インフォバーンで働く社員へのインタビュー企画。今回は多様な案件でデザイナー/アートディレクターを務める鈴木里佳(すずき・りか)さんに、同じ事業部所属のコンテンツディレクター・岡本がお話を聞きました。
「戦略面からデザインに携わりたい」という想いをもとに、2023年に初めての転職をした鈴木さん。インフォバーンは来年2027年の1月で4年目になります。
デザイナーからアートディレクターへのキャリアアップの過程や、日々のインプット習慣、未経験の領域もおもしろがるインフォバーンならではのカルチャーなどについて、お届けします。
【目次】
- 「より上流から、課題解決の戦略を考えデザインしたい」と、はじめての転職でインフォバーンに入社
- デザイナーからアートディレクターへのキャリアアップ
- アートディレクターとして0からブランドをつくる楽しさと、案件を通した成長の実感
- スキルアップのために習慣化している、日常的なインプット
- インフォバーンのデザイン職に必要なのは、未経験の領域でもおもしろがれる姿勢
「より上流から、課題解決の戦略を考えデザインしたい」と、はじめての転職でインフォバーンに入社
東南アジア旅行が趣味の鈴木さん。定例ミーティング後、社員同士でオフィス近くのタイ料理店に行くことも
──インフォバーンは2社目だそうですね。美大でUXデザインを学んだ後、新卒でデザイン制作会社に入社し、1年間ほど金融系アプリやサイネージなどの情報設計を経験したと聞きました。どのような経緯で転職を決めたのでしょうか?
大学時代から「課題を見つけ、解決するための戦略を考えデザインすること」に関心がありUI/UXデザインを学んでいて、4年生の途中から1社目のデザイン制作会社でインターンをしていたんです。インターン中には、アシスタントデザイナーとして先輩デザイナーのお手伝いをするかたわら、クライアントへの企画提案なども経験させてもらいました。
そしてそのまま新卒として正社員入社したのですが、コロナ禍の影響でオフライン施策を実施するクライアントと直取引する案件が減少してしまったのです。代理店経由の業務の比重が高まったため、「もっと上流から、何のためにつくるのかを考えたうえでデザインがしたい」と感じ転職を決意しました。
──大学時代から、デザインの機能や位置づけに対する関心も強かったんですね。
はい。インフォバーンの面接でも、執行役員でアートディレクターの上野菜美子さんに「何のためにつくるのかを考えたデザインがしたいんです!」と繰り返し話していた記憶があります。
──インフォバーンに入社を決めた理由は?
クライアントワークで新しいことに挑戦しつづけられること、グループ会社のメディアジーンが自社メディアを保有していて事業として幅があることに魅力を感じました。
デザイナーからアートディレクターへのキャリアアップ
──インフォバーンに入社して、最初はどのような業務に携わりましたか?
入社当初はデザイン業務が中心で、先輩のアートディレクターが制作したWebサイトの運用や、社内向けの案件を担当していました。デザイナーとして経験が浅い段階での転職で不安もありましたが、先輩の仕事の進め方やマインドセットを間近で見ながら、自分自身もなるべく多くの実践経験を積むことを意識していましたね。「自分も早く先輩方のようになりたい」と思いながらさまざまな案件に挑戦し、できることを少しずつ増やしていきました。
──現在はどのような業務を担当していますか?
デザイナー業務の他、最近ではアートディレクターを兼務することも増えてきました。
デザイナーとしては、BtoC向けオウンドメディアの運用や新規LPのデザイン、グローバルイベント「TechGALA Japan」でのサイトデザインや会場装飾、ノベルティの制作などを担当しています。また、グループ会社であるメディアジーンの自社メディアの運用・サイト改修にも携わっています。
──デザイナーとアートディレクターの仕事には、どのような違いがあると感じていますか?
デザイナーが「手を動かしデザインをする役割」であるのに対し、アートディレクターは「手を動かすまでの思考や準備をすべて担う役割」だと捉えています。アートディレクターは、クライアントとビジュアルの方向性を定義し、予算やスケジュールを管理して、外部のデザイナーやイラストレーターをアサインするなど、プロジェクト全体を見渡す必要があります。
とはいえ、デザイナーとの違いを具体的に実感できるようになったのは、インフォバーンに入社してからなんです。学生時代から「ゆくゆくはアートディレクターを目指さなければ」という意識はあったものの、そこに必要なスキルはあまり具体的に想像できていませんでした。しかし今は、インフォバーンの先輩方からのフィードバックを通じて、クライアントから合意形成を得るための具体的な情報整理や提案のスキルを学んでいます。
たとえば、「クライアントに“Yes”と言ってもらえるような提案の方法」もその1つです。提案の際には、本命の案を含め方向性に幅を持たせた3案を用意し、それぞれの特徴や違いを明確にすることで、クライアントが比較・検討しやすいように情報を整理し、納得感のある合意形成につなげていくノウハウを学びました。
昨今はAIでもデザインをつくれるので、人間がやる意味を生み出すためには、説得力のある説明や合意形成を経て、成果につながるものをアウトプットするスキルが必要だと感じています。
アートディレクターとして0からブランドをつくる楽しさと、案件を通した成長の実感
──今までで特にやりがいを感じた仕事は?
