アローサル・テクノロジー株式会社は、「After AI 時代を生き残る」をコンセプトに、日本全体のAI・DX人材不足の解消とAI実装力向上の実現を目指している企業です。AIを用いたDX推進・研修事業や、AIメディア「WA²(ワッツ)」の企画・運営事業など、AI領域で幅広く事業展開されています。
今回は同社の代表取締役CEO・佐藤拓哉さんと、複業クラウド経由で正社員入社された広報担当・村上さんにインタビューしました。
複業から正社員で入社するまでの経緯や、複業クラウドを通じて17名の採用に繋がったマッチング術について詳しくお話を伺います。
目次
- 複業転職求人から未経験の広報を採用、納得の由とは?
- 2-3か月の複業期間からフルコミット!求人を見ただけで「マッチする」と確信した理由
- 複業こそ現場採用が重要!ミスマッチを生まないために大切にしていること
複業転職求人から未経験の広報を採用、納得の由とは?
ーーまずは、複業クラウドを導入した背景について教えてください。
佐藤さん(以下、敬称略):2024年12月に総額2億円の資金調達を行い、そのタイミングで複業クラウドを導入しました。事業拡大、そして組織を拡大するために採用を強化する必要性を感じていました。
AI時代においては、小さな組織であっても、どれだけ成果を最大化できるかが重要だと考えています。もちろん、いずれは正社員の採用も必要だと想定していましたが、まずはスペシャリティを持つ複業の方々とご一緒したいと思っていました。
数あるサービスの中から複業クラウドを選んだ理由は、コストパフォーマンスの高さです。実際、導入から現在までに17名の複業人材を採用しています。月額利用料のみで採用し放題、採用しても成功報酬が発生しないという点において、費用対効果が非常に高いと感じています。
ーー複業クラウドを通してどのような職種を募集されたのでしょうか?
佐藤:営業やコンテンツ制作者、UI/UXデザイナー、AIエンジニア、マーケターなど本当に幅広い職種で求人を公開しています。
たとえば営業職では、法人向けAI開発事業において、AI機能を含んだソフトウェア開発の相談から案件化まで対応していただける方を募集しました。
またコンテンツ制作者は、生成AIを活用できるようになる為の研修やコンサルティングサービスにおいて、カリキュラム制作を手伝ってくれる方を募集しました。
ーー今回村上さんとは広報の求人を通してマッチングされましたよね。どのような背景から募集し、採用に至ったのでしょうか?
佐藤:
会社として、広報力をさらに高めていきたいという思いがあり、広報の求人を公開しました。IPOを目指す上で、認知度向上や信頼性の獲得は欠かせないため、早期から準備の必要性を感じていたからです。
また、広報業務を内製化したい意向もあったため、その領域に強みを持つPR会社との連携をスタートしていました。一方で、プロの支援は受けつつも、内製化を進めるには専任の担当者が不可欠だとも感じていました。
そこで複業クラウド上で広報求人を掲載しました。通常の「複業求人」ではなく、複業を経て相性が良ければ正社員として登用を見据える「複業転職求人」として掲載しました。最初から正社員になることを前提にした方と出会えたらいいなと思ったからです。
ーー求人を拝見しましたが「未経験可」で募集されていましたよね。その背景について教えてください。
佐藤:固定概念がない真っ白な状態の方が、より柔軟に内製化に取り組めると考えたからです。広報経験者で既存のスタイルを持っている方よりも、経験がなくても固定概念のない方のほうがスムーズに進められると考え、「未経験可」と記載しました。
実際に村上さんと出会い、広報は未経験ではあるものの、ミスコンでの発信経験を通して、自分自身を表現する力をお持ちだったため、未経験でも大丈夫だと確信しました。
2-3か月の複業期間からフルコミット!求人を見ただけで「マッチする」と確信した理由
ーー村上さんのこれまでのご経歴や、同社の求人にエントリーされるまでの流れについてお聞かせください。
村上:
2022年に新卒で東京海上日動火災保険株式会社に入社し、営業事務として勤務していました。そんな中、ミス・ジャパンに出会い、人生を変えたいと思い「2024 ミス・ジャパン」への挑戦を決意。芸能活動に専念するため、会社を退職しました。
その後も別のミスコンに出場しやりきった中で、「これから何をしよう」と考えるようになりました。ミスコンを通して、他にはない経験を積むことができ、自分一人で仕事をしてみたいという気持ちも湧いてきました。
まずはフリーランスとして働く友人に相談したところ、紹介されたのが「複業クラウド」でした。そこで、「複業転職」「未経験可」と記載があったアローサル・テクノロジーの広報求人に出会い、興味を持ってエントリーをしました。
ーーフリーランスを志していた中で、正社員になる前提の「複業転職」というワードに惹かれたのはなぜでしょうか?
