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イベント直後に突撃!薬剤師の道を歩んだ高橋がharmoへジョインした理由とは?

今回は、6月に開催されたオンラインイベント親子でオンラインフェス # 遊べる 学べるオンライン体験フェスのメインスピーカーを務められた、高橋さんに突撃インタビュー。

イベントでは、“harmo探偵”に扮した高橋さんが、小さいお子様とご両親向けにお薬にまつわる問題を様々出題。
オンラインフェスに参加された理由と、前職で薬剤師としての道を歩んでいた高橋さんの原点について、お話を伺いました。

プロフィール

高橋 秀太朗(たかはし しゅうたろう)
シミックホールディングス事業戦略推進室 CMIC harmo lab
▼業務内容
コミュニケーション研修の枠組みとして、シミックグループの社員を活用したharmoのPR活動を担当し、企画~実行(研修の講師等)まで、一気通貫して携わっている。また、疾患啓発やアンケート調査等の、データを利活用したプロジェクトマネジメント業務など、担当業務は多岐にわたる。

1.親から子供だけでなく「子供から親」を目指して…

ーメインスピーカーとして、今回のイベントに至るまでの想いを教えてください!

昨今のコロナウィルスの影響で、外でのイベントが難しい状況ですよね。特に今回は「親子でオンラインフェス」という事でしたが、イベントどころかそもそも外出できる状況ではなかったので、我々のような大人だけでなく、お子様も家で過ごす時間が長い。そんな状況下でも、家の中で楽しめるワークショップを今回Tabicaさんが作ってくださいました。そんな素晴らしいイベントに、我々harmoも参入させていただけたというのは、非常にありがたい気持ちでいっぱいです。

harmoを広める機会を作ろうと思うと、薬局で直接お客様にアプローチをしたりすることが多いので、現状どうしても大人向け(お母さん等)になってしまう。なので、小さいお子様に対して直接アピールする機会は少ないんです。そんな中で今回のオンラインフェスのように、双方向でお子様と直接コミュニケーションが取れるというのは、非常に素敵な機会でした。

なのでイベントのメインスピーカーになると決まってからは"親から子"ではなく"子から親"に「harmoを作ってほしい!」とお願いすることきっかけになるような、そんなフェスに出来たらいいなと思っていました。それ以外にも、子供同士の波及効果って凄いと思うので、参加して頂いたお子様が「このカードカッコいい!」と思ってくれれば、学校のお友達10人,20人に伝わって、harmoを使ってくれる人がどんどん増えていけばいいなという希望もありました。

”harmo探偵”に扮する高橋さん 右頬にはharmoカードが。笑
次々とお薬に関わるクイズを出題。子供たちをひとりひとり指名していく双方向型コミュニケーションは子供たちには好評でした。

ーそのような思いをもって臨んだイベントが無事終了していかがですか?

当初想定していた以上に、小さなお子様のご参加が多かったことから「話が伝わらなかったらどうしよう」といった不安や、開催者様側からの「一方通行向な講座型じゃなくて、出来るだけ参加者を巻き込んだイベントにしてください!」と言われていたので緊張はしていたのですが、振り返ってみると参加者の方々を巻き込むことも出来ましたし、たくさんの質問を貰うこともできて、「オンラインならではの双方向のコミュニケーション」が出来たのではないかと思っています。実際に「カードがカッコイイ!」というお声もいただけのは嬉しかったです。

harmoカード。子供たちからは「かわいい!」「かっこいい!」と大人気でした。

オフラインのイベントであれば、遠方の方は参加しづらかったりしますが、オンラインであれば距離関係なく、離れている人ともこうやってコミュニケーションが取れるのは素晴らしいことだなと感じましたね。

2.世の中のスタンダードを作る

ー前職では薬剤師をされていたと聞いたのですが、薬剤師になった背景を教えてください!

原体験的な話をすると、私は幼い時に喘息やアトピーの症状があったり、アレルギー体質でした。なので病院に行く機会がとても多く、その分薬と触れ合う機会が多かったんですよ。そういった背景もあり、将来は医業を通す仕事に就こうと決めていたので、自然と大学は医薬系に行きたいと思っていました。そこから紆余曲折在り、薬学部の大学に進学しました。

ー薬剤師のキャリアはどのような選択肢があるんですか?

