広報 桑原がアクシスで働く仲間を紹介するAxisヒトモノガタリ。
オープンプロダクト事業部のインタビューが続く中、
久しぶりのシステムエンジニア。
しかもエンジニアをまとめるリーダーに話を聞く機会に恵まれた。
多くの知識と経験から「博士」と呼ばれるシステムエンジニアに
自社プロダクト誕生までの道のりや多国籍なメンバーとの
仕事についても話を聞きました。

勝又 誠 システムエンジニア
オープンプロダクト事業部の技術部門を担うエンジニアをまとめるリーダー。自社プロダクト「太陽光発電監視計測システム」の設計開発者であり、保守対応をメインに部門全体の技術面全般の監修等を担う。

ゼロから育てた自社プロダクトは、今や我が子同然
勝又が担当するのは、Axisの自社プロダクト「太陽光発電監視計測システム（以下、SPV）」の保守対応業務。SPVのソフトウェアの設計開発を担当していたこともあり、全般的な技術面の監修やソフトウェアのバックアップも含め、トラブル時には技術面の最終的な対応を担う最後の砦といったところ。さらに、その知識と経験で部署内の技術的な相談、最終のシステム確認にも対応する、まさにスペシャリストである。
SPVをリリースして7年が経過した今、SPVにはまるで我が子のような愛着があるという。このプロジェクトのスタートには開発をはじめ、社内のあらゆる部署のメンバーがそれぞれの得意とする分野で知識と技術を出し合ってきた。お客様から「見やすい」と評価いただけるのは、手掛けてくれたデザイナーのおかげと、SPVを世に出すまでの日々を懐かしく語る勝又の表情はとても充実していた。

エンジニアの中では「スペシャリスト」と言われる勝又にも、どれほど経験を積んでも難しいと感じることはある。システムには様々な問題やトラブルがつきもの。システムエンジニアとして原因解明のために地道に調査し、可能性のある情報を集め、思考を巡らしても、どうも解決方法が浮かばない時もある。そんな時はあえでデスクを離れるという。散歩をしてみたり、電車で移動している間にふっと思い浮かぶアイデアが大方「当たり」だそうだ。どんなに難しく、唸るくらいに悩んでも、その瞬間が来た時には「楽しい」と感じるらしい。

ダイバーシティなチームをまとめるために毎日が勉強
勝又が所属する部署はこの数年で一気に人数が増え、国内外にメンバーも抱えるダイバーシティチーム。そのメンバーと連携する上で大切にしていることを尋ねた。メンバーの増加、部署の分散や現地契約の海外メンバーとの業務・・実質的な距離がある中、連携が難しいと感じることも少なからずあるが、一人ひとりの個性を活かして、１つのものを作り上げることを大切にしているという。リーダーとしては、技術者という性格上、細かい部分を指摘してしまう場面もあり、反省することあるとか。そこで、メンバーの“良くなろう”というやる気を引き出すコーチングの講習に参加し、資格を取得するなど、日々学びを続けている。

異文化故の違いも新しい価値観に出会う貴重な機会
勝又のチームでは、フィリピン、カンボジアの現地契約のメンバーが在籍しており、テレワークで業務を進めている。配属から半年、語学も含めて、少しずつ互いに意思疎通がとれるようになってきた。海外メンバーと業務をする上では語学を課題に感じる人が多いが、語学以上に文化の違いも課題にあがりやすい。そこで、文化が違うことで、気づかされたことや、そういった経験について話を聞いた。
「作業時間等の提出を求めると最低限の時間数を提示する人が多い日本に対して、海外メンバーは日数的な制限がないと、最大限の時間数を提示する人が多いんです。」と。この違いに気が付いた時はとても驚き、文化の違いを強く感じたという。しかし、そういった文化の違いに触れる場面は、考え方の違いに気づかされる機会と捉えていると勝又は言う。「その違いを良し悪しで判断するのではなく、受け入れることで新しい価値観に出会う貴重な存在でもあります。」と捉えられる姿勢がこの国際色豊かなメンバーで業務を進行を可能にする所以だろう。

次回は、スペシャリスト勝又が今後チャレンジしてみたい仕事について話を聞いています。お楽しみに！

-話を聞いた人-
勝又　誠
オープンプロダクト事業部　R&Dユニット　スペシャリストリーダー　システムエンジニア
2008年　入社
宮城県出身
オープンプロダクト事業部の技術部門を担うエンジニアをまとめるリーダー。自社プロダクト「太陽光発電監視計測システム」の設計開発者であり、保守対応をメインに部門全体のソフトウェア等の技術面全般の監修などを担っている。

【システムエンジニア】IT業界の可能性に賭けた社会人のスタート｜Axisヒトモノガタリvol.19