経営者や課長部長が「あー昨日はお客様とキャバクラに行って大変だったよ」と私が大企業に在籍した時によく聞いた言葉でした。今は、その経費本当に必要ですか？と思います。

また、経営者がお客様と一緒ではない、部下とも一緒ではないのにキャバクラで散財すると言うのもよくあることですね。経費の出納帳にはお客様や部下と一緒と記載して、平気で10万、20万、30万を一晩で使う・・・。

よくあるパターンですね。

10万稼ぐのだって、上級SE5000円のエンジニアでも20時間、最上級SEでも16.5時間、スキルが低いエンジニアならば25時間働かないと得られないわけです。しかも、これは会社に入る額です。これを平気でキャバクラや高級寿司、高級フランス料理、などで使うわけです。

某大臣のように高級なお店にお連れしないと仕事をくださらない会社さんもあります。もちろん、それらがすべてダメなわけでもありません。食を共にして仲良くなるケースは確かにあります。飲みに行って関係が良くなるパターンは確かにあります。

でも、一食一人5万とか7万とか10万である必要はありますか？そもそも、その金額を出すのにエンジニアはどれだけ営業さんの為に働けば良いのですか？SEはおいしい食事を会社経費で食べてはいけないのですか？

いいえ、会社経費であれば内部のエンジニアも食事に連れていけるはずです。そのくらいの還元があっても良いと思います。

日頃仕事をくださってありがとうございますと言う意味を込めて、お客様を食事にお連れするのは、どの企業でもあると思います。とはいえ、コロナ渦で浮き彫りになってきたのは、社会通念上理解できないような額の食事にお連れしていた事やキャバクラで接待していた事です。

なんでそのような所に行くのか？答えは一つ、会社のお金で行けたら「ラッキー」だからです。自分の懐は痛まないからです。そもそも、キャバクラで仕事の話はできません。マンツーで女性が横につき、女性と話をしていますから・・・。断言します。そのような上司がいる会社は無駄な経費を使うダメな会社です。

私が事業部長になり、気を付けているのは、エンジニアが稼いできたお金と言う意識を持ち、無駄な飲食やキャバクラでは使わないようにしていることです。私も月の半分はエンジニアの仕事をして、お金を稼いでいますので、弊社のIT事業部の社員の気持ちが理解できます。自分も現役エンジニアですから無駄な経費は使えませんね。

上司が社会通念上理解できないようなお店に行っている場合、相当あなたの稼ぎから削られ、経費に充てられています。そして、あなたの給料は低く設定されています。