eDESINGERS
eDESGNERSは、eスポーツ・イベントに特化したデザインファームチーム。制作累計数100以上の実績を達成するクリエティブ集団。
https://ratel.games/eDESIGNERS/Top
今回のインタビューでは、株式会社RATELでアートディレクター・グラフィックデザイナーとして活躍する小林さんと本橋さんのお二人から、RATEL社内のeスポーツ特化インハウスデザインファームである「eDESIGNERS」についてお話を伺いました。
eDESIGNERSとは何か。なぜeスポーツ業界でデザイナーチームが発足したのか、インタビューを行いました。
小林さんのプロフィール ーーーーーーーーーーーーーーーーー
・所属 : Creative Unit / Art Director
・好きなゲーム : CoD、VALORANT
・ eスポーツを観るのもプレイするのも好きで、そんなゲームを仕事に出来たら良いなと思っていた所、RATELの取締役である吉本さんと出会い入社。
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本橋さんのプロフィール ーーーーーーーーーーーーーーーーー
・所属 : Creative Unit / Graphic Designer
・好きなゲーム : VALORANT、PUBG、ARK
・RATEL入社前からデザイナーとして活動しており、eスポーツ業界で仕事が出来ればと考えRATELに入社。
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小林・本橋:よろしくお願いします!
小林:はい、私はアートディレクターとして働いています。デザインチームで頂いた仕事の納品までのスケジュール管理や費用管理等のマネジメント業務などを行っています。
本橋:僕はグラフィックデザイナーとして働いています。小林さんとは違って、デザインを作ることに特化した業務を行っています。
小林:ざっくり言うと、eスポーツイベントや大会のデザインに特化したクリエイティブチームです!
コアメンバーとしてRATELで働いている私たちを含めた4人が所属しており、業務量が多い時や得意なポジションがある時に参加してもらえるようなパートナーの方が6名いらっしゃるので、現在は約10名程の体制で稼働しています。
直近の主な制作物としては、RATEL社で運営しているGGLをはじめとした自社大会やJOZ CUP、先日開催されたブロックチェーンゲームのeスポーツ大会、Axie Infinity Japan League Powered by RATELなどを担当しました!
小林:デザイン事務所って世の中に沢山あると思うんですけど、eスポーツ業界で覇権を握っているようなデザイン事務所はあまり無く、社内外問わず「eスポーツ領域でデザイナーを探したい」と思った時に頼ってもらえるようなチームを作ろうということで発足しました。
RATELで請け負っている大会にはカジュアルなものもあれば、競技的な固いイメージの大会まで様々なジャンルのものがあります。
単に楽しそうなイメージでデザインを作ってしまうと、そもそも何のゲームの大会か伝わりにくいという課題があったり、じゃあゲームのキャラクターを使っていれば解決出来るかと言われるとそうではなくて、公式大会っぽさが残ってしまうという新しい課題が生まれてきます。そうした課題を解決しながら、幅広いゲーム大会のデザインに対応出来るインハウスデザインチームがeDESIGNERSです。
本橋:例えば自社大会である「GGL」は、誰もが参加出来る大会と、より競技層に向けた「GGL PRO」というものがありました。
前者の「無印GGL」はオレンジをコンセプトカラーにしているので、かなり明るい印象があります。
しかし競技性の高いGGL PROでは、少しカジュアルな印象を与えてしまうため、リーグ発足時はオレンジを使わないようにデザインを制作していました。しかし終盤になるにつれて、コンセプトカラーであるオレンジを少し加えることで、リーグ終盤であるということと盛り上がりの両方を演出しました。
eスポーツ大会のデザインは主にデジタル媒体なので、YouTubeのサムネイルであれば16:9比率のフルHD画質で作ったり、SNSでの告知用画像だと縦長のデザインの場合もあるので、需要に応じたデザインの設計が可能であるのも強みです。GGL PROのクリエイティブに着手する以前から大会や競技大会の様々な調査を行っていたのですが、こうした大会とデザインのイメージを擦り合わせて作ることが出来るというのも、eDESIGNERSならではのアウトプットだと考えています。
小林:確かに個人で活動したいというクリエイターの方もいると思いますが、例えば同じ大会でも別々のデザイナーの方に依頼したりすると、各々が好きなデザインを作ってきてしまうといったことが過去にありました。チームとして1つのプロジェクトに取り組んでいると、全員でeスポーツのデザインに対する価値観やイメージを共有できるので、そういったズレみたいな課題はなくなったと感じます。
本橋:それこそウチのメンバーは元からeスポーツに対する情熱が凄く高い人が多いので、何も言わなくても「この大会のイメージは…」みたいなものが共有出来ていることが多いです。
小林:まず全員がeスポーツが大好きということですね。仕事の全てがeスポーツに精通しているので、やりたくない仕事がないという所もデザインに集中出来る1つの要因になっていると感じます。
本橋:僕は個人でもデザインの仕事をしていますし、他のコアメンバーも映像制作を自分でやっていたり、イラストを描ける人もいるので、そうした各々の強みを活かした取り組みが出来ています。eDesignersには10人メンバーがいますし、オフ会を通じて繋がることが出来た人たちも多くいるので、コンタクトを取って「こういうことが出来ないか」という相談が直ぐに出来て仕事に繋げることが出来るというのもチームとしてのメリットだと思います。