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オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、フィリピンに向けて留学やワーキングホリデーに行く人をサポートする株式会社Morrow Worldの留学エージェント事業「タビケン留学」。スタッフ全員が留学やワーキングホリデーを経験し、顧客一人一人の目的や目標に合わせたオーダーメイドの留学プランを提供しています。
今回は「タビケン留学」でマネジャーを務めるKaoriさんに留学カウンセラーの仕事内容ややりがい、これまでの経歴などについてのお話を伺いました。
Kaori
2018年に株式会社Morrow Worldに入社し、代表と2人の時代から留学事業「タビケン留学」でアドミン・カウンセラーに従事。コロナ禍はオンライン英語コーチングサービス「イングリード」の立ち上げにも参画し、現在は留学マネジャーとしてチームを牽引している。オーストラリア在住。
ファッション業界からワーホリ、異業種へ
ーこれまでのキャリアについてお聞かせください。
大学を卒業し、新卒でファッション業界に就職しました。一対一での接客、フロアを設計していくビジュアルマーチャンダイジング、現場の店長補佐としてチームのマネジメント、新店舗の立ち上げに携わりました。ブランドが外資系だったので外国人のお客様が多かったです。売上、お客様へのサービスの質にこだわる会社だったためとてもやりがいがありました。
また学生時代から大好きなミュージカルを通して英語や海外の文化に興味があったこともあり、当時の英語を使用する職場環境がきっかけで「もっと英語力を伸ばしたい」「海外での生活を経験してみたい」と思うようになりました。その後ワーキングホリデーでオーストラリアに渡りました。
オーストラリアではオフィスワークを経験してみたいという思いが強かったため、最初は現地在住の日本人向け日系メディア会社で前職と全く異なる分野のライターやエディターの業務を経験させていただき様々な機会を得ることができました。ちなみに後でお話ししますが、Morrow Worldに入社するきっかけになったのも、この会社で企画させていただいたコンテンツでした(笑)。
ーなぜオーストラリアを選んだのですか。オーストラリアの魅力について教えてください。
高校1年生の時に親から強く背中を押されて、学校の短期留学プログラムでオーストラリアにホームステイに行きました。当時は部活に打ち込んでいたし英語は全く話せなかったので、本当は行く気がなかったのですが(笑)。でも、行ってみて感じたのは、現地の治安の良さと人の温かさでした。ビーチでは人々が裸足で歩いていたり、バッグを置いたまま場所を離れる人がいたりして、そういう安全さが少し日本と似てるなと親しみやすさを感じました。
またオーストラリアと聞くと歴史的な面もありイギリス系の方を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実際はいろんな背景を持った人々が集まっている国なので、とても多国籍な環境で新しい人をみんなが温かく迎え入れてくれます。その体験がきっかけでもし長期留学に行くとしたら、オーストラリアにしようと決めていました。オーストラリアはビーチカルチャーがあり、幼少期に海の近くで育った私にとっては、海や自然に近い環境いうのも魅力的でした。
オーストラリア留学初期の頃
ー株式会社Morrow Worldに入社を決めたきっかけはなんでしたか。
オーストラリアでMoroさん(諸澤良幸 代表取締役社長)と出会ったことがきっかけです。ワーキングホリデー生活が始まって間もない頃、現地の日本人コミュニティーの交流会で知り合いました。
その後、先ほど話したメディア系の会社で、盛り上がりを見せる新しい留学エージェントと老舗大手のエージェントのトップたちの対談を記事にする「留学業界の新旧対談」の企画に携わり、Moroさんと一緒に仕事をする機会がありました。なので、入社前からMoroさんは私がどういう働き方をするのかを知ってくれていたと思います。
▶Kaoriが記者時代に諸澤(代表)に企画インタビューした記事【新旧対談・オーストラリアの留学業界「留学エージェントの役割の変遷」】
半年間のワーキングホリデーが終わる頃、Morrow Worldでタイミングよく人員を一枠募集していたので応募しました。知り合いとはいえ面接に備えて何度も練習をし、履歴書もしっかりと準備して臨んだのですが、着いてみたらMoroさんは「よ、最近どう?」みたいな感じで(笑)。準備していた内容が全然聞かれなかったことを記憶しています(笑)。
Morrow World勤務開始当初
チーム全員カウンセラーを目指して
ー「タビケン留学」でのポジションと業務内容を教えてください。
入社当初はアドミンというポジションで成約後のお客様の渡航までをサポートし、次にカウンセラーとして売り上げを追うポジションを任されて、現在のマネジャーに至ります。具体的にはチームのマネジメント全般、業務管理や改善、新しいスタッフの研修などに携わっています。
また留学業界ではお客様のサポート内容やサービスのアップデートが重要なので、その開発にも携わっています。現在の新しい取り組みとして、お客様とより良いコミュニケーションが取れるよう新しいマーケティングツールを導入し、システムを大幅に変えている最中です。トライアンドエラーの連続でいろんなことが起きるので、バタバタしています(笑)。
