2022年に新卒でクラウドボックスへ入社し、現在5年目。グラフィックデザイナーとして印刷物やWebのデザインを手がけるだけでなく、クライアントとのやり取りやイベントの企画・運営、自社事業にも携わっています。
学生から社会人へ。そして、先輩の指示を受けながら仕事をしていた新人時代から、自らクライアントに提案し、案件を動かす立場へ。クラウドボックスでどんな経験を重ねてきたのか、仕事の面白さや社内の雰囲気について聞きました。
――学生時代は何を学んでいましたか?
東京工科大学のデザイン学部で、グラフィックデザインを中心に学んでいました。
わりと実学的な大学だったので、座学で知識を身につけるというより、課題を通して自分で学んでいくスタイルでした。友人とフリーペーパーをつくる活動もしていましたね。ちょうどコロナ禍だったので、学生がデザインを学ぶ機会を失わないようにしたい、という思いもありました。
もともとはイラストレーターになりたくて、そこにつながる道としてデザインを学び始めたんです。
でも、大学でいろいろなデザインに取り組むなかで、自分の好きな表現を追求するより、「相手がやりたいことを形にしてあげる」ほうが自分には向いているのかもしれないと思うようになりました。
――クラウドボックスを知ったきっかけと、入社を決めた理由は?
デザイナー向けの就活サイトで見つけました。
クラウドボックスのビジョンに「日本一のラブレターの代筆屋」という言葉があって、それがすごく気になったんです。
僕自身、学生時代から「デザインって、ラブレターみたいなものだよな」と思っていました。実際、別の会社の選考では、ポートフォリオをラブレターに見立てたデザインで提出したこともあります。
だから、「自分と同じようなことを考えている会社があるんだ」と、かなりシンパシーを感じました。
もうひとつ印象に残っているのが最終面接です。
一次、二次はオンラインだったので、吉祥寺のオフィスに行ったのは最終面接が初めてでした。普通の面接を想像して、大学の先生とも「こんな質問が来るんじゃないか」と準備していたんですが、来てみたら「今日はお菓子でも食べながら話そうか」と(笑)。
社長たちと近くのスターバックスへ行って、飲み物とドーナツを買って、会社で雑談しました。
他に選考を受けていた制作会社とは雰囲気が全然違って、「ここはなんだか楽しそうだな」と感じたのを覚えています。
――現在は、どんな仕事を担当していますか?
グラフィックデザイナーとして、パンフレットやポスター、チラシ、POPなどの印刷物を中心に、Webデザインも担当しています。
ただ、クラウドボックスではデザインだけをして終わり、ということはあまりありません。
ラフをつくるところから、クライアントとのやり取り、入稿データの作成、印刷会社への発注、仕上がりの確認まで一通り担当します。
それとは別に、自社事業の「吉祥寺かるた」にも関わっています。商品の販売やイベントの企画・運営、告知などもやりますし、自分で企画を考えてイベントを開催したこともあります。
職種としてはグラフィックデザイナーですが、実際にやっていることの範囲はかなり広いと思います。
――入社当初と比べて、任される仕事はどう変わりましたか?
入社して最初の1、2年は、基本的に先輩と組んで仕事をしていました。
1年目の頃は毎日夕方に、先輩たちと「今日やったこと」「分かったこと」を話す振り返りの時間もありましたね。
学生時代のデザインと、仕事としてのデザインは全然違いました。
学生なら一年かけてつくっていたものを、一週間でつくらなければならないこともある。予算も納期もありますし、何より実際のクライアントがいます。
学生時代は架空のクライアントを立てて作品を作るので、自分の都合に合わせられる部分もありました。でも仕事では、予想していなかった要望にも対応しなくてはいけない。
最初の頃は、そういう「社会人として仕事をする感覚」を身につけていく時期だったと思います。
今は、自分がクライアントの窓口になって直接やり取りしたり、自分で案件を動かしたりすることも増えました。
――これまでで、特に印象に残っている仕事は?
ある大規模イベントのロゴ制作ですね。
イベントのキックオフミーティングに社長と一緒に参加したとき、以前自分が考えた案をベースに「こういうロゴはどうでしょう」と、その場でクライアントに提案したんです。
それが採用されて、実際のイベントで使われることになりました。
入社3年目くらいの頃だったと思います。
自分で考えたものを、自分の言葉で直接クライアントに提案して、それが形になる。それまでにもロゴ制作は経験していましたが、ラフの段階から自分で提案して採用されたのは初めてでした。
入社間もない頃からクライアントとの打ち合わせに参加して、自分のアイデアを直接提案できるのは、クラウドボックスらしいところだと思います。
――「クラウドボックスだから経験できた」と思うことはありますか?
