【企業インタビューvol.16】株式会社ELEMENTS様インタビュー〜プロジェクト推進に大切なデザイナーとエンジニアのコミュニケーション〜
Engineerforceでは株式会社ELEMENTS様のプロジェクトに関わるデザイン、ピッチ動画制作のサポートをさせていただいております。
今回は株式会社ELEMENTS様より染谷様(以降、敬称略)のお時間を頂戴し、代表飯田がこの取り組みに参画している弊社デザイナー須藤を含めた2名にこれまでの取り組みや成果、これから取り組んでいきたいことについてインタビューをさせていただきました。
目次
ELEMENTSについて
今回のプロジェクトについて
弊社デザイナーとの取り組み
プロジェクトを推進したコミュニケーション
ELEMENTSについて
飯田:
本日はインタビューのご協力いただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。
まず、御社の事業内容であったり、やっていることを教えていただいてもよろしいでしょうか。
染谷:
たしかにELEMENTSが何をしているかをあまり話したことないですよね。元々は指紋認証から始まっていて、その後は顔認証やAIを活用したサービスへと広がっていきました。以前は「Know You ! Fit You !」というビジョンと「自分自身が世界の要素となる方程式を作り続ける」というミッションを掲げていました。「Know You ! Fit You !」は、「自分だけの要素を知ることで、より自分らしい生き方を選択できる世界を目指す」という考え方にもとづくもので、事業としては個人認証と個人最適化の2つの軸で進めていました。ELEMENTSの事業が多様化していく中でこのビジョンでは収まりきらなくなってきていたこともあり、現在は、グループミッションを「BEYOND SCIENCE FICTION」とし、積み重ねてきた膨大なデータと磨き上げた技術力を原動力に、まだ見ぬ社会インフラをつくっていこうとしています。その先に、マイノリティリポートや攻殻機動隊などこれまでのSF世界に存在するような誰もが胸躍らせる未来を、本気でこの現実世界に創り上げていくことを目指して活動しています。サービスをつくってそのサービスがいつか終わるというのは寂しいので長く使われるものを生み出していきたいと考えています。
また弊社は、社会課題を起点に、政府などと連携しながら、実用化・事業化へと展開していくスタイルが特徴で、例として顔認証のサービスやガソリンスタンド向けのAI給油許可監視サービスがそうだったりします。顔認証サービスは、eKYCと呼ばれるオンライン本人確認で使われるものがあり、金融分野の口座開設、通信分野の携帯契約手続き、人材分野の闇バイト対策、電動キックボードのモビリティにおける年齢確認など幅広い分野で使われています。累計本人確認件数は1.5億件を超え、実際に社会インフラとして定着段階にあります。
飯田:
実証実験で終わるケースが多い中で、社会実装までいけるのはすごいと感じています。
では、今回のプロジェクトについての話に入りたいのですがまず、どんなプロダクトなのかとそもそもどんなきっかけだったのかというところかからお伺いできればと思います。
今回のプロジェクトについて
染谷:
ELEMENTSでは他社の開発支援を行うケースもあり、今回のプロジェクトは、あるお客様の販促用ツール開発を支援したものです。たまたまエレメンツと繋がりがある方から紹介いただいたという流れですね。それに加えて今回のプロジェクトとELEMENTSが持っているリソースに相性がよかったので、一年ほど前に話が進みました。
株式会社ELEMENTS・染谷様
飯田:
なるほど。では今回のプロジェクトは知りあいの方経由で声をかけてもらったというような形ですかね。
染谷:
そうですね。
飯田:
