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【社員インタビュー vol.2】「働く環境や家族と過ごす時間が、僕にとってすごく大事」。転職しワークライフもプライベートも充実

第2回は、社内でみんなに可愛がられているキャラクターの福本耕平さん。どんなお仕事をしているのでしょうか?

◆社員 福本耕平さん/営業・アニメーション事業担当・27歳(取材時)

奈良県奈良市出身。営業のほかに新規事業のアニメーション事業も担当する期待の新人。いじられ愛される一方で、社長から「たまにこちらの質問と答えが噛み合わない…」と心配される一面も。

◆担当ライター 小久保よしの/フリーランス編集者・ライター

埼玉県所沢市出身。移住先を探すため6年かけて全国各地をまわり、2017年に「奈良だ!」と東京から移住。本名である名前の由来は奈良・吉野の地名で、勝手に縁を感じている。

家族ができることを考え、腰を据えていられる仕事を求めた

小久保:まず前職について教えてもらえますか?

福本:パーキング事業をしている会社に入社して、2年数ヶ月勤めていました。そのうち約半年は研修で大阪にいて、名古屋へ異動して1年半ほど新規店舗の立ち上げに関わったんです。

その後、レンタカー事業をしている大手企業に入社して、そこも約2年ですね。大阪と広島で働きました。

小久保:事前資料で「前職は自分のやりたいようにはできない仕事だった」と、うかがいました。

福本:はい。実は、ちょっと理不尽さもあって。うちの店舗内の情報について他店舗の人から本当のことを教えてもらったり、「これ今日までにやっといて」って突然言われた仕事が、1週間前から決まっていた仕事だったり。

あと、入社してから分かったのですが異動の頻度が思ったより多かったんですよ。当時先輩たちを見ていて、奥さんが臨月やのに単身赴任せなあかんケースが当たり前で、僕には厳しいなと思って。多少収入が下がっても、新しい家族ができることを考えると、家族との時間を大切にできて、ずっと腰を据えていられる仕事を求めていたのです。

小久保:大変ですね、そういう環境で働くのは。(事前資料を見て)「自分の意見がなかなか通らなかった」というのも、パーキングの会社ですか?

福本:それはレンタカーのほうです。完全なトップダウンっていう感じやったんで、「理由はない、上から言われたからやれ」といった感じで。この会社も異動が多くて転職しようと決め、2020年春に退職しました。7月から『JITSUGYO』に入っています。




地元の奈良で、働きやすい環境の仕事に出会えた

小久保:どうやって『JITSUGYO』の仕事を見つけたんですか?

福本:求人サイト「Indeed」です。

小久保:決め手は、異動がないということ?

福本:はい、奈良でずっと働きたいなと思っていたんで、それが実現できる職場だというのと、僕は両親が奈良県の職員なんですけど、『株式会社JITSUGYO』は県庁関係の仕事も手掛けていて、地元ではよく知られている会社ということも大きかったですね。

それと、ここの建物の場所を下調べして来てみたら、キレイやなぁっていう感じで(笑)

小久保:かっこいい社屋ですもんね!



福本:あとは、営業ができて、ちょっと新しいことができてっていうバランスというか、そういうところをずっと探してたんです。

小久保:今は既存営業とアニメーション事業、仕事が二つあるんですよね? そういう意味でぴったりですね。

福本:大きく分けるとそうです。印刷のことを覚えながら県内の自治体や学校関係の営業を中心にやって、さらに、お客様の営業活動を効率化するためのアニメーション事業も担当しています。

小久保:アニメーション事業のことは後で詳しくお聞きしたいんですが、実際に入社してみて、働きやすさはどうでしたか?

福本:働きやすい制度が整っていますね。

小久保:具体的にいうと?

福本:実は先週子どもが生まれたんですけど…

小久保:わ、おめでとうございます!

福本:在宅ワークを選んだり(そのための設備を支給していただいたり)、フレックスタイムを利用して保育園の送り迎えをしたり、直帰して作業したりとか、そういう今後の融通を考えると、今のこの環境やったら仕事がしやすいかなと。


飛び込み営業の結果、自社商品1万枚が売れた!

小久保:営業では、どういう仕事を担当しているんですか?

福本:一つ例を挙げると、弊社ではコロナ禍を受けて、抗菌加工した使い切りのマスクケース「ぴっとinマスク」を作っています。二つ折りのケースで、食事の時など、マスクをちょっと外すときに入れる弊社のオリジナル商品です。



2020年12月頃、桜井市役所に飛び込み営業に行ったところ、「ちょうど忘年会シーズンになるので、桜井市交通対策協議会が飲酒運転の防止を啓発したい」というお話で、桜井市に1万枚買っていただけることになりました。

小久保:わぁ、すごいですね。

福本:マスクケースにはロゴなどが入れられるので、そのときは「STOP!飲酒運転」の文字と、県立桜井高校の生徒さんがデザインしたキャラクターなどを入れ、駅前のロータリーや桜井市内の飲食店で啓蒙として配布してもらいました。

小久保:いいお話ですね。


アニメーション制作を進行する手配や準備を担当

小久保:アニメーション事業は入社後から始まったんですか?

