「建てたい人」と「運営したい人」を繋ぎ、良質なシニアホームが次々と生まれる好循環を創り出す。それが、私たち株式会社ケアサンクが手掛ける、シニアホームの開業コンサルティングです。シニアホームの利用がもっと「ポジティブで、当たり前」になる社会を目指し、企画から開業後の入居支援まで一気通貫で日本の介護インフラを支えています。
そんな当社で、まさにその最前線で活躍するのが、今回ご紹介する安江崇幸さんです。10年間の営業経験を経て不動産業界へ、さらに自身の原体験から「不動産×介護」という領域にキャリアの舵を切った安江さん。
本記事では、社会課題解決の最前線で働く安江のリアルな姿を通じて、ケアサンクならではの仕事のやりがい、裁量の大きさ、そして社員一人ひとりを大切にするカルチャーをお伝えします。「自分のスキルで、もっと社会に貢献したい」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください!
プロフィール
安江 崇幸(やすえ たかゆき)/ 営業
新卒から約10年間、無形サービスの営業に従事。その後、「扱う金額が大きく、社会貢献性も高い仕事」を求め不動産業界へキャリアチェンジ。自身の原体験から介護業界への課題意識を深め、介護施設の開発を手掛ける企業を経て、2025年2月に株式会社ケアサンクへジョイン。現在は、不動産と介護の知見を活かし、介護施設の開設を目指す事業者と、土地を有効活用したいオーナーやデベロッパーを繋ぐ架け橋として活躍している。
「不動産×介護」に辿り着くまで。10年目のキャリアチェンジの裏側
ーー安江さんは、不動産業界に来られる前は全く違う業界にいらっしゃったんですね。10年という節目で、なぜ不動産業界へ?
そうなんです。新卒から10年間、一貫して営業職でしたが、いわゆる無形サービスの営業が中心でした。やりがいはありましたが、キャリアを重ねる中で「もっと単価が大きく、難易度の高いことに挑戦したい」という気持ちが芽生えてきたんです。
それに加えて、個人的な興味もありました。街を歩くと活用されていない空き家や空き地が気になり、「良い場所なのに、もったいないな」と考えるのが昔からの癖で(笑)。この「もったいない」という感覚と、営業としての挑戦意欲が重なったとき、自然と「不動産」という選択肢が浮かび上がってきました。
ーー未経験の業界に飛び込むことに、不安はありませんでしたか?
もちろん、やったことがないことへの不安がゼロだったわけではありません。でも、これまでのキャリアでも未知の領域にチャレンジして、意外となんとかなってきた経験があったので、「まあ、やってみよう」という気持ちの方が強かったですね。
ーーそこからさらに、「介護」という領域に踏み込まれたのは、何かきっかけがあったのでしょうか?
これは、私の原体験が大きく影響しています。実は、母がもともと介護の仕事をしていて、家でその実情を聞く機会が多かったんです。
そこで耳にしたのは、介護現場のリアルな話でした。母の職場では、日々の業務に追われるあまり、どうしても流れ作業のようになってしまう瞬間があったそうです。入居者の方々はもちろん、そこで働く職員の方々も心に余裕を失っているように見え、「働く人自身が満たされていないと、本当に良いサービスは提供できないのではないか」と、子どもながらに強い課題意識を持ったんです。
そんな原体験があったからこそ、不動産の仕事に携わる中で「不動産と介護を繋げて、業界を変えるきっかけを作れないか」と考えるようになりました。そこで出会ったのが、介護施設の開発という仕事だったんです。「こんなやり方があったのか!」と、目から鱗でしたね。
自分が感じていた社会課題と、培ってきた不動産の知識。その両方が交差する点に、自分の進むべき道を見つけたような気がしました。
“もったいない”をなくす仕事。ステークホルダーを繋ぎ、社会価値を最大化する
ーー前職でも同様の事業に携わられていたとのことですが、ケアサンクへの転職を決意されたのはなぜですか?
前職は、介護施設を運営する一事業者でした。自分たちで施設を建てる立場なので、当然、良い土地の情報はたくさん集まってきます。しかし、会社の出店ペースや資金状況には限りがある。「これは素晴らしい案件だ」と思っても、「今は投資できないから」という理由で断らざるを得ないことが多々ありました。
目の前にある価値ある情報を、本当にそれを必要としている人に届けられない。この状況が、もどかしくて。”もったいない”という気持ちがどんどん膨らんでいったんです。
そんな時に出会ったのがケアサンクでした。ケアサンクには、約150社もの運営会社様とネットワークがあり、ある会社が「今は出せない」という状況でも、別の会社にとっては「まさに探していた場所」という可能性がある。僕が抱えていたジレンマを解消し、価値ある情報を最大限に活かせるプラットフォームがここにあると確信しました。タイミングも良く、すぐに話を聞きに行きましたね。
ーー現在の具体的なお仕事について教えていただけますか?
