~はじめに~
1990年代のインターネット黎明期から現在のAI時代まで──。
常に変化の中心で、次の時代の兆しを見つめ続けてきた一人のビジネスパーソンがいる。
ディスラプターズホールディングスとキャリアインデックスで管理部門を統括する曽根さん。Amazon Japan、Yahoo! Japanでの新規事業経験を経て、現在は広報・IR・採用・管理と多岐にわたる領域を横断しながら、「変化を楽しむ文化」を体現している。
今回は、曽根さんのキャリアヒストリーと“変わらない軸”について話を伺いました!
Q. まずは、これまでのキャリアの流れを教えてください。
曽根:
実は、最初からインターネット業界を志していたわけではないんです。
学生時代はファミコンばかりやっていた“勉強嫌い”の子どもで。
ただ、「大学は行きたい」という思いと、慶應義塾大学の先輩たちが格好よく見えたことがきっかけで受験を決意しました。
大学時代は原宿の時計屋でアルバイト漬けの生活で、卒業後はそのまま就職しました。
ショップスタッフとして販売を経験し、仕入れや経営にも関わるようになったんです。
香港まで買い付けに行ったりもしましたね。
でも、ある日ふと「俺、このままだとやばいかもしれない」と感じたんです。
それが最初の転機でした。
Q. そこからどうやってインターネットの世界に?
曽根:
時計の仕入れを通じて出会った“コンピューターの師匠”の存在が大きかったです。
その人に出会って、初めてインターネットに触れました。
当時(90年代後半)は「ネットってなんか怪しい」と言われてた時代ですが、
僕にとっては「これすげえ!」という衝撃でした。
「このネットを使って仕入れを変えたら、もっと効率的にできるんじゃないか?」
──そう思って始めたのが、今のキャリアの原点です。
Q. その後、Amazon Japanの立ち上げに関わられたとか。
曽根:
はい。ネット関係のオフ会で、Amazon Japanの立ち上げメンバーだった西野さん(現・富士山マガジンサービス社長)に出会ったのがきっかけです。
「なんかできることないですかね?」って声をかけて、そのまま参画しました(笑)。
当時のAmazonはまだ“実験の場”みたいなものでしたね。
オンラインマーケティングを担当して、サイト立ち上げや米国本社研修、Yahoo!との連携など、本当に手探りの毎日でした。
Q. その後、Yahoo! Japanへ移られたんですね。
曽根:
2002年に転職しました。Amazon時代に取引していた方がYahoo!の面接官をされていた縁もあって。入社後は新規事業開発、予算管理、経営企画などを担当しました。
2008年には「役員付きのCEO室」に異動したのですが、これが大きな転機でした。
そこでは、経営会議や中期計画など、組織の根幹に関わる仕事を経験できた。
“降ってくる膨大なタスクを一つずつ処理する”という日々を通して、
「経営とは何か」「組織を動かすとはどういうことか」を体感できた時間でしたね。
Q. そして、キャリアインデックスに入社された経緯は?
曽根:
Yahoo!の社長交代をきっかけに、「もう一度、自分で事業をやりたい」と思ったんです。そのとき、Amazon時代からの知人・板倉さん(現ディスラプターズ代表)から声をかけてもらい、2014年に入社しました。
入社時に自分で掲げた目標が3つあります。
「新しい事業をつくる」「売上を伸ばす」「職場を明るくする」
最初は資料請求型のビジネスを担当していました。
100円単位の小さな売上が積み重なって50万円、100万円になる。
「これが事業なんだ」と実感できたのは、大きな学びでした。
Q. 現在は管理部門の責任者として幅広く担当されていますね。
曽根:
はい。広報、IR、新卒採用、オフィス移転、管理と、かなり幅広いです。
“何でも屋”に見えるかもしれませんが(笑)、
一貫して意識しているのは「変化を起こし続けること」。
キャリアインデックスも、もともとは単一事業の会社でしたが、
不動産やHR、AIなど、次々に新しい領域に挑戦しています。
「常に変わらなきゃ」というマインドが、文化として根付いている会社だと思います。
Q. 曽根さん自身の「仕事の軸」は何でしょうか?
曽根:
根っこにあるのは“ネットが好き”という気持ちですね。
どんな役割をやっていても、インターネットやテクノロジーを通じて
社会が変わっていく瞬間を近くで見ていたい。
そしてもう一つは、「変わらないものを見極める」こと。
これは昔、当時のYahoo!の井上社長が言っていた言葉なんですが──
変わるものを追いかけるとキリがない。だからこそ、
“何が変わらないか”を見極めて、それを軸に判断する。
AIの時代にも通じる考え方だと思っています。
Q. AIの進化についても注目されていると伺いました。
曽根:
はい。AIの現状は、まさにインターネットの90年代後半に似ていますね。
「知ってる人は使ってるけど、なんか怪しい」──そんな時代(笑)。
でも、間違いなくこれから本格的に社会実装が進む。
インターネットが「一部の人の遊び」から「社会の基盤」になったように、
AIも同じ道をたどると思います。
だからこそ、「何が変わらないのか」を見失わないようにしたいです。
Q. 今後、ディスラプターズとキャリアインデックスをどうしていきたいですか?
曽根:
「ディスラプターズグループがなければ生まれなかったサービス」を
もう一つつくりたいと思っています。
もともとのアグリゲーション事業に続く“2発目、3発目”を、
仲間と一緒に生み出していく。
そのために、新規事業や管理の枠を超えて、
“会社全体の仕組みを育てる”ことに挑戦していきたいですね。
Q. 最後に、これから一緒に働く仲間にメッセージを。
曽根:
変化が激しい環境だからこそ、“自分の存在が事業を良くする”という感覚を楽しめる人が向いていると思います。
決められた畑の中で淡々と仕事するより、畑そのものを広げていくようなタイプの人。
大企業の中で埋もれるより、自分の力で事業を動かしてみたい。
そんな人にこそ、うちの会社は合っていると思います。