こんにちは!新入社員の根岸拓海です。今回は、部署ローテーション研修についてご紹介します!
まず、部署ローテーション研修とは、新入社員が部署配属の前にさまざまな部署を2日ずつ順繰り順繰り回って、その部署の業務を理解、体験するための研修となっています。今回は代表して生産管理部と技術開発部、特建事業部の3部署での研修をご紹介いたします!
縁の下の力持ち!【生産管理部】
生産管理部は、SE構法に用いる構造部材や接合金物の調達・運搬、アンカーボルトの積算(必要な数量や費用を計算すること)など、多岐にわたる業務を担っています。 普段なかなかクローズアップされる機会は少ないですが、この部署がなければお客様にSE構法をお届けすることはできません。まさに「縁の下の力持ち」な部署です!
生産管理部では、アンカーボルトの積算を体験しました。 基礎伏図や基礎梁断面図、柱脚金物・アンカー伏図などを基に、必要なアンカーボルトの本数と長さを一つひとつ拾い出していきます。
これが想像以上に大変……!💦1枚の 図面を見るだけでは分からず、隣接する基礎梁との兼ね合いまで確認しないと正しい長さがわからないため、かなりの集中力が必要な作業でした。
(ちなみに……本当は専用のソフトを使えば積算できるみたいです!笑。仕組みを学ぶための手作業体験でした!)
未来の安全をつくる!【技術開発部】
技術開発部は、主にSE構法がさらに安全で、設計の自由度の高い構法となるように日々研究開発を行っています。また、お客様に安心して暮らしていただくための品質管理も重要な仕事です。
ちなみに、以前Wantedlyのストーリーでもご紹介した当社の研究施設「Timber Structure Lab.」のメンバーも、この技術開発部に所属しています。
技術開発部では、まずSE構法のバックグラウンド(誕生の背景)について説明を受けました。 SE構法の歴史を知ることは、私たちエヌ・シー・エヌの生い立ちに直結するお話。社員として絶対に知っておくべき、とても貴重な時間となりました。
さらに、開発中の最新技術も体験!SE構法の施工支援システムとして、VRゴーグルを使用した最先端の試みを触らせていただきました。
これは、AR(拡張現実)や3D空間に建物の配置や施工計画を可視化したり、BIMデータ(建物の3次元デジタルモデル)から選択した部材情報をその場で読み取ったりできるシステムです。
文字にすると少し難しく聞こえるかもしれませんが、要するに「これから建てる建物の立体データを、目の前に実物大で出現させる」ようなイメージです!
詳しい内容はまだ「企業秘密(お口チャック)」なのですが、実際に体験している様子は写真の通りです。建築業界のDX(デジタル化)を感じて、ワクワクする体験でした。それとともに、周りから見ると少し不思議な動きになるので、他人目を気にしちゃうとちょっと恥ずかしかったです(*ノωノ)
ダイナミックな木造建築を形にする!【特建事業部】
特建事業部は、非住宅(学校や店舗、オフィスなどの中大規模建築)の建物を対象に、SE構法を用いた構造設計や構造計算を行っています。
当社には、SE構法だからこそ実現できる「大開口・大空間」の技術があります。そのため、一般的な木造では実現が難しいような、難度の高い大規模建築の構造設計依頼をいただくことも多いんです。それらを1棟1棟ていねいに検討・計算し、安全で美しいリアルな形にしていくことが、この部署の大きな使命です。
そんな特建事業部の研修では、静岡県浜松市で開催された「木造塾 in 静岡 vol.5」に参加してきました!
そもそも「木造塾」とは、私たちエヌ・シー・エヌ、住友林業株式会社、吉野石膏株式会社などが共催し、全国で定期的に開催している中大規模木造建築のセミナーシリーズです。
今回は「LCA算定から木造耐火・構造設計までの一貫実務」をテーマに、以下のような最先端のプログラムが展開されました。
- 第1部: 建築を取り巻く環境問題とその見える化(One Click LCA)[講師:住友林業株式会社]
- 第2部: 木造耐火構造の設計ポイント[講師:吉野石膏株式会社]
- 第3部: 静岡県産材の新展開 SUSTIMBER(S-100)との複合による耐久性の向上[講師:住友林業株式会社]
- 第4部: 木造建築の新潮流「中高層木造建築」[講師:株式会社エヌ・シー・エヌ]
木造塾に参加したことで、「木造建築を耐火にするための具体的な処理」や、環境最前線の技術「One Click LCA」について深く学ぶことができました。
特に印象的だったのが「One Click LCA」です。 これは、建物が一生の間に排出するCO2(温室効果ガス)の量を自動計算できる、世界標準のソフトウェアです。
これまでの建築は、完成した後の「省エネ(運用時のCO2削減)」ばかりが注目されがちでした。しかしこの技術を使えば、「資材の製造・輸送・建設・そして将来の解体」に至るまでに排出されるCO2の排出量まで丸ごと“見える化”できます。世界の課題解決に直結する、まさに画期的な技術なのだと知ることができました。
今回、生産管理部、技術開発部、特建事業部とまったく異なる3つの部署での研修をご紹介しました。
私たちが扱う「SE構法」がいかに多くの人の手と最先端の技術に支えられているかを実感したとともに、それぞれの部署がプロフェッショナルとしてバトンを繋いでいるからこそ、お客様に安心・安全で素晴らしい建築をお届けできるのだと、理解を深めることができた研修となりました!