一言でいうと、「介護施設を建てたい運営会社」と、「土地や建物のオーナー(デベロッパーや地主様など)」、そして「建築を担う会社」など、複数のステークホルダーの間に立つ”橋渡し役”です。
まず、運営会社様から「どんな施設を、どこに作りたいか」という希望をヒアリングします。その条件に合う土地情報を、不動産会社様や建築会社様とのネットワークを駆使して探し出し、提案するのが最初のステップです。
この仕事の面白いところは、一つとして同じ案件がないこと。土地の形状や法規制、周辺環境も違えば、運営会社様が求める施設のコンセプトも様々です。その土地のポテンシャルを最大限に引き出し、「どう料理すれば、関係者全員がハッピーになるか」を考えるのは、複雑なパズルを解くような感覚です。
ーーかなり専門的な知識が求められそうですね。
そうですね。不動産の知識はもちろん、介護保険制度や施設開設の行政手続きに関する知識も必要になります。僕自身、前職の経験があるので、社内のメンバーに介護分野の知識を共有する役割も担っています。
提案は土地情報だけでなく、もっと踏み込みます。例えば、そのエリアの高齢者人口や競合施設の状況などを分析したマーケティングレポートを作成したり、運営会社様の要望に合わせて設計事務所と連携し、建物のラフプランを作成したりもします。
時には、運営会社様やオーナー様が事業資金を調達するための銀行紹介や、事業計画のアドバイスを行うことも。契約書のレビューまで含めると、1つのプロジェクトが形になるまでには、早くても1年、長いものだと1年半ほどかかります。だからこそ、各関係者との信頼関係が何よりも重要なんです。
個人ノルマに追われるのではなく、会社全体で情報を共有し、連携しながらプロジェクトを進めていく。一人ひとりの顧客、一つひとつの案件にじっくり向き合えるのは、ケアサンクならではのやりがいだと感じています。
「社員が楽しくないと、いい仕事はできない」成果を最大化する、性善説のカルチャー
ーー実際に入社してみて、良い意味でのギャップはありましたか?
これは驚いたのですが、福利厚生がすごく手厚いことですね。特に、営業メンバーが仕事をしやすくなるための制度は充実していると感じます。たとえば出張時の宿泊費については、一般的に上限金額が厳しく設定されている企業も多い中で、ケアサンクではゆとりのある金額が規程として定められています。おかげで、立地や快適さを妥協せず、次の日の仕事に万全の体制で臨めます。
他にも、お客様との会食やゴルフなど、ビジネスシーンで必要となる費用についても柔軟に対応してくれます。最近では、ゴルフのレッスン費用まで福利厚生として会社が補助してくれる制度が決まりました(笑)。
ーーそれはすごいですね!会社のスタンスが表れているのでしょうか。
まさにそうだと思います。面接の時から、石田社長は「仕事も大事だけど、家族との時間も大切にしてほしい」と一貫しておっしゃっていました。その言葉通り、例えば子どもの急な体調不良で在宅勤務に切り替えたい時も、嫌な顔一つせず「もちろん大丈夫だよ」と言ってくれる。社員を信頼し、最大限の裁量を与えてくれるので、一人ひとりが自律的に、かつスピーディに動くことができます。
会社としてまだ若いからというのもありますが、こうした柔軟なカルチャーは、仕事のパフォーマンスを上げる上で非常に重要だと感じています。
ーー入社前に懸念していたことや、入社後に感じた課題などはありますか?
悪いギャップというのは特にないですね。ただ、入社前はデベロッパーさんからの案件が中心だと聞いていましたが、実際に仕事を始めると、それだけに頼るのではなく、自分たちで新しい投資家や事業パートナーを開拓していく必要性も感じています。
もちろん、これは会社の成長のために当然必要な責務なので、マイナスには捉えていません。むしろ、会社の成長フェーズだからこそ、自分たちで事業の基盤を創り上げていく面白さがあります。そうしたチャレンジを楽しめる人にとっては、非常にエキサイティングな環境だと思います。
僕らはまだ、始まったばかり。だから面白い。
ーー安江さんご自身の今後の目標や、会社の展望について教えてください。
個人的には、この「不動産×介護」の領域におけるプロフェッショナルとして、さらに専門性を高めていきたいです。私以外の営業担当もそれぞれ専門性やこれまでのキャリアを活かして活躍されています。それぞれの知識と経験を共有しながら、今後新しい仲間が増えていく中で、自分の経験を伝えてチーム全体の成長に貢献していきたいと考えています。
会社は2024年9月に設立されたばかりで、まさにこれから急成長していくフェーズです。僕が入社したのも、「立ち上げ期の会社で中核メンバーとして貢献できれば、2〜3年後にはより大きな役割を担えるかもしれない」という期待があったから。
会社のルールや仕組みも、これから皆で創り上げていく段階です。もちろん、組織が大きくなるにつれて整えるべき部分も出てくるでしょう。しかし、その変化の過程を当事者として楽しみながら、会社と共に自分自身も成長していける。これこそが、スタートアップで働く最大の醍醐味ではないでしょうか。
ーー最後に、この記事を読んでいる未来の仲間にメッセージをお願いします。
ケアサンクでは、一社一社のお客様と深く、長くお付き合いをしながら、その成長を伴走支援していきます。これまでの不動産経験は、ここで大きな力になります。土地の価値を見抜く力、権利関係を調整する力、プロジェクトを前に進める推進力。それらのスキルは、介護業界が抱える課題を解決し、誰かの“希望”を創り出すために、直接活かすことができるのです。
せっかく時間を使うなら、自分のため、そして社会のために、楽しく働きませんか?一緒に面白い仕事をしましょう!
株式会社ケアサンクでは、事業拡大に伴い、共に社会課題の解決に挑戦する仲間を募集しています!
- ノルマに追われ、心から良いと思えない提案をすることに疲れてしまった
- 短期的な成果ではなく、お客様や社会とじっくり向き合いたい
- 自分の仕事が持つ、本当の社会的意義を実感したい
不動産業界でのキャリアにそんな思いを抱えているなら、ぜひ一度お話ししませんか。あなたのエントリーを、お待ちしています!