アクセルユニバースでは、全職種でフルリモート・フルフレックス制度を導入しています。コアタイムはなく、働く時間も場所も、基本的に本人の裁量に委ねています。
この制度にこだわる理由は、「条件が合いにくいという理由で、優秀な人を逃したくない」という考えからです。根底にあるのは、シンプルな信念です。
成果は、座っている時間の長さでは決まらない。
今回は、この制度が生まれたきっかけと、自由な働き方を支える工夫、そして私たちが大切にしている「責任」についてお伝えします。
■ 制度のきっかけは、一人の社員の存在でした
設立当初から活躍していた優秀なメンバーが、結婚を機に転居や転職を考えるタイミングがありました。代表には「まだまだ一緒に働きたい」という強い想いがあり、その社員だけがフルリモート勤務になりました。
ところが、"一人だけ違う働き方をする"ことには不便さがありました。周囲との情報格差が生まれ、表情や仕草といった言葉以外の情報も届きにくく、見えない負担がかかっていたのです。
その後、コロナ禍でフルリモートが社会に定着したことで、特別な一人のための制度ではなく、全員が同じ条件で働ける制度へと変わっていきました。当時のメンバーは、こう振り返っています。
「結婚を機に地元に戻ることを決めていたので、続けられるなら本当にありがたいなと思いました。ただ、一人だけリモートだった頃は、お客様とのMTG含めてコミュニケーションの面で正直つらい時期もありました。全員が同じ条件になってからはかなり働きやすくなりました。リモートでどうコミュニケーションを取るべきか、みんなが自然と意識してくれるようになったと感じています。」
また、ソフトウェアエンジニアだった代表自身にも原体験があります。悪天候で交通網が乱れた日、駅のホームで長蛇の列に並びながら「なぜこんな思いをしてまで出社しなければならないのか」と感じたそうです。
一人の優秀な人を守りたいという想いから始まった制度は、結果として「みんなの働き方を守る」制度になりました。
■ 事情がない人なんていない
誰にでも、それぞれの事情があります。
- 子どもの学校行事や急な発熱での呼び出し
- 家族の介護や通院の付き添い
- 自身の通院や体調管理
- 結婚や配偶者の転勤による転居
- 今の土地や環境を離れたくない
- オフィスから遠く、毎日の通勤が難しい
こうした事情は、特別なことではなく「働くうえで当たり前に起こること」だと私たちは捉えています。だからこそ、特別対応ではなく、最初から制度として用意しています。日中にいったん業務を離れ、夕方以降に再開するといった働き方も、当社ではごく普通のことです。
大切なのは、いつどこで働いたかではなく、何を成果として出したか。勤務時間や場所を固定しないということは、「成果でコミュニケーションする」ということでもあります。
■ 自由な働き方を支える、小さな工夫
「言わなくても伝わるだろう」が通用しない分、一人ひとりの小さな気遣いが欠かせません。数ある工夫のうち、ここでは3つご紹介します。
① 文章の"温度"に気を配る
対面なら声のトーンや表情で伝わるニュアンスも、文章だけだと誤解を招きやすくなります。Slackでは、正しいニュアンスが伝わる書き方を意識しています。
② 連絡のタイミングを見計らう
相手が今どんな稼働状況かを意識して連絡します。同時に、自分の稼働状況もこまめにSlackで共有します。この「お互い様の気遣い」が、非同期のコミュニケーションを支えています。
③ 進捗や経緯を細かく"記録"に残す
すぐに質問できるとは限らないからこそ、Backlogなどのツールに、進捗や「どのように進めたか」を細かく残しています。
こうした小さな行動の積み重ねが、この働き方を"性善説"ではなく"仕組み"として成り立たせています。
前職で、常時カメラをオンにして行動を管理される"監視型"のリモートワークを経験したメンバーは、今の環境をこう話します。
「AUCは信頼をベースにした働き方なので、落ち着いて仕事に向き合えています。『今すぐ聞くべきこと』『定例MTGで確認すること』『しっかり時間をもらって相談すること』を自分なりに判断し、必要な時にはきちんと言葉にして伝えるスキルも、この環境から自然と身についたと思います。」
■ 信頼と自由は、責任とセット
もちろん、今の仕組みが完成形だとは思っていません。「視覚的にひと目で分かる仕組みやルールがあれば、もっと働きやすくなるのでは」という声も社内から上がっており、試行錯誤を続けています。
監視されない分、進捗や状況は自分から発信しなければなりません。誰かがそれを怠れば、しわ寄せはメンバーに向かいます。だから、成果への向き合い方にもコミュニケーションの取り方にも、相応の厳しさが求められます。
信頼と自由は、「好きにしていい」ということではありません。「自分で判断し、自分で発信する」という責任とセットです。
■ こんな方に適しています
- 育児中の方(学校行事や急な呼び出しへの対応が必要な方)
- 介護をしながら働きたい方
- 通院など、決まった時間に医療機関へ行く必要がある方
- 結婚や配偶者の転勤で、住む場所が変わる方
- 今の土地や環境を離れたくない方
- 自宅からオフィスが遠く、通勤そのものが大変な方
- 自己管理をしながら、成果で評価されたい方
■ 通勤時間がなくなって、暮らしの選択肢が広がりました
制度を運用する中で、「通勤時間がなくなる」ことの変化の大きさに気づきました。浮いた時間で朝のジョギングや運動を習慣にし、心身のコンディションを整えながら仕事のパフォーマンスにつなげているメンバーもいます。南国のリゾート地から仕事をしているメンバーもいます。
■ 続きは、HPの記事で
ここでは触れきれなかった「残り2つの工夫」(一次回答のことや担当外チャンネルへの目配り)、社内から上がっている課題の声、南国ワーケーションの様子は、HPのブログ記事で詳しくご紹介しています。
▼ 記事の全文はこちら
フルリモート・フルフレックス制度 〜この制度に込めた想い〜
https://www.acceluniverse.com/blog/public_relations/2026/10/Fully-remote-and-flex-time.html
条件によって、優秀な人の可能性を狭めたくない。一人ひとりの事情に寄り添いながら、信頼と責任を土台にした働き方を、これからも育てていきます。