こんにちは、カリスタ採用担当です。前回に引き続き、代表取締役・前田真也(まえだ しんや)のインタビューをお届けします。後編では、弊社が展開するサロン事業とネット事業それぞれのビジョンや、候補者へのメッセージなどについて語ってもらいました。ぜひ最後までご覧ください。
サロン事業最大の“強み”は、総院長の飽くなき情熱。今後は多店舗展開を加速させたい!
―― インタビュー前編ではサロン開業までの経緯をうかがいましたが、サロン事業においてカリスタならではの“強み”はどのようなところにあると考えていますか?
いちばんは、総院長CHIHIROの人柄だと思っています。彼女の鍼灸に対する思いと、そこから生まれる技術や教育、インプットの量と自らの日々の生活に取り入れる姿勢は、なかなか真似しにくいものと思っています。もうひとつが、マーケティング力。僕は会社員時代、ずっとマーケティングに携わってきましたので、まさに“十八番”といったところでしょうか。あとは、組織マネジメント力ですね。これも会社員時代、とてもたくさんのマネジメントを経験させていただいてきました。総院長の技術・教育、マーケティング、マネジメント弊社が業界の中でも社員数の多い組織に成長できた理由だと思っています。
―― 現在、女性限定鍼灸サロン『CALISTA』と、リフトアップ特化型美容鍼『C by CALISTA』の2ブランドを店舗展開していますが、今後のサロン事業のビジョンを教えてください
実は今、一気に多店舗展開を進めたいと考えています。というのも、人材を増やすことによってもっと成長できるという確信があるからです。僕は、鍼灸院の経営は5つのファクターで構成されると考えているのですが、最も大切なのは“集客”と、お客様の満足から得られる“リピート”という2つのファクターの積み上げです。でもリピートが増えれば、予約が取れなくなることを防ぐために“採用”が必要になりますし、人材が増えれば“教育・マネジメント”業務という課題も出てきます。そうしていくうちに、またベッド数が足りなくなるので“出店”する…。この5つの要素を回していくのが、サロン事業の基本です。
現在、鍼灸のニーズが高まっていることもあり、弊社では“集客”も“リピート率”も伸び、社員教育体制も確立しています。かつ、ひとりあたりの生産性も高いので店舗数を拡大することによって成長のスピードを上げていきたい。まずは100店舗規模の拡大を目指しています。
鍼灸の素晴らしさを広めるために立ち上げたネット事業。東洋医学×ITには無限の可能性がある!
―― カリスタのもうひとつの柱が、業界最大の鍼灸院口コミサイト『しんきゅうコンパス』と鍼灸院専用予約管理クラウドサービス『しんきゅう予約』を運営するネット事業です。店舗展開にとどまらず、ネット事業に進出したきっかけは?
ネット事業を立ち上げたのは、7~8年前です。前回もお話ししたとおり、サロンのお客様から「身体の調子がよくなった」という喜びの声を聞くにつれ、鍼灸のよさを実感していたのですが、素晴らしい腕を持つ鍼灸師は全国にいますし、もっと業界全体を盛り上げていければと考えたんです。実際、鍼灸サロンのお客様は友人や知人の紹介で訪れることが大半なので、それをITの力で実現できないだろうかと考え、『しんきゅうコンパス』を開発しました。でも口コミサイトはSEOが勝負なので、どうしてもgoogleなど検索エンジンのアルゴリズムに左右されてしまうんですよね。新規集客はもちろん重要ですが、リピート率を増やすことも事業として不可欠であることを考え、そのニーズに貢献できるような予約システム『しんきゅう予約』のリリースへと至りました。
―― ネット事業を今後、どのように発展させていきたいと考えていますか?
