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いずれは会社を牽引できる人材に。ラングの新卒1期生が語る、考古学×ITの世界で挑戦したいこと

株式会社ラングは2003年に創業した岩手大学発ベンチャーです。考古情報デジタル処理会社として、先端技術を活用した埋蔵文化財の形状計測を手掛けています。

「誰もが簡単にアクセスでき、理解できる情報」にすることをミッションに、最先端の3Dデジタル技術を駆使し、新時代の考古学を創るため日々奮闘しています。

今回は、当社の新卒1期生として2023年4月に入社した清水さんにインタビューを実施。入社の経緯や仕事のやりがいを語ってもらいました!

プロフィール

清水 晴哉(しみず はるや):大学で考古学サークルに所属し、遺跡発掘などを経験。考古学にエンジニアという側面で携わりたいとの思いから、2023年4月ラングに新卒入社。現在はプログラミングの勉強を進めながら、3Dスキャナ『SOMA』のメンテナンス作業などに従事している。

考古学サークルで経験した遺跡発掘の面白さ

――清水さんは2023年4月に、ラングの新卒1期生として入社されました。まずはご自身の就職活動を振り返っていただけますか?

大学での研究テーマはジェンダー論で、特にプログラミングの経験などもなかったのですが、就職を考えたときに「縁の下の力持ちとして土台を作る仕事がしたい」という思いから、エンジニアを目指すようになりました。

特に社内システムの構築に携わる仕事に就きたいと思い、IT系の企業を多数調べるなかで、学内の就職サイトでラングを発見しました。

実は大学時代、考古学サークルに所属していたんです。そうした背景もあり、「考古学×IT」の事業を展開するラングは私の目にとても新鮮に映り、ぜひ入社したいと考えました。


――考古学サークルではどのようなことを行っていたのですか?

博物館の訪問や、大学の敷地内にある遺跡での発掘作業などです。

幼いころに恐竜の化石に興味を持っていて、また未知の事柄に挑戦することが好きな性格なので、「発掘体験」ができるという勧誘に迷わず飛び込みました(笑)。

縄文時代の土器のかけらなどの発掘と遺物上げ(発掘地点を記録すること)、授業で遺物を洗う作業を経験しました。当時どのような人たちがいて、どんな生活をしていたのかを想像しながら掘るのがとても楽しかったですね。


――サークル時代、当社のPEAKITやSOMAの技術についても知っていたのですか?

いいえ、まったく知りませんでした(笑)。むしろ考古学全体はアナログなものだと思っていたので、ラングの技術を知ったときは率直に驚きました。

面接では学生生活の軸となる活動を深掘りしてもらえた

――ラングに初めて訪れたときの印象を教えてください。

私は東京生まれの東京育ちなので、東北地方を訪れたのも実は当社の面接がはじめてだったんです。岩手に降り立った時の街の雰囲気のちがいが特に印象に残っています。

面接では役員の方々と話をしましたが、自分の学業の軸となる卒業論文に関する話を深掘りしてくださったのがとても嬉しくて。研究内容だけでなく、取り組み姿勢やプロセスもきちんと評価してもらえたことで、ますます入社意欲が高まりました。


――入社前、不安に感じていたことはありましたか?

入社準備のオンライン教材や、考古学サロンの講演動画を用いた課題などを用意いただいていたので、社会人になることへの不安はそこまでありませんでした。

どちらかというと、知らない土地で初めて一人暮らしを行うプライベート面での不安や、未経験でプログラミングを行う不安が大きかったです。ただ、プログラミングに関しては、会社から「入社後に1からじっくり育てていく」という方針を伝えてもらっていたので、心強い部分もありました。

仕事のポリシーは「報連相+“謝”」

――現在はどのような業務に取り組んでいますか?

考古学の基礎的な知識やPEAKITの使い方などを勉強しながら、常務の千葉のもとで技術について1から学んでいます。

入社から2か月ほど経ち、現在はSOMAのメンテナンス作業にも携われるようになりました。具体的には、機器のパーツの交換作業など、ハード面での対応を中心に行っています。


――日々の業務のなかで、特に意識していることは?

「報連相+“謝”」をしっかりと行うことです。

これは学生時代のアルバイトの経験が元になっているのですが、わからないことをうやむやにせず、しっかりと聞くこと。また、お礼や謝罪の気持ちをきちんと言葉にしながら、社内外を問わず丁寧なコミュニケーションを図るよう意識しています。


――入社前後で、イメージのギャップなどはありましたか?

プログラミングに限らず、いろいろなことに挑戦できる仕事である点が、いい意味でのギャップでした。実機(ハード)に触れられる機会も多いですし、ソフトの開発にも携われる。また、並行して考古学の知識も磨くことができるという点で、学際的な面で成長できる魅力があります。

私自身も浅く広く、いろいろなものを組み合わせて考えることが好きなので、自分に合っている職場だと感じます。


――会社からはどのような期待をされていると感じますか?

私が当社の新卒第1期生ということもあり、いずれは自分が組織を牽引できる人材になることが求められていると思います。現状、まだまだ知識も経験も足りていませんので、期待に応えられるようにスキルを磨いていきたいです。

裏方として考古学を支える人材を目指したい

――清水さんが感じる、ラング社の魅力は?

私のような新入社員の話でも、しっかりと受け止めてくれる雰囲気がある点が魅力です。もちろんわからないことがあれば相談にも乗っていただけますし、勉強の方法や進め方についても自分の希望を聞いていただくことができます。

たとえばプログラミングの勉強に関して、自ら学習サイトや書籍を見つけ、“このような勉強をしたい”と会社に伝えたところ、やってみようということで後押ししていただけました。

また、パートさんを含め社員同士のコミュニケーションが活発な職場ですので、近い距離で情報を共有しながら仕事を進められる点も当社の特長だと思います。


――今後の目標を教えてください。

まずはプログラミング言語をしっかりとマスターし、資格の取得を目指していきたいです。そのうえで、ソフトウェアの開発を任せてもらえる人材になることが目標です。

理想とするのは、上司の千葉さん。まさに考古学に対する深い知見をもちながら、開発者としても高い技術を発揮できるエンジニアになりたいですね。その結果として、最終的には会社の事業の根幹に関われる人間になれればと思っています。


――ずばり、清水さんにとっての「考古学」とは?

奥が深い学問だと感じます。まだまだ知らないこともたくさんありますし、学ぶべきことも多々あります。

特に石器実測に関する勉強を深め、「裏方」として考古学に携わる方々を支える役割を果たせればと考えています。


――まさに先ほどのお話にあった「縁の下の力持ちになりたい」という思いにつながるのですね。最後に、清水さんとして今後どのような人と一緒に働きたいですか?

たくさん質問してくれる方がいいですね。

現在の私も、自分から上司に確認するスタイルで仕事を進めています。もちろん指示をいただく場面もありますが、当社では特に主体的に考え、動ける人が求められていると感じます。

新しく入社されるみなさんも、ぜひ疑問や意見をどんどんぶつけてきてください!

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