薬剤師のキャリアはいくつかあります。「病院の薬剤師」「薬局の薬剤師」「MR」「ドラッグストア」あとはシミックのような「CRO」が代表的ですね。ただ私が学生だった当時はCRO業界に進む人は少なく、大体が薬局・ドラッグストア・製薬会社でした。私は当時「病院の門前薬局だと、決められた薬だけを出すのかな?」と思っていたんです。医師から処方された薬をチェックし、安全確認をしてからお客様に提供するというイメージ。でも個人的には「お薬の提案にアレンジを利かせたい」という思いがありました。

なのでOTC(市販用医薬品)も手掛けることが出来るドラッグストアが自分には合っているのではないかと思い、大手のドラッグストアに入社をしました。ドラッグストアって、お薬だけではなく、サプリメントなども薬剤師に相談出来るんですよ。

「しっかりお客様の話を聞いて、コミュニケーションが取れる薬剤師になりたい」とずっと思っていました。

ードラッグストアで働いていた際に感じていた、医療に対する課題はありますか?

薬局ではお客様がお薬手帳を持参してきてくれることが多いのですが、私が勤めていたようなドラッグストアですと、ほとんどのお客様はお薬手帳をお持ちになりません。なのでこちらから「普段どの薬を飲んでいますか?」と聞くしかない。お薬手帳がない中で、こちらからその場でヒアリングして、飲み合わせのチェックをしなければいけないのです。そこはドラッグストアの難しい所でした。

ーその後どのような流れでシミックに転職したのですか?

薬剤師として働き始めて数年経って、自分で薬局を始めようと思いました。調剤薬局経営に夢を向けていたのです。しかし、結婚などを通して将来のライフステージや人生を考え始めて、薬局の経営ではなくて、「もっと社会に新しいものを発信していける仕事」へと自分の興味が徐々に移っていきました。

薬剤師は、目の前にある業務を正確且つ安全に行うという、一種の決められたルーティーン業務の占める割合が多いので、「新しいことを発信していけるサービスを持っている」企業に憧れを持ち始めたのです。

そこで希望と合致したのがシミックでした。最初はより薬剤師の経験が活かせつつ、医療の向上に貢献できる仕事が良いと思い、PV(安全性情報)職として転職しました。

そんな中、社内向けのharmoの仕事紹介のセミナーが開催されたので、石島さん(harmo lab長)の話を聞き、harmoの目指す世界を知ってから、改めて「これが自分がやりたい仕事なんだ!」と思ったのです。

その後社内公募でharmoチームに異動したという流れです。弊社はharmo以外にもたくさんの部署があって、社内異動だけでも色々な可能性があるんですよね。

ー石島さんの話を聞いて、感じるものはありましたか?

石島さんは、熱くメッセージを伝えられる方で、彼の話は私の心に強く響きました。

彼は途中で「赤ちゃんの写真」を出したのです。よく見ると赤ちゃんの上にharmoが乗っていました。

実際の「赤ちゃんの写真」

その写真を見た時に強く感銘を受けて…。

ドラッグストアや薬局に行った際に、薬剤師側としてはお薬手帳があると、個人の履歴を確認できるので非常に助かるのです。逆にお薬手帳が無いと、情報が口頭だけの確認になってしまうので分からない部分もあり、怖い。さらに言うと確認にも時間がかかりますし、ドラッグストアや薬局に来られる患者さんは、来店する前の病院の段階で長時間待たされているパターンが多いこともあり、「早く帰りたい」と思っている方々がほとんどです。

そういう想いがあったので、赤ちゃんとharmoの写真を見たときに、「赤ちゃんの頃から自分のお薬手帳をまとめることが出来て、ずっと残しておける機能があればいいな」「ドラッグストアや薬局に、紙のお薬手帳を持参しなくて済む」「スマホでも簡単に管理できて、便利しかないな」と思いました。

そしてそれが、石島さん達となら、遠い未来ではなくて、数年後の未来に実現できるはず。Suicaと同じように、harmoを持っているのが当たり前の世界が数年後には実現できると思うんです。薬剤師の立場から考えても、そんな世界が実現したら便利だなと思いますし「数年後の世の中のスタンダードを作っていける仕事をしたい」とワクワクしたんですよ。

3.「患者さんからもらった大切なデータを、より良い形で患者様に還元するサイクルを作る」_それがharmoの役割

—harmo labチームはどういったメンバーが集まっている組織なんですか?

