皆さんこんにちは、株式会社大阪機器工作所の広報担当の青木です!
これまでのインタビュー記事では、ロゴ制作やアニメーション制作など、大阪機器の新しい挑戦についてお伝えしてきました。
今回は、本社隣の土地での新建物建設についてのお話です。
これまでの大阪機器の変遷はこちら
【アニメーション制作】
https://www.wantedly.com/companies/company_1457537/post_articles/1059628
【ロゴ制作】
https://www.wantedly.com/companies/company_1457537/post_articles/1066336
長らく駐車場として使われてきた土地に、なぜ今、新しい建物が建つのか。
「ようやく動き出した」と語る菅俣社長に、その経緯と込めた思いをお聞きしました。
「翌日決めてください」——8年越しの決断
青木:本日はよろしくお願いします!
まずは今回のテーマである、会社の隣に新たな建物を建設することになった経緯を教えてください。
菅俣社長:もう2、3年前ぐらいからそこに何かを建てようという話はありました。
ただ、なかなかその担当部門との進展に時間がかかり、今回ようやく動き出したんです。
青木:今、駐車場になっている土地は、もともと大阪機器さんの土地だったんですか?
菅俣社長:はい。当初は隣の駐車場と本社が建っている土地が抱き合わせで売られていたんです。
不動産屋さんがまとめて売っていたんですけど、私たちが他の土地を探している1年の間に、何かしらの事情で分かれてしまったみたいで…購入を決めた時には、本社の場所だけになっていたんです。
青木:それで再びこの土地と巡り合った、ということなんですね。
菅俣社長:そうなんです。1年後、また同じ不動産屋さんから『翌日決めてください、買われてしまいます』って急に連絡が来ました。
その時点で具体的な計画はなかったのですが、将来的に事務所を増やすとしても、隣でなければ意味がないと思っていたので、とりあえず押さえました。
油圧室とみんなが集まれる事務所——新建物に求める役割
青木:新しい建物に、どんな役割を求めているんですか?
菅俣社長:油圧部門を作りたいです。現状、油圧部門は神戸支店にしかないんですよね。
青木:今、大阪本社では、油圧部門はどうしてるんですか?
菅俣社長:今は空圧室の奥で作業してます。実は私の中で、ポンプの需要がいずれ減って、その部屋を油圧室にできるだろうと考えていたんですけど、全然減らないんですよね(笑)
だから油圧部門で使う大きいテスターもあまり稼働させられず、今もかなり狭いところでやっている状態です。
青木:では新建物では、油圧の部屋だけを移動させる予定ですか?
菅俣社長:はい。そして、簡易な事務所も設置しようと思っています。
今の駐車場は社員の休憩などにも使っており、それも含めて、事務所を移動するというより、仮事務所を作ろうと考えています。休憩のたびに2階まで上がる手間がなくなって、社員にとっても楽になるかなと考えています。
建築許可に3ヶ月——意外な壁と、信頼できるパートナー
青木:完成はいつ頃を予定していますか?
菅俣社長:2027年の2月を予定しています。
青木:意外と時間がかかるんですね!(2026年5月取材時点)
菅俣社長:そうなんです。現在は建築許可の申請がすごく時間がかかるみたいで…。法律が変わった影響で、小さい建物でも断熱材のチェックなどが厳しくなっていて、許可だけで3ヶ月くらいかかるそうなんです。
青木:そんな事情があるんですね。
菅俣社長:そんなに時間がかかると聞いて、私もびっくりしました。今はできるところから始めていこうという気持ちで進めています。
青木:建設会社選びでも、いろいろなご苦労があったと伺いました。
菅俣社長:本社を建てた時は工務店にお願いしたんですけど、見積もりの説明が曖昧だったり、雨漏りの対応が直らなかったり、大変なことが多くて。だから今回は紹介を通じて、建設会社にお願いすることにしました。
青木:どんなところが、前回と違いましたか?
菅俣社長:資材もしっかり確保されていて、見積もりも一つひとつ丁寧に説明してくれる点です。本社と新建物をつなぐ地面の段差が私たちにとって一番のネックだったんですけど、『それなら対応できますよ』とあっさり言ってもらえて。
前回、同じことを工務店に聞いた時はスロープが必要で難しいと言われていたので、技術や対応の違いに驚きました。
ロゴの色と外壁の色——決まりがないからこその悩み
青木:建物の外観は、何か決まっていることはありますか?
菅俣社長:ロゴの色が決まったので、外壁の色はロゴに合わせようと悩んでいるところです。
本社の外装はレンガ調の茶色とグレーで、新しい建物はまた違った雰囲気にしたいと考えています。
本社の看板はBoschの規定で位置もサイズも一切動かせなかったんですが、今回は自分たちのロゴなので、自由な分、逆に迷いますね。建設会社の方からもロゴの取り付け方やライトの当て方など、いろいろ提案をいただいています。
ベトナム出身スタッフの成長が、すべてを動かした
青木:今、新しい挑戦が次々と動いていますが、この新建物の建設はどんな意味を持つプロジェクトだと感じていますか?
菅俣社長:2つの意味があると感じてます。
一つ目は単純に、「手狭になったから」です。
二つ目は、油圧業務を担える社員が育ってきたということです。きっかけは技術研修生として採用したベトナム出身スタッフのスキルが上がってきたことなんです。
当初は分解や洗浄を中心に担当してもらう想定だったんですけど、現在はそれ以上の仕事までできるようになっていて。本当に助かっています。
青木:業務に追われるだけでなく、自分で考えられるようになってきた、ということでしょうか。
菅俣社長:まさにそうですね。業務に追われているだけだと、新しいことを考える余裕なんてないじゃないですか。でも今はある程度のレベルで仕事を任せられるようになってきたので、周囲のスタッフも落ち着いて仕事ができるようになりました。だから次にやれることが見えてきたんです。
動画、ロゴ、建物——すべてがつながっていた
青木:動画制作から始まった一連の挑戦が、すべてつながっているんですね。
菅俣社長:そうなんです。動画を作ろうって決めた時は半信半疑だったんですけど、そこから流れが良くなってきた感覚があります。
実は先日、息子の結婚の顔合わせで自分の仕事を説明する時に、あの動画を見せたんです。畑違いの人には言葉だけだとなかなか伝わらないんですけど、動画を見せると『あ、こういうことなんだ』とざっくり理解してもらえました。正直、同業の人に伝わっても意味はなくて、まったく違う人に伝わることが大事なんです。
青木:動画から始まった流れが、社員さんとのつながりにも広がっていますね。
菅俣社長:そうですね。6月から神戸の現場にも新しいスタッフが入りますし、7月にはフロントにも人が加わります。動画やロゴ、新しい建物——本当にいろんなことが同時に動いている感覚があります。
まとめ
新しい建物はまだ工事中です。
建築許可の壁や外壁の色決め、本社との距離感など、悩みの種はまだいくつも残っていますが、それでも、菅俣社長の語り口には焦りよりも確かな手応えがありました。
動画、ロゴ、そして新建物の建設。
一つずつは独立したプロジェクトに見えますが、その背後には共通して「社員の成長」という土台がありました。8年越しの土地が、ようやく次の役割を見つけようとしており、今後も目が離せませんね。