜ必要か、の問いの答えが「法律で決まっているから」になりがちです。ここからスタートすると企業としては制度自体が「必要悪」と捉えられるようになってしまいます。スピークアップ制度の必要性の捉え方を「組織と働く人、双方を守る制度」として理解することで、はじめて「血の通った制度」にすることができると考えます。
ーーでは、その課題に reLays としてどうアプローチされようとしているのでしょう?
和田: スピークアップ制度に求められることは中立性だと考えます。もちろん、社内窓口でも中立性を保った判断をしていくことは可能ですが、ポイントは、制度を利用する社員がそのように捉えられるか、という点です。社内窓口が、いついかなる時も中立的な判断で通報・相談事案に望んできた実績があり、社員から信頼を得ているのであれば弊社のような第三者窓口は不要です。しかし、日本においてはまだ浸透しきっていない制度であるが故、社内窓口が社員から全幅の信頼を得ている企業は、むしろ少数派かもしれません。
reLaysのコンセプトは、社員と組織を安全につなぐ(リレーする)ことです。組織を信頼していたとしても、「守られる絶対的な安心感」がなければ声をあげることができないこともあるでしょう。第三者機関が介在することは、社員にとって「客観的な安心感」に他なりません。同時に、こうした安心感を提供できる組織自体も「透明性の高い組織」であると言えます。
デジタル技術を活用し、匿名性を担保しながら、安全に言葉をつないでいくことで、組織と社員の双方に安心を提供する。これがreLaysの価値観です。
実績例:
・延べ利用対象者数 3,000名超/累計対応 600件超
・3か月で離職率が有意に改善 した事例あり
パーソナルについて
ーー話の方向性を変えて、和田さんご自身についておうかがいさせてください!
ーー周囲からはどんな人と言われますか?
和田:
「マニアックな人」と言われます。多分、いい意味と悪い意味で言われていると思います。人があまり掘り下げないようなことに興味を持って掘り下げたりします。若干話がズレますが、アニメなどにもハマりやすく、考察などを読むのも好きです。こちらに関してはすぐに飽きてしまうこともあるので、ライトマニアです。
ーーアニメなどもお好きなのですね!ぜひ今度おすすめ聞かせてください(笑)
ーーそれでは、逆にご自身では自分のことをどんな人だと感じていますか?
和田:
よく言えば「流れに乗る」、悪く言えば「流されやすい」タイプだと思っています。まだ、人の良いところはできるだけ盗もうと思う一方、形から入ってしまい中身が伴わず失敗することもよくあります。MBTI診断では「仲介者」、エニアグラムでは「type3」だそうです。やったらやった分だけ成果が出ることが好きです。最近では健康維持も兼ねて運動、筋トレをしていますが、わかりやすく成果がでるので続けられています。
ーーnoteのブログでも筋トレ始められたと書かれていましたね!
ーーこれから、どんな方とお仕事したいとお考えですか?
和田: 自分とは異なる考え方や性格の方です。自分にできないことができる、ない発想を持っている方とタッグを組むことで新しいものを生み出していくことができると思います。そして何より仕事を楽しめる方です。仕事と割り切ってやることも時には大切ですが、何分まだ組織が小さいので、一緒に働くメンバーは組織の雰囲気に大きく影響します。お堅いテーマを扱っていますが、楽しみながら仕事ができる方とは是非一緒にお仕事をしたいですね。
読者に向けて
ーーここまで読んでくださった読者の方に向けて一言いただきたいのですが…
ーー読者の方もいろいろな属性の方がいらっしゃると思っており、それぞれの方に向けて一言ずつお願いできますでしょうか!
経営者の方へ:
コンプライアンスは守りのコストではなく、攻めの資産です。“声が届く設計” を一緒に作り、組織の成長のエンジンに変えていきましょう。
転職・参画を検討される方へ:
reLaysは銀行発の社内ベンチャー企業として小さく速く検証し、大きな社会課題に挑むための組織です。これまでの経験にかかわらず、顧客と社会への新たな提供価値で評価される環境に身を置きたい方を歓迎します。
和田:
「声にならない想いが組織を動かす」――それは、誰かを責めるためでなく、組織と人が互いに前に進んでいくための仕組みづくりです。現場の小さな声が、組織を一歩ずつ良くしていく。その循環を、共に作りたいと思っています。
ーーお忙しい中ありがとうございました!