ー留学チームとして成果を出すために意識していることはありますか。
「チームマインド」「ポジティブマインド」「個の力」です。
まだまだチームとしての規模はそこまで大きくないので、一人一人の力がものすごく大事になってきます。その力を底上げするための3つのポイントです。
1つ目のチームマインドについては、自分の成績や成果のためだけではなく、チーム全体の力を向上させるために動くことを意識してもらっています。例えば、責任を持ってお客様を担当するために求められることは、一人が責任を背負い込んで全て対応することではなく、チーム全体でお客様の希望に迅速かつ丁寧に応えることです。なのでスタッフと一対一でコミュニケーションをとることは欠かせません。
次にポジティブマインドについて。日々、本当にいろんな予測不可能なことが起きることに加え、お客様それぞれの考え方も違います。そんな中でお客様に何ができるか、チームの課題を達成するためにはどう動いていくべきかを、前向きに考えられるようチームで意識しています。ポジティブ思考だとポジティブな要素が目に入ってくるようになり、糸口が見つかったりするものですよね。
最後に、チームメンバーの個の力を最大化していくために各々が自発的に考えて行動することを意識しながら、コミュニケーションをとるように心がけています。
ーチームで挑戦したいことやビジョンがあればお聞かせください。
現在はポジションに応じて採用活動をしていますが、今後はチーム全員カウンセラーという形を目指して、そこから最適なスキルに応じてそれぞれのポジションを決めていくスタイルにしていきたいと考えています。
チーム全員がカウンセラーになるために知識量の底上げをしてしっかりとお客様に寄り添い、お客様の人生で一度かもしれない留学体験としてサービスの充実度を向上させていければいいなと思っています。
人生の岐路と変化に関わる仕事
ーこれまでに担当してきたお客様の印象的なエピソードはありますか。
カウンセリングをしていると本当にいろんな方がいて興味深いのですが、一番印象に残っているのは、ある業界一筋でやってきた20代後半の社会人の方です。多くの人は留学を考える時に、人生をどう良い方向に変化させていこうかとポジティブなのですが、その方は最初のカウンセリングの時から、「〇〇になったらどうしよう」などと後ろ向きな発言が目立ちました。初めての挑戦で不安になってしまうのは分かるのですが、こちらが心配になってしまうくらいネガティブ思考でした。
実は留学生が海外で「これが言えなかった」「通じなかった」「発音できなかった」などと、自分のできないところばかりにフォーカスしてしまうことはよくあることです。カウンセリングでは「自分のできるところ・できたところを見つけましょう」と伝え続け、その結果、その方が留学3日目にして「すごいスピーキングの進歩を感じています」とメッセージを送ってくれました。他のスタッフのサポートもあった上でですが、お客様が自分の小さな成長や褒めてあげるべきポイントに気付けるようになったというマインドの変化は素敵だなと感じましたね。
ーカウンセラーのやりがいは何だと思いますか。
カウンセリング中
お客様の人生のターニングポイントに関われるところです。10代だったら大学生やこれから社会人になる人、20代以上だったら転職を考えている人など、人生の岐路で留学に挑戦する人が多いので、責任は大きいなと感じる一方、お客様が留学経験をその後の人生に活かしている姿を見られるのは、とてもやりがいがあり楽しいなと感じます。
ー正直、カウンセラーに英語力は必要だと思いますか。もし必要ならどれくらいのレベルがあればいいでしょうか。
あまり重要視されていないように思う人もいると思いますが、結構必要だと思います(笑)。業務では学校のスタッフや滞在先のスタッフなど本当にいろんな人と関わるので、英語力は必須項目でなくても、あった方が絶対いいですね!
コミュニケーションはメールや電話でとったり、現地視察の訪問時に対面でとったりしますが、何かトラブルが起きた際や情報収集が必要な時などは、お客様に密接に関わってきます。ツールを介さず直接英語で理解できる方が圧倒的に得られる情報量が多く、仕事のスピードも断然早くなるので、CEFRのB2(英検準1級〜1級)ぐらいにあたる中上級、欧米国でいうと現地の専門学校に入れるぐらいのレベルはあった方が、自信を持ってカウンセラーを務めていただけるんじゃないかなと思います。
フィリピンの学校視察にて
留学の経験豊富で情熱的なメンバーとともに
ー「タビケン留学」チームの“推し”ポイントを教えてください。
メンバーは20代、30代で小規模なチームなので、意見やアイデアがそのまま採用されるチャンスが多いです。かつ、留学経験の豊富なスタッフが多いため、留学に対して情熱を持って、お客様と誠実に向き合う魅力的なスタッフしかいません。チームの一員として働くなら、責任感を持って自分で考えて行動できる方が合っていると思います。安定を求める方よりはチャレンジ精神が強い方の方がフィットしていますね!
ー最後に、留学カウンセラーというキャリアを検討している人に向けて一言お願いします。
留学カウンセラーは自分自身の経験を通して、留学の魅力や楽しさや苦労、いろんな部分を理解している方が最適だと思っています。また、お客様の人生のターニングポイントでもある留学のプランは、本当に多種多様でオーダーメイドになるので、ご自分の経験も踏まえながら、お客様の納得のいく充実した留学プランを提案できる方をお待ちしています!