【創業背景】ソフトバンクが認めた技術。日本における「キャリアデータ活用」の開拓者・Cinarraの足跡
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こんにちは。Cinarra人事の相澤です✨
久しぶりの更新となりますので、せっかくなら「Cinarraってどんな会社?」という原点に立ち返り、私たちのルーツや創業の背景についてお届けしていきたいと思います。
「Cinarraという名前は聞いたことがあるけれど、実際どんな想いで立ち上がったの?」
そんな疑問をお持ちの方に、ぜひ読んでいただきたいストーリーです📖
1. 創業者のビジョン
創業メンバーたちは、単なる「広告会社」を作るつもりはありませんでした。彼らが目指したのは、通信キャリアが持つポテンシャルを最大限に引き出し、「生活者のプライバシーを守りながら、ライフスタイルを豊かにする」 という新しいプラットフォームの構築です。
そのキーマンであり、世界最大のネットワーク企業の元APAC CTOがCinarra創業者です。彼が通信インフラと広告エコシステムの乖離に、大きなビジネスチャンスと「解決すべき課題」を見出したことがCinarraの全ての始まりでした。当時の広告業界は、デジタル上の行動データには強い一方で、私たちが実際に生活する「リアルな場所」のデータ活用には限界がありました。
「通信キャリアが持つ膨大なネットワークデータと、広告技術を安全に融合させることができれば、ユーザーにはより有益な情報を、企業には圧倒的な成果を届けられるはずだ。」
この確信が、Cinarraのエンジンの火を灯しました。
2. 模倣不能な「プライバシー×データ」の技術壁
キャリアデータは非常にセンシティブな情報を含むため、プライバシーに配慮したプロダクト設計が不可欠です。Cinarraでは、グローバル基準で高い専門性を持つエンジニアが集まり、プライバシーを重視した設計を行っています。
キャリアデータを安全に活用する取り組みは世界的にも難易度が高く、限られた企業のみが実現できている領域です。
当社のプロダクトでは、キャリアデータをもとにIDを生成し、匿名化処理を行います。また、大量のデータを効率的に処理する仕組みを構築しており、50億件を超えるデータの処理実績があります。これにより、データを社内に長期間保管する必要を最小限に抑え、情報管理リスクの低減にもつながっています。
3. 日本上陸 ソフトバンクを動かした「キャリアの逆襲」ストーリー
Cinarraにとって大きな転換点の一つが、日本市場への本格参入でした。
当時の日本では、「キャリアデータをマーケティングに活用する」という考え方や技術はまだ一般的ではなく、2014年にCinarra USから持ち込まれた事業構想は、新しい取り組みとして関心を集めました。
一例をあげると、従来主流であったGPSによる位置情報では、商業施設内の詳細な位置把握には限界がありましたが、キャリアのWi-Fiデータを併用することで、より精度の高い分析が可能になります。通信事業の成長が鈍化する中で、デジタルマーケティング領域への展開は、キャリアにとって新たな価値創出の機会となり得ました。
また、通信インフラへの大規模投資を行ってきたキャリアにとって、自らのデータ資産を活用した新しいビジネスの可能性を示した点も評価され、ソフトバンク社との実証実験へとつながりました。
この時、創業者と実証実験から共に歩んだのが現CEOの細谷です。細谷は今日まで、日本法人の創業を牽引しました。
細谷を筆頭にこの創業時のパッションは今も失われていません。この技術基盤を使って、次はどんな世界を作りたいか、共に議論し成長していける方を求めて採用活動をしています。Cinarraのプロダクトに込めた想いや、私たちが向き合っている挑戦が少しでも伝われば嬉しいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。