アートディレクターとしてやりがいを感じたのは、オウンドメディアのビジュアルガイドラインをゼロから策定した案件です。明確な正解がないなか、クライアント内に散らばっているイメージを拾い集めてすり合わせ、言語化しビジュアルに落とし込んでいく作業でした。
具体的には、写真のイメージや記事サムネイルのデザイントーンにおいて、共通認識と個人の捉え方にズレが混在していることが課題でした。そこで写真は、参考イメージを分類して選定基準を明確にし、サムネイルは過去の制作物を振り返りながらブランドらしいトーン・マナーやカラートーンを検証・定義。その結果、担当者や制作者が変わっても一定の品質とブランドの世界観を維持できる、再現性のあるガイドラインを作成することができました。
ビジュアルを「つくる」というより「考える」作業が多く、初めての経験ならではの難しさはありましたが、ブランドを体現するようなアウトプットができた達成感があり、自分のスキルアップにもつながりましたね。
また、現在進行中のクライアントの営業用ボードゲーム制作の案件も印象深いです。アートディレクターとしてスケジュールや予算を管理し、イラストレーターの手配などを行っています。別の案件でもデザイナーとしてボードゲーム制作に携わったことがあったのですが、今回はアートディレクターとして全体を指揮する形で関わっているんです。
テストプレイ結果によるスケジュールの引き直しや、契約書や請求書などの社内申請の多さに苦労することもありますが、これまで先輩たちがやっていたアートディレクターとしての動きを自ら経験することで、着実に自分のできることが増えている実感があります。自分が提案したデザインの方向性がすんなり通り、だんだん形になっていく過程にとてもわくわくしますね。
スキルアップのために習慣化している、日常的なインプット
――デザインスキルや知識をアップデートするために、日常的に習慣化していることはありますか?
日頃からいろいろなものを見てインプットして、引き出しを増やすようにしています。具体的には、Instagramでデザイン情報に特化したアカウントをフォローし、文字の加工方法やデザインのトーン、表現手法のショート動画などを毎日流し見しています。
また、優れたWebサイトが集まるアワードサイトを定期的にチェックすることも習慣です。「今はこういうサイトが流行っているんだな」「自分がつくる時にもこういうトーンを取り入れたいな」とストックしておくようにしています。
他にも、Figmaの新しい機能やプラグインが出たらまずは触ってみたり、業務で表現したいことがPhotoshopでうまくできなかった時、すぐにつまずいたポイントを調べて試してみたり。デザイナー同士の定例ミーティングで先輩方とも情報共有しながら、日々の業務に直結するような実践的なインプットも心がけています。
インフォバーンのデザイン職に必要なのは、未経験の領域でもおもしろがれる姿勢
――インフォバーンのデザイン職には、どんな要素が求められると思いますか?
デザインに限らず、幅広い領域に興味を持ち、新しいことや未経験の領域でもおもしろがって挑戦できる姿勢だと思います。ボードゲームの案件もそうですが、会社でだれもやったことがないアウトプットを求められることも少なくないんです。そうした際に「楽しんでつくれる人」は強いですね。
また、インフォバーンは先輩たちが熱心にフィードバックをくれる環境です。私がガイドライン策定で行き詰まった際も、上長に相談したことで視点が整理されて前に進むことができました。常に勉強熱心な方が多いので、自然と自分もインプットを増やしてスキルを上げようと思えます。
――今後の目標は?
ページ数の多い大規模なメディアサイトの構築や、動画撮影のアートディレクションにも挑戦してみたいです。また、「TechGALA Japan」のような大型イベントのアートディレクターとして、全体を成功に導けるようになりたいですね。
――最後に、求職者へのメッセージをお願いします。
インフォバーンは、多様な案件があり、何でも楽しんでデザインできる人にとってはおもしろい環境だと思います。デザイナーとしての経験がまだ浅くても、上流から考える力を伸ばしたい方、新しいことに挑戦してみたい方は、ぜひカジュアル面談を申し込んでみてください。