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創業半年を振り返って

株式会社Caratを2016年12月5日に創業してから、なんだかんだと半年が過ぎましたので、この半年の活動を少し振り返ってみようと思います。

2016年11月(創業前)

我々は社会人起業で前職である株式会社SHIFT出身の3名で起業しました。実際は10月で業務を終え、11月はプライベートの整理や引っ越し・今後どういった事業を展開していくのかなどに時間を使っていました。引っ越し作業自体も業者を使わず、全て自分たちでやりました。

実際の引っ越し作業はとても大変で、レンタカーを借りて都内〜神奈川の大和市の約1時間を荷物を積んでは降ろし4往復ほどしました。当初の見積では朝から晩までやれば終わるだろうと思っていたものの、実際に終わったのは丸24時間後の朝でした。笑

身体がパンパンになり、引っ越し業者の偉大さを知り、次回は必ず業者に頼もうと誓いました。そこからシェアハウス(自宅)兼作業場という形で、いわゆるスタートアップが始まりました。

2016年12月(創業1ヶ月目)

登記を無事に済ませ2016年12月5日が、弊社の設立日となりました。そこからは投資家・VCなどを回ったり、11月にすでに動き始めていたrelico(チャットボットを活用したコンシェルジュサービス)とキカガク(機械学習の教育事業)を立ち上げていきました。長期的に持続するサービス作りと、短期的にキャッシュをしっかり作れる事業をこの2つをやりました。

ここですでに創業者間での目指すべき方向性の違いなども出てき、年末年始を迎えました。

2017年1月(創業2ヶ月目)

上記の件により各々が考え、年始早々に共同創業者である1名が抜けることとなります。彼はキカガクという会社を自身で立ち上げ、今も頑張っています。私とCTOの斎藤はとにかく起業するなら大きなことを成し遂げようと年始からまた色々と考え始めました。

そこからは事業の切り離しの残作業や今後の事業展開などをどうしていくのかに多くの時間を使った気がします。で、Snapcoin(カメラマンのオンデマンドデリバリーサービス)を立ち上げようとこの頃にアイデアを考え始めていました。そこで実際にアイデアが成り立つのかどうか、観光地である京都に私自身が出向いて丸1日観光客に声を掛け撮影をするということをしていました。笑

2017年2-3月(創業3-4ヶ月目)

2月より実際にSnapcoinのプロトタイプを作り始め、私もまた投資家などを回り始めました。その時もSkylandさんからオファーを頂いたりもしましたが、どこかこの事業でファイナンスをするのか…という自身が持てず、その時はファイナンスをせずにしました。

実際にはSnapcoinをまずはWeb上でやり取りができるプラットフォームのようなものを作り、そこではほんのごく少数の取引が行われました。が実際は知り合いであったり、Web上ではないところで色々と手を回すということもしていました。この頃にはCTOが持ってきてくれた受託の案件をCTOに受けてもらっていたりもしました。

で、実際に3月の終わりにSnapcoinを続けてもスケールしそうなイメージがなく打ち切ることにしました。

2017年4月(創業5ヶ月目)

じゃあ実際に次にどんな事業をやるんだというところはないまま、Snapcoinを打ち切ったので4月頭の数日間は2人でディスカッションをしていました。そこでアイデアとして上がったのがHR、採用系のサービスを作ろうと。同じような失敗を繰り返さないよう、リーンスタートアップやStartupScienceを何回も読み、整理をしました。(それでも勿論まだまだですが…)

HRを選んだ理由は大きく3つです。①マーケットが大きくニッチに切り崩せる余地がある②解決すべき課題が大きい・いくつもある③自分たちの強みや専門領域を活かせる可能性が高い、そういった理由からです。この時にSchooで見たフリークアウト佐藤さんの講義が印象に残っていて、市場が伸びているところで戦わないとどんなに優秀な人でも事業を伸ばすのは難しい、ということ。

そこから細々と詰めていき、今のGlit(グリット)のプロトを4月の1週目に作りました。そこから2週間ほどは自分たちの友人や知り合いにユーザーテストとして、協力をお願いし定性的な意見や実際に使っている定量的な数字を見てみたりしました。

4月の終わりに差し掛かる前にはSamuraiIslandExpoにブース出展&ピッチ登壇をしました。(実際は3月頃に出展だけしようとエントリーしてました。笑)詳しくはこちら:https://www.wantedly.com/companies/caratinc/post_articles/60891

そこでブースに来られたお客さんに意見を伺ったり、インタビューもしだんだんと掴めてきました。さらに少ない企業数ながらもピッチに登壇し、小さな賞も頂くことができました。

そしてまたサービスのブラッシュアップに取り掛かりました。

2017年5月(創業6ヶ月目)

5月前半はGWもありながらもサービスのブラッシュアップを行い、5/10にCAVさんが主催されているMonthlyPitchを1つの目標に起きました。そこで登壇をさせて頂き、いくつかのVCや投資家の方に興味を持って頂きファイナンス面のお話などをさせて頂きました。実際にはここからはファイナンスには繋がらず、以前より良くして頂いていたSkylandVenturesより出資を頂くことができました。

大きく5月中にシードのファイナンスをすると決めていた中、スピード感を持って出資をして頂けたSlylandさんには本当に感謝しています。さらにSkylandさんともう1名のエンジェルの方より出資を頂くことができました。

半年間の総括

非常に早いようで遅いようなやはり不思議な感覚もありますが、まだほんと何も成し遂げていない状況には変わりはありません。しかし、失敗を恐れずチャレンジし続けることに意義があると思っていますが、なかなかに辛いなぁとも思いつつ、だからこそやり甲斐もあると思うスタートアップ生活です。

この創業1年目の残りの半年で事業のPMFを達成仕切ることに力を精一杯注いでいきたいと思います。

6月に入りGlit(グリット)を正式にリリースさせて頂きましたので、ぜひご覧ください!

アプリDL:https://itunes.apple.com/jp/app/glit/id1243374660?mt=8

リリース記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000023025.html#time

pedia:https://thepedia.co/article/2414/?order=14&

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