福本:JITSUGYOでは僕の入社前の2020年2月からアニメーションのオンラインセミナーを定期的に実施し集客をしていました。その後、新型コロナウイルスの流行し、一気にサービスが広まったという状況です。

小久保:業務はどのように進めていくんですか?

福本:お客様から「会社案内や商品紹介のアニメーションをつくりたい」とご要望を受けた後、アニメーションの使用用途や伝えたいターゲットをヒヤリングし、弊社オリジナルのテンプレートを提示します。そしてお客様側でそのテンプレートに沿ったシナリオを考えていただきます。

ちなみにネット経由の受注なので、既存営業とは違って、ほとんどが奈良県外のお客様で、納品まで全てオンラインミーティングで行います。

僕はいただいたシナリオを確認し、ターゲットがこのシナリオを聞いたらとどう思うかなと想像し、必要ならそのターゲットと同じペルソナに確認したりして「このように表現した方が伝わりやすいですよ」等の提案をした後、音声を吹き込むナレーターの手配とアニメーションをつくるクリエイターの手配をして、納品までのスケジュール管理をします。

僕の自己紹介アニメーションも自分自身で作成しました。お客さんとアニメーションの話するときに「これを参考してくださいね」って伝えると理解してもらいやすいですね。

小久保:なるほど。

福本:それとは別に、弊社に完全丸投げのプラン「伝わるアニメーション」も用意しています。

そのプランには僕とは別に専用のディレクターが担当して、お客様からヒアリングして一からこちらでシナリオを作成し、最適なナレーションとアニメーション制作対応します。まさに“丸投げ”ですが、非常に顧客満足度が高いサービスで、一部上場企業様からのご注文もいただいています。


経験や知識を生かして、いろいろな業界と絡んでいきたい

小久保:社風や雰囲気はどうですか? 前職ではちょっと苦労されたというお話がさっきありましたけど。

福本:上司になんでも聞きやすい雰囲気ですし、決裁スピードがとにかく早いですよね。(前職では)東京にいる部長さんにハンコ押してもらわないと進まない…とかありましたし。



小久保:あぁ、なるほど。やりたいこともやりやすい環境ですか?

福本:まだチャレンジできるまでのレベルに達してないですけど、やりたいことができる環境だと思います。

前職の経験から、自動車のリース制度や保険の契約とか、小難しいので敬遠されがちな内容が多いので「3分で分かる!●●制度」といったタイトルで、簡単に説明したいですね。

小久保:一般の人が知らないことを、アニメーションで伝えるという?

福本:そうですね。パンフレットやポスターなどの紙媒体に加えて、補足的にアニメーションで説明できるような仕組みにしたいです。紙媒体自身にはその良さや特性があるので、アニメーションでそれを補う役割を果たせば、もっと普及するサービスってあると思うんです。


「つくって終わり」じゃない。その先が大切。

小久保:小学校から大学まで野球をやっていらしたんですよね。

福本:はい。今も関わっています。地元の中学校の、自分がいたクラブチームで小学生に野球を教えたり、自分もプレーしたりしています。

小久保:じゃあ土日はご家族と過ごしたり、野球をしたり。

福本:そうですね。野球もいつか仕事で絡めたいですね。営業先の1つで県内のバッティングセンターで、野球教室をしていて、スポーツ店でもあるところがあるんですが、いつか広報などでお手伝いできたらいいなと思っています。

私自身、野球を通じて成長させてもらったので、今度は実際の仕事を通じて、奈良の野球業界になんらかの形で恩返ししたい気持ちは強いです。

小久保:仕事でやりがいを感じるのはどういうときですか?

福本:今までの印刷業界では、デザイナーが(デザイン的に良い)広報物を「つくって終わり=つくることがゴール」というケースが通常だったと思うんですよ。



僕はそれで終わりにしたくなくて、伝える形や伝え方をバージョンアップし続けたいんです。

小久保:たしかに、それがとても大事です!

福本:あと前職では災害復旧や復興支援事業にも携わっていて、もちろん大事な仕事ではありましたが、誰かの不幸が起因して仕事になっている部分がありました。今の仕事は突き詰めれば、“情報をあらゆる媒体(紙媒体・WEBサイト・アニメーション動画)を使って、最高のタイミングで、最適なターゲットに、最も効率良く伝えるサービス”です。いわば、世の中を良くする仕事です。その部分でもいいかもしれないですね。

またこれらのマーケティング技術も日進月歩なので、日々勉強しなければならないところに大変さと同時にやりがいを感じます。

小久保:人をより幸せにしていくお仕事ですね。今日はありがとうございました。



(取材後記)

マイペースな福本さん。カメラマンの「手に動きをつけて」という要望にトライしたものの「むずかしいですね(苦笑)」と正直に話す姿も印象的でした。独特な言葉選びの返答の裏に、芯のある考えが垣間見えて、頼もしさも感じました。

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