私が大切にしているのは、陽転思考です。ポジティブシンキングともいわれますが、これは「みんなげんきに」「とにかく笑顔で乗り切ろう」という話ではありません。

考え方です。例えば、道を歩いていて大きな石に躓いて転んだとします。そのときにどう考えるか？

A：「誰だこんなところに大きな石を置いたのは！！（怒）」

B：「道を歩いていると、こんな石があることを教えてくれた！次は気を付けよう」

とか、

とあるお客様が明らかにこちらが悪くないクレームを言ってきました

A：「あのお客さんは本当にやっかいで嫌な人だ！付き合いたくない」

B：「難癖をつけられる隙を作った自分にも問題がある。次は隙をつくらないようにしよう」

2つの例がともに共通するのは、Aは感情的他責になっていて、次も同じことが起こりえます。Bは自分にベクトルを向けて、何か問題点はなかったのか？改善点はなかったのか？を冷静に考えることで、同じことを回避する行動に移ることができます。

どんなときにも自分にベクトルを向けて、改善点はないかを常に考えて行動をする方が、自分自身を楽に、そして幸せにすることができるのです。