Axie Infinity Japan League Powered by RATEL
「AJL」とはブロックチェーンゲーム人気の火付け役となった「Axie Infinity」の最新作である、「Axie Infinity: Origins」を用いたeスポーツ大会。2023年5月8日(月)...
https://ratel.games/event/ajl
今回のインタビューでは、株式会社RATELでディレクター・ADとして活躍するお二人のメンバーから、今年の5月に開催されたブロックチェーンゲームを用いたeスポーツ大会「Axie Infinity Japan League Powered by RATEL」についてお話を伺いました。
板室さんのプロフィール ーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ポジション : アシスタントディレクター
・好きなゲーム : Apex Legends
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小川さんのプロフィール ーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ポジション : ディレクター
・好きなゲーム : VALORANT / CS: GO / Escape from Tarkov R6S
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板室・小川:よろしくお願いします!
板室:はい、私はRATELでAD(アシスタントディレクター)として働いています。仕事内容としてはディレクターの方の元について振られたタスクをこなしたり、率先して仕事を見つけて動いています。
最近の案件では、ディレクターとしての仕事にも挑戦しています。
小川:私は普段はディレクターとして仕事をしていて、案件を頂いてから実際に大会が開催されるまでの進行管理や必要な制作物の依頼などを行っています。
小川:はい、今回大会を行ったAxie Infinityというゲームはカードゲームで、タイトルにもなっている「アクシー」という3体のキャラクターを選んでフィールドに召喚し、カードを使うことでアクシーに様々な攻撃やスキルを発動させることで相手を攻撃し、先に相手を倒した方が勝ちというゲームです。
このアクシーというキャラクターがゲーム内で仮想通貨取引されており、強いキャラクターは高価で販売されるということもあります。
こうしたゲーム内のキャラクターを仮想通貨を使って取引するという仕組みにブロックチェーンが用いられているので、このようなゲームは「ブロックチェーンゲーム」と呼ばれています。
値段を自分で設定出来るという部分もブロックチェーンゲームならではの特徴で、ゲーム内のアクシー販売で収入を得ているという人もいるんです。
小川:RATEL社はeスポーツという領域でのスタートアップ企業として始まったので、Axie Infinityのような新しい領域であるブロックチェーンゲームのeスポーツシーンもかなり追っていて、今回大会を運営するということになりました。
日本で初めてAxie Infinityのオフラインeスポーツ大会を開催したという実績も出来たので、「Axie Infinityの大会と言えば」というブランディングが今後出来ればな〜とも考えています!
板室:大会には主に20代後半の方から30代の方が参加されていたのですが、凄く温かい方が多かったです。
メジャー級の他eスポーツタイトルと比べると比較的小さなコミュニティなのですが、とても活気があり一丸となって大会を運営出来たかなと思います。
小川:これまではFPSタイトルの大会でのディレクターがメインで、FPS大会では勝つために作戦を伏せなくちゃいけないだとか、競技として取り組んでいるからこそシビアな雰囲気が流れるということもありました。
一方でAxie Infinityはコミュニティ全体が凄くオープンで、今回は初心者の方も参加できるような大会ということもあったのですが、プロ選手の方も新規の方も関係なく戦略を公開したり、1から遊び方を説明したりという様子が見れて凄く良い大会だなぁという印象が強く残ってます。
板室:このゲーム内ではキャラクターを貸したり借りたり出来るシステムもあるので、課金の有無で勝ち負けが決まるということはないのですが、今回はより新規の方が参加しやすいように、ゲームを始めると貰える無料アクシーを2体使わなければいけないというルールを設定し、大会を行いました。
既存のeスポーツタイトルでも課金をしなければいけないという問題はありますが、大会のルールに関しても初心者からプロの方が楽しめるようなものを考えたり、貸し借りというシステムがあるので大会期間の中で色んな人たちがコミュニケーションを取るということも生まれたので、大会を行って良かったなと感じています。
小川:このゲームを通じてAxie Infinityの界隈でRATELという名前を知ってもらえたことが嬉しいです。もし機会があれば、またブロックチェーンゲームでの大会やイベントを運営したいですね。
板室:私はこの大会がきっかけでAxie Infinityを始めたんですけど、始める前まではお金がかかるのかなとか、課金しないと勝てないのかなという不安が大きかったのですが、いざやってみると凄く楽しかったんです。
大会を運営するということもあってコミュニティの方とも仲良くなれて、METAT8所属で日本代表でもあるYUUUUU選手※からゲームを始める時に「アクシー貸すよ!」なんてお声がけも頂きました。
こうした温かいコミュニティで大会運営の仕事が出来たのはとても良い経験だなぁと感じました。
※YUUUUU選手
株式会社BreedClub代表取締役兼プロゲーマー。Axie Infinityで世界大会優勝の経歴を持つ。
AxieInfinity Japan League主催。
小川:私個人としては新しいものを見つけて何か企画するということが苦手なんですけど、会社で今回のようなブロックチェーンゲームが話題になってこの大会が生まれました。
なので新しいことを色々学べる会社だと感じていますし、それを元にやりたいことや企画を考えて実際に大会になるので、やりたいことをやらせてくれる会社だなぁとも思っています。
板室:私は今年の4月に新卒でこの会社に入社したんですけど、eスポーツの会社で新卒募集を行っている会社って結構少なくて、あったとしても実績重視という会社が多い印象です。
実績不問でも社会人経験が重視されたり、とにかく未経験が入りにくい業界だという印象があるんですけど、RATELはその人のポテンシャルを凄く評価してくれる会社だと思います。
私はそういう実績も経験もなかったんですけど、とにかくやる気をアピールして、今こうしてADとして働くことが出来ています。
会社のためを考えたら未経験よりも実績がある人の方が優遇されがちだと思うんですけど、利益以上に熱量を評価してくれますし、分からないことがあればすぐに教えてもらえるのも凄く有難いです。
板室:私はAxie Infinity Japan Leagueを通じてブロックチェーンゲームの面白さと奥深さに気が付きました。
始める前までは「お金が稼げるゲーム」という偏見があったんですけど、そうした考えを持っている人ってきっといると思うんですけど、純粋にゲームを楽しんでもらえて、かつゲームの中で稼げるという構造が出来れば最高だなぁって思ってます。
その為にもADとして、与えられた仕事だけではなく、先回りしてディレクターを助けられるような仕事が出来る最強のADになりたいです。
小川:今のプロゲーマーの方はYouTubeやTwitchなどのサイトで配信活動を行ったり、大会に積極的に参加して賞金を稼ぐ必要があります。
でもブロックチェーンゲームが更に流行して、ブロックチェーンという仕組みが色んなゲームに応用されて、ゲームを楽しく遊んでいるだけでお金を稼ぐことが出来たらゲーマーにとって最も嬉しいことなのではないかと思っています。
ただこうしたゲームを遊ぶ為には専用の口座を作らなければならなかったり、金銭のやり取りの関係上、年齢制限があったりと様々な課題があるので、RATEL社として少しでも貢献出来れば良いなと考えています。
ゲーム業界は本当に変化が激しくて、沢山のゲームが生まれて、大会やイベントが生まれる業界なので、どんな仕事でもこの人がいれば大丈夫と思ってもらえるような安定感のあるディレクターになりたいです。