月曜日は18入社の内定式でした。
18新卒の採用活動は、去年2016年の8月にスタート。終わったのが今年の7月末。まるっと1年かけて採用活動を行った結果、私が採用を担当している広告制作職は13名の内定者と出会うことができました。
1人1人、濃厚なエピソードがありすぎて語り尽くせず、懇親会後の二次会まで参加。懇親会は立食パーティーで、アラサーの私は脚がパンパンで動けないほど疲れていたのに、二次会でもみんなすごい元気!私も学生の頃は立ちっぱなしくらいじゃへこたれないのになーと思いつつ、みんなのエネルギーに圧倒されているといつのまにか私も復活して、一緒になって山手線ゲームに盛り上がっていたのでした。
内定式前に、「あなたにとって新卒採用とは」というタイトルで、営業職・広告制作職の採用担当あわせて6人から内定者81名へのメッセージムービーを流しました。私にとっての新卒採用は、「運命の一社と出会うお手伝い」。就職活動をしていると、選考に「通った」「受かった」「落ちた」「ダメだった」と合否にばかり意識がいってしまいがちですが、私は、企業と学生、お互いがお互いに「ベストだよね」と選択することが採用である就職活動だと思っていて。優秀か優秀じゃないかとか、大手か大手じゃないとか、好きとか嫌いとかは関係ない。時々、人事の中にも「競合の●●と悩んでいたあの学生、私がうまいこと口説いたんですよ」と偉ぶる方もいらっしゃいますが、本当にその学生は、その企業で働くことがベストだったのでしょうか?他の企業の方が高いパフォーマンスを発揮できるのではないかと考えなかったのでしょうか?頭のいい学生の中には、志望動機を企業ごとにカスタマイズしてバラバラの業界の企業からいくつも内定をGETしている人もいます。人事も人事で、自分の会社に行きたくなるよう口説いて、面接対策して、内定へ導くことだってできちゃいます。しかし、それでいいのでしょうか?
私は、一生に一度しかない、新卒入社、だからこそ、納得して、覚悟して、希望を持って入社してほしい。だからこそ、一人一人と本気で向き合って、「何がしたいのか」「どうなりたいのか」「どんな人と働きたいのか」を徹底的に話します。その結果、CDCがベストじゃないなと思えば、そのまま伝えますし、迷っている他の企業の方がその子の志向性的にふさわしいと思えば、「その会社にいった方がいいよ」と言っちゃいます。面談や面接では、CDCの良いところだけではなく、弱いところ、辛いところ、大変なところ、改善すべきところは正直に話します。人事はあくまで、誰でもかれでも自分の会社に引き入れるためにいるのではなく、目の前の学生にとって運命の一社と出会うためのお手伝いをするためにいる、という気持ちで私は学生と接しています。
こうして本音ベースで向き合った結果、CDC広告制作職に決めてくれた13人は、本当にかわいくて。結婚もしていなければ子供もいない私でも、母性が溢れ出してとまりません(笑)。長くなりましたが、評価に一喜一憂しても意味はありません。まずは自分自身ととことん向き合うことが大事。皆さんも、企業に合わせて表面的な自分を演じていくつも内定を獲得するのではなく、企業の人事や社長、社員とめっこり話をして、納得して、覚悟して、希望を持てる会社と出会えることを、願っています。