幅広い職種のメンバーが集まっています。データを分析するデータアナリスト、harmoの土台作りをする開発エンジニア、それに加えて事業推進を担当するビジネス職もいますし、私のようなPR担当、あとはもちろんオペレーション業務を担当している運営メンバーもいます。なので、様々なバックグラウンドを持った幅広い職種のメンバーが混合しながらharmoを作っているんです。それぞれの分野のプロフェッショナルが力合わせてサービスを作っています。ひとりひとりのキャラが立っていて、誰一人抜けてはいけないと思える凄く良いチームなんです。

ー幅広い職種のメンバーが集まっているという事ですが、チームの雰囲気はいかがですか?

とにかく"スピーディー"なチームです。よく「アジャイル型」という言葉が飛び交うのですが「まずは形にしていく」という事を心がけています。全てを作り上げてから発信するのではなく、とにかくスピード感をもって、一つ一つ小さいものを積み重ねながら結果として大きなもの作るという事ですね。やはり他の競合会社の動きや、世の中が求めるものってどんどん変化していきますよね。自分の会社だけ見ながらゆっくり進めていても意味がないと思っているので、社会のニーズを察知してスピード感をもって広めていかないと、ビジネスに結び付けることは難しいと思っています。そのうえで、harmoチームだけで完結する仕事はあまり無く、他部署を巻き込みながら進めていく場面も多いので、色々な人の協力を得ていくことが業務を進めていくうえで大切という考えから、連係プレーを大事にしています。

ー高橋さんの今後の目標を教えてください!

大きく2つ成し遂げたいことがあります。

まず1つ目はharmoを日本全国に広めたい。つまり利用者数を増やしていきたいと思っています。利用者数の増加は、データの利活用という側面でも非常に大きい意味を持ちます。人数が多ければ多いほど、情報量も比例して増加するので、よりいいデータを回すことが出来ます。

harmoは患者さんと医療従事者の双方にとって体とお薬の大事な記録であり、預けられた記録を匿名性を保ち、個人に結びつかない形で医療の向上やビジネスに利活用されています。そしてこのビッグデータから課題やインサイトを見つけ、ニーズを解決していく。そしてより良い医療を、患者様の人生において、その人らしく生きるためのものとして返していく。

つまり「患者様からお預かりした大切なデータを、より良い医療の形で患者様に還元する」

このようなサイクルを生み出せるということがharmoなんです。このサイクルをさらに加速してく為にも、利用者数を増やし、日本全国47都道府県のほとんどの薬局でharmoが入る為に、とにかく今は普及活動を頑張っています。

もう1つの目標は、「harmoの普及活動研修」のリーダーを任せていただいているので、成功させたいと思っています。何事も「やり通すこと」が大切だと思っているので、成功するまでやり通したいと思っています。

ー高橋さんが一緒に働きたいと思う人はどんな方ですか?

「熱意」を持っている方が好きです。もちろん仕事なので「忙しくて時間が無い」とか「〇〇がしんどい…」のような大変なことってたくさんあると思うのですが、自分が「やりたい」と思っていることを、思うだけだったり口に出すだけで終わらせたりせず、熱意をもって行動に移せる方は素晴らしいなと思います。

ー未来の仲間に伝えたいメッセージはありますか?

harmoが目指す未来に共感してくれる方と一緒に、前に進んでいきたいなと思っています、harmoはこれからどんどん伸びていく新しい分野なので、やりがいは凄くあります。ただ「目指す未来に共感はあまりしていないけど、プロの技術があるから活躍できます!」という人はチームには合わないと思っています。harmoへの共感は大前提で、そのうえで「自分の〇〇の経験を活かして、harmoをもっと良くしていきたい!」「新しいものをharmoに付けていきたい!」という熱意が高い人とぜひ一緒に働きたいです!

ーあとがき

さまざまなバックグラウンドを有するプロフェッショナルが集まるharmoチームですが、
それぞれに志があって、実際にharmoを通して体現しようと動いているのは本当に素晴らしいですね。

次回のメンバー紹介ではR&D/開発エンジニアに迫りますのでお楽しみに!

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