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日々、制作物の進行管理やお客様の対応をしていると、思ってもないような出来事にでくわすことがチラホラあります。
「え? それはワタシに聞く内容?」
「え? それもワタシの仕事なの?」
それは、業務やサービスの範囲なのかどうか迷うようなご質問やご依頼などです。
そう言えば、サンタクロースはどうして子どもたちにプレゼントを贈ろうと思い立ったんでしょうか。
話が逸れました。
あ、どうもラシンの道原です。
主な業務はホームページ制作
自分はカスタマー部門で、主な業務は公開後のホームページに関するお客様サポートになります。
その他に、ディレクターは情報整理と全体設計、デザイナーはお客様の描く世界観やエンドユーザーに伝わりやすいWEBデザイン、ライターは魅力的で分かりやすい文章を、コーポレートは円滑な契約や支払いなどの体制面を整えます。
それぞれが自分の専門領域に対して、日々粛々と動いています。
ホームページ制作だけではない
しかし、現実は単純に“ホームページを作って公開するだけ”では終わらなかったりします。
我々が向き合っているのは、地方の中小企業や個人事業主の方々がほとんどです。だからこそ、お客様のWebリテラシーやIT環境などには本当にひろーい幅があります。
そもそもPC操作に慣れてない方、メールの受信や設定がうまくいかない方、スマートフォンのLINEって何?とおっしゃる方……。
「えっ、そこから?」と思う場面もあったりしますが、それも私たちの現場では“日常”です。
最初の頃は、それって本来の業務範囲ではないのかも?とか戸惑うこともあるかもしれません。
でも、弊社のVISIONである「地方の中小企業を支える」。
それを考えたとき、“支える”という言葉には「分かりやすく伝える」「一緒に整える」「寄り添う」といったコミュニケーションが含まれている気がします。
会社の文化がそこにあらわれる
ある日、お客様からの電話でこんなお問い合わせがありました。
「メールがうまく送れないんです」というご相談を受け、内容をよくよく伺うと、送信先のアドレスが、@以降がyahoo.ne.jpのところがyahoo.co.jpになっていました。
ほんの小さなタイピングミスですが、相手にとってはメールが送れず、仕事の進捗が進まなくなるほどの問題。
その場で一緒に対応して
「これで大丈夫ですよ」と伝えると、
「ありがとう!こんなことお願いしていいのか迷ったんです…。」
と心底ほっとされていました。
お客様の課題を解決するために必要なことなら、そこに関わるのが「ラシンのお仕事」なんだろうなと感じる瞬間でした。
サービス範囲や専門領域に線を引くことも大切ですが、ラシンのメンバーには「線の向こう側」に柔軟に踏み出せる人が多いように感じます。
その姿勢は素直に「いいチームだな」と思います。
確かな糧となる
社内を見渡すと、本当に細やかにフォローをしているメンバーをよく見かけます。
- zoomやmeetなどのオンラインMTGの操作方法を丁寧に解説してあげる。
- 写真を撮りたいお客様に、スマホでの簡単な撮り方をレクチャーしてあげる。
- 「おしゃれな感じで」など抽象的な要望に対して、ラフ案を複数用意して明確化していく。
上記のような一歩踏み込んだ柔軟な対応は、
どれも“直接的な利益には繋がらない”行動です。
しかし、こういう積み重ねが信頼を生み、結果として制作の質や次への受注にもつながっているような気がします。
何かできそうなことを意識する
私自身、これまで、たくさんの誰かの「気遣い」のギフトに助けられてきました。
想像以上のフォローをしてくれた同僚・先輩、失敗した時に笑顔で対応してくれたお客様。どれも“仕事の範囲”では測れない温かさや人間味を感じました。
これは仕事だけに限った話ではなく、
そういった「相手の想像の+1」ができる人でありたいです。
ほんの少しの想像と、ささやかな行動なのかもしれませんが、そういった行動を自然に、さらりと行うことは簡単なことではないような気もします。
「何かできそうなことを意識する」。
それを積み重ねていくことは、自分の人生にとってもきっと「+1」になっていくはず。そんな「気遣い」を、これからひとつでも多く、誰かに贈っていきたいものです。
それでは、またごきげんよう!