『しんきゅうコンパス』と『しんきゅう予約』―― この2つのプロダクトをさらに推し進めていこうと思っていますが、『しんきゅう予約』はどちらかというと鍼灸院さん向けのBtoBサービスで、『しんきゅうコンパス』はBtoCサービスです。僕は東洋医学をもっと世の中に広めるためには、BtoCのイノベーションが必要と考えています。たとえば、病名のつかない症状に悩んでいる方に、その悩みを鍼灸で解決できる可能性があることを伝えたり、ビジネスエグゼクティブのストレスや疲れを解消できるようなサービスを展開したり…。BtoCサービスには無限の可能性があると思っているので、特に『しんきゅうコンパス』を進化させていきたいですね。
―― これからもサロン事業とネット事業、2つのビジネスを大きな柱として進めていくのでしょうか?
はい。僕はサイバーエージェント時代、一営業マンとして藤田晋社長の手腕を遠くから学んできましたが、勉強になったことのひとつに“インターネット産業から軸足をずらさない”という経営戦略がありました。ネット産業そのものが右肩上がりなので、その軸足がブレなければ、ほかの事業を展開しても必ず伸びていくという考え方です。
東洋医学は歴史的な背景もあって現状、ニッチな産業になっていますが、本来、西洋医学と双肩をなすはずのものであり、最近では“未病(発病まで至らないもののさまざまな不調を感じる状態)”という分野において非常に大きな役割を担っています。また、女性においては美容鍼を入り口にニーズが高まっており、東洋医学市場は成長産業だと思っています。弊社は左足を東洋医学に、右足をインターネットに置く形で“2つの軸足”を持っていますが、両者とも成長産業であることは間違いありません。すべては自分たちのスピードにかかっていると思います。できれば3年をめどに市場を拡大し、世の中に大きな価値を提供したいと思ってます。
東洋医学市場は成長のチャンスに満ちている。一緒に“世界を変える”仕事を!
―― では、代表として人材マネジメント面で大切にしているのはどのようなことですか?
当たり前のことかもしれませんが、チームワークとコミュニケーションを大事にしています。具体的には3カ月に1度、全社総会を開催しています。そこでは僕から経営ビジョンや戦略について話し、全社的に目指す方向を共有するほか、社員の活躍を表彰したりしています。さらに、部門別に前の3カ月を振り返り、次の3カ月の戦略について考え、その戦略を実践するためのディテールを話し合う時間を設けています。とてもエネルギーを要する作業ですが、当社の成長ドライバーだと思うので、今後も大切にしていきたいと思っています。
―― 次世代のリーダーを育てていきたいという思いもあるのでしょうか?
そうですね。僕は今、最も大切なのは採用だと思っていますし、ボトムアップを期待しているので現場からのアイデアや行動を大事にしたいなと思っています。だからこそ、スキルよりも気持ちを重要視したいとも考えています。ヘタでも一生懸命やっている人と、うまいのにそこそこしか頑張らない人がいたとしたら、ヘタながらも頑張っている人を引き上げたいという思いがありますね。
―― 今後、事業を拡大していくうえで、どのような方にジョインしていただきたいと考えていますか? 候補者の方に向けたメッセージをお願いします
今、鍼灸市場は3000億円といわれていますが、西洋医学は医療機関と調剤薬局で43兆円という巨大マーケットで、実に140倍の差があります。でも、リーディングカンパニーといえる企業もまだ存在しないのが現状。だからこそ3000億円を1兆円市場に伸ばすチャンスがあるのではないかと思っています。ハードルはありますが、なぜ挑むのかというと、間違いなく“それだけの意味がある”からです。我々は、東洋医学が身近になれば、社会全体が健康になっていくと信じています。そこに共感していただける方ならば、必ずやりがいを感じてもらえると思いますし、一緒に世界を変革するような大きな仕事ができるのではないかと思っています。
いかがでしたでしょうか? 今後の事業拡大に向けて、カリスタでは様々な職種を募集中です。前田の熱い想いに共感してくださった方、事業に少しでも興味を持ってくださった方、ぜひお気軽にご応募ください!