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コロプラのエンジニアブログ Vol.7【サーバーサイドエンジニア社内/合同勉強会】


これまで弊社のサーバーサイドエンジニアでは、情報共有の場として勉強会・LT会といった場が不定期に設けられてきました。

しかし昨今のリモート環境への変化に伴い得られる情報の幅が狭まり、会社や他プロジェクトにおける取り組みを知る機会がこれまで以上に難しくなったと感じています。そんな課題を解決するべく、情報とナレッジ共有の場としての勉強会の取り組みを強化することになりました。

今回はコロプラのサーバーサイドエンジニアによる「社内勉強会」と、社外の方にもご協力いただく「合同勉強会」の運用について、実例(株式会社ミクシィ様と開催)も合わせて紹介していきたいと思います。

Kevin / 2016年4月、サーバーサイドエンジニアとして新卒入社して以来、『白猫プロジェクト』の運営や新作の開発に従事。現在はマネージャー職も務める。

T.I / 2016年2月、サーバーサイドエンジニアとして中途入社。現在は『白猫プロジェクト』と新作タイトルを担当し、マネージャー補佐も務める。

1 社内勉強会について

実施までの流れ

大まかに下記の流れで勉強会の企画発足から実施まで行われています。
1. コンテンツ決め
2. 発表者とすり合わせ、資料作成
3. スケジュール決め
4. 勉強会実施
5. アンケート実施
6. 録画と資料のアップロード

勉強会を実施するにあたって一番大事なのが最初のコンテンツ決めになります。
企画発足は、エンジニアの知りたいという声を元にすることもあれば、発表したいという自薦があって進めることも、どちらもあります。

コンテンツの大枠が決まると、次に参加者になにを伝えたいかの目的をハッキリとさせます。ここで決めた方向性を元に、発表者の方とすり合わせ、資料作成の段階に進みます。

実施する際にはこれまでと変化があり、リモート環境に合わせて勉強会もオンラインで実施されるようになりました。オンラインで気軽に参加できるようになったため、オフラインで行っていたころより参加率が増えました。また、より多くの方に参加してもらえるよう、ミーティングの多い午前中およびゲーム内イベントのリリースタイミングの多い15〜16時は避け、少し遅めの17時頃から開催するように心がけています。オフラインと比べ参加者の反応が見えづらくなりはしましたが、チャット上で質問や議論が活発に流れ、少しずつオンライン勉強会に合わせた柔軟な発表が行われるようになってきました。

勉強会終了後については、今回の内容について、そして今後どのような勉強会が開かれてほしいかのアンケートを実施しています。簡単なアンケートではありますが、勉強会を定期開催し、より良いものとするためには大事なものとなります。

また、勉強会で用いた資料や発表時の録画については、参加できなかった方や後から振り返るためにいつでも見れるようにまとめています。これまでは発表を行ったきりになることもありましたが、勉強会の実施だけで終わらず、その後のナレッジ共有として残り続けるものとして活用しています。

実際に行われた勉強会紹介

実際に弊社で行われた勉強会の一部を紹介いたします。

社内ライブラリの紹介 (発表者:2016新卒入社 T.A.)
ゲーム開発において新しく使われるようになった社内ライブラリについての紹介と、軽く触るチュートリアルを実施していただきました。社内で取り組まれている新しい技術について知り、今後ライブラリを利用する際の障壁を下げる、そのような目的のものと実施されました。

Kubernetes勉強会 (発表者:2015新卒入社 Z.S.)
サーバーエンジニアが業務では直接触ることのないKubernetes勉強会をインフラエンジニアの協力のもと実施いたしました。他領域に対する知識を深め、業務の幅や他職種との円滑なコミュニケーションを生むための場としても活用されています。

LCEと『ユージェネ』ローンチ (発表者:2020中途入社 S.C.)
横断チームのLCE (Launch Coordination Engineers TEAM) の紹介および2021年4月21日にβ版としてサービス開始された新作アプリ『ユージェネ』について話していただきました。横断チームをより知ってもらい、そして会社として今後どのように新しいタイトルのリリースをサポートしていくかについて伝えられたのではないかと思います。

ゲーム業界におけるサーバー技術の今後について ~HTTP/2,HTTP/3,QUIC,WebRTC~ (発表者:2016新卒入社 T.A.)
最新技術の紹介から始まり、今後ゲーム業界におけるサーバー技術で求められるものを共有していただきました。エンジニアとして未来を見据え、技術へのアンテナを張る機会を与えるような勉強会となりました。

今後について

以上、社内勉強会の運用と発表内容について紹介させていただきました。エンジニアの知りたい、発表したいという声を大事に、今後も多くの勉強会を開催していく予定です。そしてこの社内勉強会が会社の文化として根付くよう、成長および情報共有の場として築けるよう引き続き取り組んでいきたいと思います。

2 合同勉強会について

合同勉強会の取り組みも始めました。

合同勉強会と言われても何かよく分からないと思うので、簡単に説明します。先述した、通常の社内勉強会は、社内向けに社内の人間が発表を行いますが、そこをコロプラを含めた複数社で行います。

先日、株式会社ミクシィ様にご協力いただき第1回目を開催することができました。クローズドな勉強会なので、具体的な発表内容には触れませんが、どのような取り組みかを少し紹介いたします。

目的

第1の目的は、コロプラの発信力を向上させることです。
今は社外に向けての発表や情報公開がまだ少ない状況ですが、コロプラとして誇れる様々な取り組みを、しっかり内部・外部に対して発表していけるような文化形成を行うことが、このプロジェクトを発足した目的です。

幸いにも、第1回からご協力いただけることになった株式会社ミクシィ様は以前からSNSやYouTubeなどを日常的に使い、多くの発信や合同カンファレンスをされているので、現状、露出の少ないコロプラとしては学ぶことが多かったです。

第2の目的は、コロプラ社内で抱えている/解決した課題を共有することです。
というのも、具体的なところは話さずとも、また全く同じ事象でないにしても、サーバーエンジニアの業務で発生しがちな問題があるかと思います。それを積極的に共有していくことで、他社様にとってのヒントになったり、コロプラにとってもさらなる気づきが生まれることを期待しています。

合同勉強会から派生した「技術カンファレンス」

当初話が上がったときは「合同で勉強会を行う」というところから始まったのですが、発表者も当初の想定より多く、今後も続けて行けるようにカンファレンスとして開催しました。

タイトルは、
mixi × colopl Developers Conference Online 2021春 〜大規模ゲーム運用の裏側〜』です。

現在はコロナ禍ということもあり在宅勤務率が高く、普段の何気ない交流も減っていたので、社内にいながら技術カンファレンスで交流できるイベントが存在するというのは、新しい体験だったかと思います。

クローズドだからこそ出していただける話もあり、また大規模なゲーム運用を両社行っていることも重なり、当日は大盛況で貴重な意見交換もできました。

合同勉強会のこれから

初めて間もない試みなので、まだまだ改善が必要な点もありますが、発表機会や意見交換の場として新たな形を提供できました。

原点に戻りますが、コロプラとして誇れる様々な取り組みを、しっかり内部・外部に対して発表していけるように努めていきます。これらの取り組みを継続的に行い、発信する力を養うことで文化へと繋がり、次の機会へと発展させられるのかと思います。

詳細をお伝えできないのは残念ですが、サーバーエンジニアの雰囲気が少しでも伝われば嬉しいです。

以上、サーバーサイドエンジニア社内/合同勉強会の概要をお伝えしました。

こちらに情報も記載していますので、ぜひご覧ください!

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