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先日ご紹介したフードテック事業に続き、今回ご紹介するのはヘルスケア事業です。実はこのヘルスケア事業、まだまだ形にはなっていませんが、創業して間もないところからスタートをしています。それでもなお確立はしていません。ただ言い換えれば、それぐらいにヘルスケアに関する事業は難しく、それ故に解決できたときのインパクトは大きいはずです。ここでは私たちがこれまでどのような歩みを経てきたのかをお伝えできればと思います。
アスリートへのコンディションサポートがスタート
私たちはこれまでアスリートの検体を収集し、研究するという形で会社のスタートを切りました。創業当初はアスリートに検体提供に協力いただくのみ。文字通り何の見返りもなく、善意での協力をいただいていたのです。ただそのような活動を続ける中で、アスリートの悩み相談を受ける機会が多くなってきました。腸やお腹にに始まり、カラダづくりや疲労軽減まで、コンディションに関して多岐に渡る相談を受けるようになります。
無償で検体提供に協力いただいたお返しとして、少しでも何か力になれないかと考え、管理栄養士とともに、食事を中心としたカラダづくりや腸内環境改善のサポートを行うようになりました。腸内環境検査の定量的な結果を用いたコンディションサポートは、当時もまだまだ主流ではありませんでした。ただ腸と食事を中心としたサポートにより効果や変化を実感する選手が増えてくるのを目にし、これはアスリートに役立つのではと自信を深めていきました。
ときには数十人在籍するチームから検体提供を協力いただいた際には、鈴木を中心に腸内環境を整えるための研修を実施したり、チーム内での腸内スコアや細菌バランスを比較したり、アスリートの行動が変わるための取り組みを工夫を凝らして実現していきました。
こうした活動は今でも継続しており、アスリートの課題・腸内細菌データ・コンディション向上ノウハウ、などを自社の知見として蓄積していっています。
競技アスリートのコンディション向上ノウハウを、一般の方々にも
こうした知見を一般生活者の方々に還元していきたいと考え、様々な企業とお話をする中で、京セラ社と出会いました。京セラ社はヘルスケアに貢献する様々な要素技術を有し、また自社も健康経営優良法人として社員の健康維持・改善を重要視しています。
”私たちが培ってきた腸を通じたコンディショニング向上ノウハウを一般生活者に還元できないか。”
彼らとそのような思いを共有するうちに、ぜひその仮説を検証してみようとの運びになりました。具体的には、同社の社員55人を対象に腸を通じたコンディション改善プログラムを提供し、腸内環境の変化やその他バイタルデータの変化が生じるのかを検証しました。
4ヶ月のプロジェクトの結果の一つとして、参加者の多くが自発的にプログラムに取り組み、指標にも改善が見られました。私たちがこれまで競技アスリート向けに提供してきたコンディション向上ノウハウは、一般の方にも展開できる可能性を明らかにしてくれたのです。
コンディションサポートを事業にする難しさ
とはいえ、まだまだブラッシュアップが必要な状況です。私たちが目指すのは一過性のプログラムではなく、一人一人にとってかかせない”習慣”になることです。そのためにはさらなる知見の蓄積と、データやデジタルの力を、有機的に繋げていく必要があります。
たくさんの競技アスリートや一般生活者へのサポートの実績を蓄積していくことで、
”すべての人を、ベストコンディションに”
繋がるような、プロダクトを創り上げていきたいと思います。
ぜひこのような活動に興味のある方のご応募をお待ちしております。