今回、いわゆるEラーニングシステムをつくっていますが、これまで同じような経験はあったのでしょうか。
染谷:
ELEMENTSとしてはほぼなかったですが、僕は前職で経験があったのでプロジェクトに呼んでもらいました。
飯田:
前職の経歴がハマったイメージですね、ありがとうございます。
染谷:
前職の経験から不正対策ができるのもその1つでした。Eラーニングの動画ってカーソルを先に進めて、100倍速で視聴したことにするというようなことはよく起こっていて。それが起こった時にログとして残しておくような仕組みが必要ってことはノウハウとして持っていたのでその部分でも前職の経験は良かったと思います。
飯田:
裏側の仕組みはわかっていないとイメージつかないので性善説で考えてしまいますよね「ちゃんと見るはずだ」と。実際見ないですよね。
染谷:
見ないです。視聴締め切りとかをつくるとその直前に視聴数が伸びたりするのですが、大体そのカーソルを動かす動作で終わったことにしていますね。ただ逆に面白いのは、スマホアプリだとあまりないんです。
飯田:
パソコンはやりやすいんですかね。
須藤:
常時表示されているからというのもありそうですね。
飯田:
たしかに。あとアプリだとながら作業でもできたりするんだろうなとは思いますね。
そんな本プロジェクトにおいて弊社に依頼いただいた背景などお伺いできますか。
弊社デザイナーとの取り組み
染谷:
当社ではプロジェクトの特性に応じて、普段から外部の開発パートナーにも協力いただく体制を採用しています。今回はスマホアプリ2つとウェブを含む広い領域を扱う一方、スピーディーな立ち上げと高い品質の両立が必要でした。エンジニアとのコミュニケーションも多く発生する内容であったため、最適な体制を組むことが重要だと判断し、ちょうどそのタイミングで当社代表長谷川と飯田さんが出会ったことが協業のきっかけとなりました。
飯田:
まさに運命的な出会いでした。
須藤さんは今回のお話いただいた時はどうでしたか?今回のプロジェクトのドメイン知識もあまりなかったことと、裏側の知識も理解しにくかったと思いますがそのあたりは大変な部分もありましたか?
須藤:
そうですね、まずは一通り調べて情報整理しました。あとは社内にたまたまドメイン知識のある人間がいたのでそのメンバーに聞きに行ったりしました。あとはもう1人のデザイナーとの考えを一旦まとめてELEMENTSの方々に確認したりすることで知識を得ていきました。
飯田:
結構そのあたり苦労されていた印象です。
染谷:
たしかに、最初は大変だなと思いますね。
須藤:
大変でしたが新しいことは好きなので楽しかったです。
飯田:
そんな情報収集を経て、須藤含めたデザイナーからパターンを出させていただいて、染谷さんからフィードバックもいただいているかと思いますが、これまでデザイナーとがっつり組みながらプロジェクトを進めた経験はございますか?
染谷:
それでいくと前職も現職もデザイナーさんと一緒に仕事をしてきたので経験は全然ありました。ただ以前から思っていたのが作業だけしてもらう形になってしまうとお互いに辛いかなと。そうなると、推測ですが須藤さんも余白などの提案をあげづらくなるだろうし、かといって丸投げにしてしまうとどうしたら良いかわからないと思うのでその部分はチューニングしながら進めるように意識しました。
飯田:
その部分須藤も自分なりの考えを出している印象はあって。作業者になってしまうとディレクション側の工数も増えてしまうので大変な部分もあると思っています。そういった意味でも自分たちなりに考えてもらえると、例えアウトプットの方向性が違っていても進めやすさは変わってきますよね。
染谷:
そうですね、その部分はめっちゃ感謝です。
飯田:
方向性があってしまえばそこからは早いのでいいですよね。
少し出た部分もありますが、今回依頼いただいての感想などはありますか?
