ユーザーの声に着想を得てできた「モニタ」
インタビュアー: 本日は、株式会社HADOの新規事業「モニタ」について、事業部長の山崎さんにお話を伺います。まず、「モニタ」とはどのようなサービスなのでしょうか?
山崎: 「モニタ」は、商品を抽選で特別価格にてご購入いただける通販プラットフォームです。
3月1日にリリースしたばかりですが、当選すると1円で高級ブランド品が手に入るキャンペーンをきっかけに、大きな反響をいただいております。
モニタ公式HP:https://monita.online/
インタビュアー: このサービスを立ち上げられた背景を教えていただけますか?
山崎: 私たちが運営するSNSやメディアを通じて、「商品の選択肢が多すぎて判断が難しい」「ステルスマーケティングが横行し信頼できる情報が少ない」という声と、「最終的には自分自身で選択したい」という一見相反する消費者ニーズを把握していました。この課題解決のために「モニタ」を構想しました。
現代の買い物は安さでも機能でもなく「ブランド」
インタビュアー: 現代の消費行動に何か変化を感じられていたのでしょうか?
山崎: マーケティングの変遷を紐解くと、かつては「価格」を重視する時代(マーケティング1.0)、次に機能的価値を重視する時代(マーケティング2.0)、そして現代はブランドの世界観や価値観を重視する時代(マーケティング3.0)と言われています。
つまり、消費者の購買動機が「価格の安さ」から「機能の優位性」、そして現在は「ブランドへの共感」へと進化しているのです。
インタビュアー: なるほど、消費者の購買意思決定プロセスが変化しているということですね。
山崎: おっしゃる通りです。このような時代において、従来の「専門家によるレビュー」だけでは消費者ニーズを十分に満たせなくなっています。
現代の消費者が真に求めているのは、「どのような属性・背景を持つ人が」「どのような状況で」「どのような感情を伴って」その商品を選択したのか、さらにはブランドに対する総合的な印象が重要です。
ステマやPRが横行するインフルエンサーマーケ
インタビュアー: それでインフルエンサーの影響力が高まったわけですね。
山崎: その通りです。しかし、インフルエンサーマーケティングも商業的な案件や信頼性に疑問が呈される事例が増え、本来の価値が薄れつつあります。
そこで私たちは、「1円モニタ」という仕組みを通じて、実際の使用体験に基づく真摯な感想を収集する方法を考案しました。
1円モニタで集める「信頼性・多様性のある口コミ」
インタビュアー: 「1円モニタ」の仕組みについて詳しく教えていただけますか?
山崎: 抽選に当選された方に安値(現在は1円)で商品をご提供する代わりに、事前・事後のアンケート調査にご協力いただきます。
事前アンケートでは「以前使用していた製品」「選定理由」「比較検討した商品」などを伺います。
事後アンケートでは、実際の使用感や生活スタイルの変化など、詳細なフィードバックを収集しています。
インタビュアー: それによって信頼性の高い口コミが集まるわけですね。
山崎: はい。「居住地域」「職業」「以前使用していた製品」といった背景情報と共に、製品の機能面だけでなく、「日常生活や心理面にどのような変化をもたらしたか」までわかるレビューは、消費者の方々にとって非常に価値のある情報になると確信しています。
インタビュアー: 多様な視点からの口コミが重要なのですね。
山崎: その通りです。例えば美容製品には、美容に精通した専門家の意見も貴重ですが、それだけでは異なるライフスタイルを持つ消費者全体のニーズを満たせません。美容の専門家だけでなく、一人暮らし男性からのレビューなど、様々な属性や背景を持つ方々からの多角的なレビューこそが重要だと考えました。
美容業界では個人の体質、肌質や髪質の違いからモニター制度が重視されていますが、この考え方は現代のあらゆる商品選択においても適用できると着想しました。
現在のキャンペーンについて
インタビュアー: 現在はどのような商品を取り扱われているのでしょうか?
山崎: 現在は高級ブランド製品を中心に展開しています。例えば、ReFaのビューテックドライヤーやPanasonicのナノケア、Dysonのスーパーソニックドライヤーなどを特別価格で提供するキャンペーンを実施中です。今後は、各ブランドに対する消費者の印象や価値観なども可視化していく予定です。
モニタの展望
インタビュアー: 最後に、「モニタ」を通じて実現したいビジョンをお聞かせください。
山崎: 私たちは、このサービスを通じて口コミの本質的価値を再定義したいと考えています。単なる機能的評価を超えて、ブランドへの共感や情緒的価値を含めた、より深い次元での消費者インサイトを提供することを目指しています。
インタビュアー: 本日は貴重なお話をありがとうございました。「モニタ」の今後の展開に注目しています。
モニタ公式HP:https://monita.online/