こんにちは!株式会社2WINSの採用広報担当です 。2WINSは東京大学のある本郷を源流とし、東京大学大学院やインド工科大学出身者など世界トップクラスの技術者集団です。第2回目は、2WINSのデータサイエンスチームを牽引するマネージャーであり、東京大学「松尾研」が提供するGCI(グローバル消費インテリジェンス寄付講座)で現役講師も務める世良将之さんにインタビュー 。
「GCI修了生は、実はCEOレベルの技術力がある」そう語る彼ですが、かつては「普通の大学生」でした 。YouTubeショート動画から始まったキャリア、シンガポールでの弊社代表「小川」との出会い、そしてアカデミア研究と社会実装の決定的な「違い」について 。世良さんが自らの実体験を元に見出した、後悔しないキャリア選択について語っていただきました 。
【プロフィール】
世良将之 / データサイエンスチームマネージャー 東京都立大学情報科学科在学中、YouTubeで偶然知った松尾研が提供するGCIを受講し優秀修了生に選抜 。海外研修先のシンガポールで2WINS代表の小川と出会い、インターンとして参画 。現在はデータサイエンスチームのマネージャーを務めながら、GCIのTAリーダー・講師として後進の育成にも携わる 。2026年4月からは正式にGCIの講義にも登壇予定 。直近ではSIGNATEのコンペティションにて見事優勝を果たすなど、目覚ましい活躍を見せている 。
■ きっかけはYouTubeのショート動画。「タダならやるか」で始まった
――現在はGCIの講師も務める世良さんですが、昔から「AI一直線」な学生だったのでしょうか?
いえ、全然そんなことないですよ 。どちらかというと「成績は普通くらいの大学生」でした 。もともと高校生の頃にAIに関するYouTubeを見て「面白そうだな」と思って情報科学科に入りましたが、大学2年生まではごく普通に過ごしていました 。
転機は、たまたま見ていたライフハック系のYouTuberがショート動画で「松尾研のGCIがいいぞ、しかも無料だ」と紹介していたことですね 。「へえ、無料ならやるか」くらいの軽い気持ちで、一人でポチッと応募したのが始まりです 。
――そこから優秀修了生に選抜され、シンガポールへ 。そこで2WINSとの出会いがあったと 。
そうです 。GCIで優秀修了生に選んで頂き、その特典としてシンガポールへの海外研修に参加しました 。そこで出会ったのが、弊社の代表である小川でした 。優秀修了生10人ほどの中で、彼だけがすでに起業していて、明らかに一人だけ「変なこと」をしていたんですよね(笑) 。「2WINSでインターンやってるから来ない?」と誘われて、興味本位でオフィスに行きました 。
当時の僕は「GCIで学んだ知識やスキルを実務で試し、社会実装したい」と思っていました 。最初は軽い気持ちで飛び込みましたが、まさかここまでどっぷり浸かって、マネージャーまでやることになるとは思っていませんでした 。
GCI2025 summer 修了式(画像右側一列目:弊社CEO小川、世良)
■ 「綺麗なデータ」なんて存在しない。僕らに必要なのは“国語力”
――GCIで学んだ座学と、現場で直面した実務においてギャップはありましたか?
一番のギャップは、「問題設定が与えられていないこと」そして「データが整っていないこと」でした 。
GCIやKaggleのようなコンペの世界では、データは綺麗に整形されています 。「タイタニック号の乗客データから生存率を予測せよ」といった具合に、目的変数も明確です 。つまり、「解くべき問い」と「使うべき材料」が全て揃った状態でスタートし、あとは精度を競うだけなんです 。
でも、実務は真逆です 。「データはあるけど、何ができるか分からない」「そもそもこのデータが何を表しているのか、クライアント自身も把握していない」というカオスな状態からスタートします 。だから、モデルの精度を0.01%上げる技術よりも先に、「そもそも何を解くべきか」を定義し、「泥臭くデータを整形する」段階が一番難しく、かつ重要なんです 。
――そのギャップを乗り越えるために必要だったスキルは何ですか?
意外かもしれませんが、「国語力」です 。小川もよく2WINSのことを「国語力が高いエンジニア集団」と言うんですが、本当にその通りだなと思います 。
技術的なコードを書く力以上に、クライアントと対話して「本当に解決したい課題は何なのか」「このデータはどういう背景で生まれたのか」を引き出すヒアリング力が、この仕事ではめちゃくちゃ大事なんです 。「綺麗な問い」を解くのがGCIだとしたら、「問いそのものを作る」のが2WINSの仕事 。この転換に気づけたのが大きかったですね 。
■ 裁量権が高い環境と、CTOに気軽に相談できる近い距離感
――それでも2WINSを選び続けている理由は?
「やったことがない領域に、丸ごと挑戦できる環境」だからです 。普通のインターンだと「データ分析だけ」とかタスクが切られていますが、2WINSは違います 。実は僕、入社直後に任されたのは「Webアプリ開発」でした 。GCIではAI領域しかやっていなかったのに、Web開発なんて未経験です(笑) 。それでも、必死に勉強して合わせにいきました(笑) 。
――入社早々、大きな仕事ですね 。不安はありませんでしたか?
不安はあまりありませんでした 。それはただ放置されるわけではないんです 。ここが重要なのですが、分からないことがあれば、気軽にCTOに直接質問できるんです 。
「ここが詰まりました」って言えば、秒で答えが返ってくる 。「実力主義だけど、聞けば全力で助けてくれる」 。この安心感があるから、未経験の領域でもビビらずに飛び込めます 。結果として、データサイエンスだけでなく、エンジニアリング全般のスキルが爆速で身につきました 。
■ GCI受講生へ。「少し肩の力を抜いて、一歩踏み出してみて」
――現在はGCIの講師として、多くの受講生を見ていらっしゃいます 。彼らに伝えたいことはありますか?
僕はオフィスアワーも担当しているのですが、そこで感じるのは「みんな優秀なのに、足踏みしている」ということです 。
松尾先生もおっしゃっていましたが、GCI修了生はCEOレベル、優秀修了生はCTOレベルの技術ポテンシャルがあります 。でも、皆さん自分の実力を客観視できる賢い人たちだからこそ、「自分はまだ実務レベルではない」「もっと準備してから・・・」と躊躇してしまいます 。
GCI講師として、そして現場のマネージャーとして伝えたいのは、「もっと気楽に飛び込んでみても大丈夫だよ」ってことです 。
実務の方が目的が明確ですし、チームでコミュニケーションを取りながら進められるので、むしろ孤独に戦うGCIの課題より精神的に楽だと思います 。だから、理屈で考えすぎずに、まずはチャレンジしてみる 。そうすれば、「なんだ、意外といけるかも」と実感する方が多いはずです 。根性と気合いさえあれば、GCIの知識レベルで十分に適応できます 。
GCI2025 summer 修了式
――最後に、未来の仲間へメッセージをお願いします 。
2WINSは、プロフェッショナルな技術者でありながら、気さくで話しやすいメンバーが集まっています 。GCIやDeep Learning基礎講座を受講し、知識やスキルは習得したものの、実践できる場がなく、2WINSに来て活躍しているメンバーも多数います 。また、地方からのフルリモートで参画しているメンバーもおり働き方は柔軟です 。
「GCIで学んだ知識をどこで使おう?」と迷っているのなら、ぜひ2WINSに挑戦してみてください 。想像しているよりずっと楽しい「実装の世界」が、ここにはあります 。
近日中に、世良さんとGCIやDeep Learning基礎講座出身の2WINSメンバーとの対談記事も公開予定です!