染谷:
提案いただいたことはすごく良かったです。あとはそもそも条件が決まっていない状態でお願いしても答えていただいたのも良かったですね。
飯田:
ありがとうございます。私たちは提案力を大事にしているので嬉しいです。
たまに余計なお世話になることもありますが。
染谷:
あとは結構スピード早いですよね。途中でも一旦出す、みたいな。
飯田:
その部分も結構意識していましたね。
染谷:
時間をかけて完成してから出していただくパターンだとこちらの想像していたものと違った時に言いづらいのもあって。
元々ウォーターフォールではなくアジャイル的に進めていたのである程度形になったものから出してもらってブラッシュアップできたのは短い期間で決めなければならない時は特に同じチーム感があって良かったです。
飯田・須藤:ありがとうございます。
飯田:
今回でいくと受託のプロジェクトになるので商流によってはエンドクライアントさんの意向が聞きづらい部分もありますよね。
染谷:
まさにそこで今少し苦しんでいたりします。
飯田:
そこでいくと今回のプロジェクトで難しかった点はその部分だったのでしょうか。
プロジェクトを推進したコミュニケーション
染谷:
たしかにそのコミュニケーションの部分も難しかったのですが、スケジュールが変わることが結構あって。そこのハンドリングが難しかったですね。
なのでその対策としてEngineerforceさん任せで先んじてデザインをつくっておくという進め方をしたりしました。今思うとその時に「やるかやらないかわからないのにデザインつくるんですか」というようなワードが出なかったのもやりやすかったですね。
飯田:
僕たちからすると直前で言われるより先に巻き取ってしまいたいですね。
須藤:
そうですね、その方が良いです。
飯田:
動画制作なども依頼いただけて嬉しかったです。
染谷:
たしかに、今回のプロジェクトはプロダクト開発からピッチまで僕は入っているのでそういった意味ではピッチで必要になった動画依頼も突然投げさせていただいたのですが、引き受けてくださったので感謝です。
飯田:
いえ、そういうの結構好きです。
ちなみに今回、エンジニアとデザイナーが別組織だと思いますが、その面で難しかった点はありますか?
さっき「チーム」といっていただいたのでその面は良かったのかなと感じています。
染谷:
そうですね、コミュニケーションに関してはピースが噛み合った感がありました。エンジニアとの関係で会議の時間が変動的になっていたりしたのですが、そこにも参加いただけたのでそこは良かったと思います。
直近難しかった点としてはこれまでメンバーとディレクターの絶妙なバランスとコミュニケーションでプロジェクトが成り立っていたがゆえに途中から参画したメンバーのキャッチアップが大変そうだった部分ですね。そこは「大丈夫かな」と思ったりしました。
飯田:
初期メンバーで統制取れていたところに途中参加のリーダーが入るとリーダー自身がキャッチアップ必要だし、それまでのプロジェクトの歴史を知らなかったりして大変な部分は多くなりますよね。
染谷:
領域はかなり広いのでそこはどうしても起こってきますね。
飯田:
須藤さんは大変だった部分ありますか?
須藤:
実は大変だった部分はあまりなくて、基本的には楽しくさせていただいて、チームとして一緒に走っている感じが実感としてあるので良かったです。
飯田:
そうですね、メンバーにとってもすごい貴重な経験をさせていただきました。
そんな中でも「提案」「スピード」「伴走」というのは普段から意識しているところだったので、今回全部言っていただいたのが嬉しかったです。
染谷:
あとはデザイン後のフォローも手伝ってくれて、プロジェクトのバグ管理表はEngineerforceさんにつくっていただきました。それは特に指示したわけではなくデザイナーとエンジニア間で進めてくれました。
須藤:
たしかに、スプレッドシートにまとめて作成させていただきました。
染谷:
そのあたりも含めてすごいカバー力だなと思いますし、わざわざPdMが全て入る必要もない領域もあったりするので、その点でもエンジニアとデザイナーが密にやりとりしてくれているのはとても助かっています。その点エンジニアも動き早いですよね。
須藤:
はい、いつも気づいたら直っていたりします。
飯田:
役割を意識しすぎる方もいる中でそのように動いてくれるととても助かりますよね。
須藤さんは最後何かありますか?
須藤:
本当に楽しくて、一緒にお仕事できて良かったと感じています。
飯田:
そうですね。それでは本日のインタビューは以上とさせていただきます。ありがとうございました!
一同:
ありがとうございました!
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