かなりいろいろあります。
まず、早い段階からクライアントと直接やり取りできること。代理店を通した仕事より、クライアントと直接話しながら一緒につくる仕事が多いです。
僕は人見知りなので、クライアントとのコミュニケーションが得意かというと、今でも苦手意識はあります。
でも、指示されたものをただつくるより、相手が何をしたいのかを聞いて、一緒に考えながら形にしていくほうが自分には合っていると思います。
あとは、デザイン以外の経験ができることですね。
最近は「MG」という経営のシミュレーション研修にも参加しています。参加者は経営者の方が多くて、デザイナーはほぼ僕だけです。
普通のデザイン会社で、若手デザイナーを経営研修に行かせることはあまりないんじゃないでしょうか。
社外のデザイン合宿に参加したり、近所の会社へお邪魔して、コワーキングスペース的に使わせてもらうこともあります。社外の同世代の人たちと触れ合う機会になるので色々な刺激をもらっています。
クラウドボックスは自ら「やってみたい」と言ったことに対して、「やったらいいじゃん」と背中を押してもらえる会社だと思います。
――社長や先輩は、どんな人たちですか?
みんなタイプは全然違いますが、共通しているのは「話をきちんと聞いてくれる人」が多いことだと思います。
社長は、好奇心が外に向いている人です。
クライアントと話すときも、相手に興味を持って話を聞いている。相手がうまく言葉にできていない想いを拾いあげて、言語化していく力はすごいと思います。
それと、何か予想外のことが起きても、その場で発想して「なんとかする力」もすごいです。自分では「行き当たりバッチリ」なんて言ってますが(笑)。
一方で、先輩デザイナーには、じっくり長く考えて、すごいものを出してくるタイプの人もいます。
それぞれ仕事の仕方もキャラクターも違う。でも、人の話を聞いたうえで、「じゃあ、どうしたらいいだろう」と考えてくれるところは共通している気がします。
――社内は普段、どんな雰囲気ですか?
社員同士の距離はかなり近いと思います。
仕事中だけではなく、一緒にランチへ行ったり、お茶をしたり、飲みに行ったりすることも多いですね。社長から声をかけてくれることもあります。
僕自身、飲み会にはけっこう参加するほうです(笑)。
飲み会だからというより、業務のミーティングなどでは話題にあがらないことを話す機会が多いのがいいなと思っています。
仕事の話もしますけど、それ以外の話もできる。先輩や社長とのコミュニケーションは普段から大切にしている会社なので、楽しいですし年齢や立場の壁はあまり感じないですね。
――クラウドボックスで働く大変さは?
いいところと大変なところが、かなり表裏一体だと思います。
デザインだけではなく企画にも入れるし、自社事業にも関われる。自分で考えて動ける自由さがあります。
でもその分、「自律自走するデザイナー」であることを求められます。指示されたものだけをつくればいい、という会社ではありません。
少人数の会社なので、一人が抜けると影響も大きいですし、自分で仕事を前に進めなければならない場面も多い。
自由にいろいろできることを「面白い」と思える人にとってはいい環境ですが、そこが大変さでもあると思います。
――どんな人がクラウドボックスに向いていると思いますか?
まず、人と何かをするのが好きな人だと思います。
「自律自走」とはいっても、一人だけで完結する仕事はほとんどありません。結局はチームで仕事をしていますし、クライアントとも一緒につくっていきます。
だから、「デザインが好き」というだけではなく、人にも興味を持てる人のほうが合うと思います。
もうひとつは、いろいろなことを面白がれる人。
クラウドボックスには、「これ面白そうじゃない?」とアイデアを出すのが好きな人が多いんです。だから、それに一緒になって乗っかれる人は、かなり楽しいと思います。
逆に今の会社に少ないのは、出てきたアイデアを整理して、期限を決めて、ちゃんと前に進めてくれるプロジェクトマネージャー型のタイプかもしれません。今のメンバーは若干自由すぎるかも(笑)。
「面白そう!」と思えることと、それをきちんと形にしていくこと。その両方ができる人が来てくれたら、会社もまた一段変わるんじゃないかと思います。
デザインだけでなく、人と一緒に考えたり、企画したり、いろいろなことに首を突っ込んだり。
そんな働き方を面白いと思える人と、一緒に仕事ができたらうれしいですね。