-ちょびリッチのメイン事業はポイントサービスサイトですが、具体的にはどのような事業を行われているのでしょうか?
インターネット上で、商品やサービスを提供したい企業とサービスを受けたいユーザーをマッチングさせる場所を提供しています。企業は商品が売れたりサービスに登録してくれたりすると、成果報酬として弊社に広告料をおさめるという仕組みです。
ユーザーはちょびリッチのサイトを経由して、商品を購入したり、サービスに登録をすることで、ちょびリッチ内のポイントを得ることができます。貯めたポイントは、現金をはじめ、電子マネーや図書カード、マイルなどの自分が好きな商品やサービスと交換ができます。
このように、インターネットを通して、企業もユーザーも弊社も全員がメリットを得られるような仕組みを開発・運営しているのがちょびリッチです。
-なぜポイントサービスサイトの事業をやりだしたんですか?
もともと父親が釣り堀やカラオケ、居酒屋、屋外映画館など商売をしていて小さい時からそれを横で見て来ました。
家業では様々な商売をしていましたが、いずれにしても共通点として「場所を提供している」ということなんですよね。それで自然とわたしも場所を提供するサービスを提供したいなと思ったことがきっかけです。
-ちなみに、前職は何をなさっていたんですか?
前職は1000人くらいの、電線やケーブルやモニタを製造しているメーカーで財務経理をしていました。もともと将来的には自分で会社をやりたいと思っていたのですが、会社を経営するのであればその基盤となる財務経理を知りたいと思い、新卒で入社しました。
当時のことを思い返すと、管理部門として業務をやりつつ、いろんな部署のところに行って事業やサービスの改善案を勝手に提案していたりしていたので、少し変わっていたかもしれません(笑)。
-攻めの財務経理ですね。どのくらい在籍されていたんですか?
7年くらいいましたね。その後起業したきっかけとしては、満を持してというより、2002年に日韓W杯があって、サッカーがすごく好きなので、なるべくたくさん試合を見に行きたいなと思いつつ、サラリーマンだとあんまり行けないなと思って、まず会社を辞めました(笑)。
-何するか決めてなかったんですか?すごい思い切りありますね!
そこが良いところでもあり悪いところでもあるのですが(笑)、比較的行動力はあるのかなと思います。
-辞めてから実際にサービスを立ち上げるまでってどのくらいの準備期間があったんですか?
準備期間は、、、うーん、たぶん9ヶ月くらいですかね。まずWebサイトを作ったことがなくて、まったく知識もなかったので、一から自分で調べました。そうしたら、どうやら「デザイナー」っていう人と「プログラマ」っていう人が必要らしい、ということに至って(笑)。
-え!そこからだったんですか?!(笑)すご!
今思うと無知ってすごくいいことだなぁと思うんですよね。何も知らなかったので自分で調べたりとか、あとは「このデザインいいな」って思うサイトを運営している会社に連絡をしたんです。「同じようなデザインのサイトが作りたいんですけど」って。今思うと相手からすると訳がわかんない問い合わせですよね(笑)。
結局その方から開発者を紹介していただけて、実際に作っていただけました。無知と行動力がなせる技ですね(笑)。