遠く離れたナイジェリアで、日本の“もうひとつの姿”を見た
先週、私はナイジェリアに行きました。
アフリカ最大級の経済規模を持つこの国で、街の空気は熱気に満ちていました。
ナイジェリアでは政策金利27%、銀行金利17%、マイクロファイナンスの年利は驚異の80%。それでも急成長しているFintechがいくつもあり、月2万円ほどを小さな店舗に融資してビジネスを支える。
一方で、資金調達して地方にまで拡大したマイクロファイナンス事業者は貸し倒れで苦しむ現実もありました。生き残っているのは、Uberなどの仕事とセットにした融資や、コミュニティ単位で連帯責任を持つ金融モデル。そして、走行10万km超えの中古車が当たり前に売れる市場。
実は、この構造は日本にもある
「こんな世界は、新興国だけの話じゃない」
実は、僕らが暮らす日本にも同じ構造が存在しています。
日本のラストマイル市場(軽貨物配送)では、配送員の多くが業務委託契約。私たちのサービス経由でも、ファクタリングや前払いサービスを利用する方は多く、その利率を年利換算すると50%を超えることもあります。軍資金がない状態から軽貨物ドライバーになるためにカーリースを活用するケースも一般的です。そして、10万km超えの軽バンがジモティーやメルカリで普通に流通している。
距離にして約13,000km離れたナイジェリアと日本。
けれども、物流と金融が交差する現場の構造は驚くほど似ているのです。
207株式会社が挑む「トドク便」
私たち207株式会社は、2020年から配送員向けアプリと物流会社向けSaaSを提供し、2万人以上の配送員ネットワークを築いてきました。このネットワークを基盤に、全国規模で急速に展開しようとしているのが「トドク便」です。
目指すのは「いつでもどこでもモノがトドク世界」。
物流を洗練させることの延長線上に、その未来があると信じています。そしてまずは、日本の市場で圧倒的なインパクトを出し、その力を次の舞台へ広げていきます。
大阪支社の立ち上げを起点から、日本全国へ拠点を急ピッチで展開
今、その挑戦を加速させるために「大阪支社」の立ち上げを行っています。
ゼロから拠点をつくり、全国展開の一翼を担う。営業、配送員サポート、時には想定外のタスクも一緒に楽しめる──そんな仲間を探しています。
遠く離れたナイジェリアで見た構造は、日本のすぐ足元にもあります。
だからこそ、この課題を解決するための挑戦は、地方拠点から始まるのです。
大阪から全国へ、そして世界へ──その第一歩を一緒に踏み出しませんか?