村上:
実際にフリーランスで働くとなると、当然ながら収入は月によって変動します。自分のメンタルも安定しないので、毎月決まったお給料がいただける正社員という働き方も捨てきれないなとは思っていたんです。
また、他の求人も数多く見ていた中で、自分の気質と合いそうだと感じたのがアローサル・テクノロジーの求人でした。地に足のついた姿勢が求人文面から伝わってきたのが印象的でした。
中には絵文字やビックリマークなどで明るい印象が伝わる求人もありましたが、私はそれよりも、誠実で真面目な印象のあるアローサル・テクノロジーに惹かれて、エントリーを決めました。
ーー雇用形態にかかわらず求人を見られていた中で、相性がよさそうだなと思いエントリーされたのですね。村上さんはまず複業で参画されたとのことでしたが、そこから正社員になることを決めた理由は何ですか?
村上:
裁量が大きく、挑戦を受け入れてくれる環境が整っていたことが一番の理由です。複業期間を通して会社との相性をじっくり見極めることができ、不安を感じることなく決断できました。
複業期間は2~3か月だったのですが、その時点から私自身は「正社員になる前提」だったので、週5日勤務していました。業務内容も広報の立ち上げという責任あるポジションで、やりがいも感じていました。
働く中で「自分がいないと広報が成り立たない」と佐藤さんに思ってもらいたいという気持ちが芽生え、自然と正社員として関わる決意が固まりました。
複業こそ現場採用が重要!ミスマッチを生まないために大切にしていること
ーー村上さんを含め、17名の方とマッチングされたと伺いました。複業採用において意識されている点はありますでしょうか?
佐藤:
面接は基本的に、現場のリーダーに任せるようにしています。実際に業務をお願いするうえで、スキルや相性がマッチしているかどうか?一緒に仕事をしていくイメージが沸くかどうか?を最も理解しているのは現場だからです。そのため、最終面接などの必要なタイミングのみ、人事の責任者や私も担当するようにしています。
ーー佐藤さんご自身も面接をされることがあるとのことですが、どのような点を重視されていますか?
佐藤:
私が特に重視しているのは「運が良いかどうか」と「戦略的学習力」です。
自分のことを運が良いと思える人は自己肯定感が高く、仕事にも前向きに取り組む傾向があります。また、謙虚で周りの人に感謝ができるという側面もあるため、面接では「あなたは運がいいですか?」という質問を必ずしています。
そして戦略的学習力とは、2030年に必要となるスキルともいわれていて、新しいことを学ぶ際に状況に応じて効果的な学習方法を選び、計画的に実践できるスキルのことです。AIの進化が著しい今、あらゆる情報からいち早く必要な情報を吸収することが大事だと思うので、この点も見るようにしています。
ーー勉強になります、ありがとうございます!複業クラウドをご活用されてみての率直なご意見を伺いたいです。
佐藤:
一番良いと思っている点は、採用コストの低さです。採用手数料がかからず、月額利用料のみで採用し放題というビジネスモデルは、他のサービスと比較しても圧倒的にコストパフォーマンスが高いです。
また、弊社がAIという領域で事業展開しているということも背景にはあると思いますが、エントリーも多く集まり、母集団形成で困ったことは一度もありません。
ただし、採用自体のハードルは低くても、採用後のマネジメントを怠ると、音信不通になったりフェードアウトしてしまうケースもあります。面接時にセルフマネジメント力や、コミュニケーションに違和感がないかは、必ず確認しておくべきだと感じています。
ーープロフェッショナルな複業人材とはいえ、一定数のマネジメント工数を割く必要性はありますよね。最後に、今後の展望についてお二人にお伺いできればと思います。
村上:
「広報がいたから上場できた」と佐藤に言ってもらえるような存在になるのが私の目標です。そのためにも、日々の施策に自ら積極的に意見を出していきたいと感じています。ベンチャーならではのスピード感を活かし、変化を楽しみながら、自分の力を最大限に発揮していきたいです。
佐藤:
人口減少が進む中で、公務員の複業が寛容になるなど、複業は今後さらに一般化していくと確信しています。採用する企業側、そして働く個人側が共に成長できるような仕組みや環境作りをハックして、複業クラウドとともに、新しい働き方のスタンダードを提唱していきたいと考えています。