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BULBのデータサイエンティストのメンバーがディープラーニングの書籍を出版しました!概要を簡単にご紹介

BULBのメンバーがディープラーニングの書籍を出版

こんにちは!BULBのデータサイエンティスト 足立です。

先日、リックテレコム社から、私が執筆した書籍「ソニー開発のNeural Network Console入門【増補改訂・クラウド対応版】」が発売されました。書籍内では、ソニー社が開発・提供している、GUIのディープラーニング開発ツール「Neural Network Console(以下、NNCと記載)」を使って、画像認識やセンサの異常検知、文書分類の実装例を紹介しています。

「これからディープラーニングの学びたい!でもプログラミングは苦手」というディープラーニング入門の方、簡単な分類モデルを作成したけど、どのように実務に活用すれば良いのか悩んでいるディープラーニング初心者の皆さんに手に取っていただきたいシロモノです。

簡単に本書で注目・オススメの点を紹介します!

1.クラウドでお手軽に開発する方法が分かる

NNC クラウド版 は、ローカルPCにアプリケーションをインストールせずとも、ユーザ登録するだけでブラウザを介してクラウド環境を簡単に利用できるメリットがあります。特に、マウスのドラッグ&ドロップ操作だけで簡単に、各種ネットワークを作成でき、作成したネットワークを訓練し精度を検証することができます。

※図(上)はネットワーク作成、図(左下)は学習の誤差曲線、図(右下)は評価の出力結果

NNCはプログラミング無しで使える便利ツールですが、使い方に癖があり慣れるまでに時間がかかります。本書では、まずMNIST画像分類を例に、NNCの使い方を丁寧に一から解説しています。

2.数式無しでアルゴリズムの概要が分かる

ディープラーニングには、多層パーセプトロン(MLP)や畳み込みニューラルネットワーク(CNN)、再帰型ニューラルネットワーク(RNN)など様々なアルゴリズムがあります。一つ一つの理論を数式から理解していくことは大切ですが、、、これから学習するに入門者には敷居が高く感じられ、挫折してしまうかもしれません。

そこで本書では、手を動かしてディープラーニングを理解することに焦点を置き、理論は概要を掴むために必要な情報に絞って紹介しています。例えば、下図ではミニバッチ学習の仕組みを説明しています。

3.画像・時系列・自然言語データを使った実装例が分かる

本書の後半はほぼ、NNCを使ったモデル開発の応用例を紹介しています。

1つ目(下図の上部)は、JPEGやPNGなど一般的な拡張子の画像データをもとに、被写体の物体を識別し画像を分類する実装方法です。MNISTの次は、実際の画像を使ってモデル作成してみたい場合におススメです。

2つ目(下図の下部)は、時系列のセンサデータをもとに、過去の波形データ点から次点のデータを予測し、予測誤差を用いて異常検知に応用する方法です。製造業あるあるの課題、機械の故障予測や異常検知に充分に活用できます!

3つ目は、日本語の記事データをもとに、記事が属するイベントを分類する実装方法です。文章はそのままの形ではアルゴリズムに投入できないため、何かしらの方法で数値化する必要があります。この前処理はNNCで実装できないため、代わりに別のGUIツールを使用して実装する方法を説明しています。

おわりに

以上、簡単に本書の見どころを紹介しました。少しでも興味を持っていただいた方は、ぜひお近くの書店またはネット通販でお買い求めいただく、もしくはBULBに気軽に話を聞きに来てみてください!

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CoLifeは、 家の中で発生する不便や住宅設備の不具合といったトラブルを把握し、 住まいの体調を可 視化する住宅メンテナンスプラットフォーム 「iecon」 を提供し、 住宅業界の課題解決を図るメンテナ ンステック企業です。 住宅設備備品の販売、 住宅設備機器交換や小修繕などリフォーム工事の提供、 定額制住宅設備修理サ ービスといったリアルなサービスの提供と、 サービス提供のプラットフォームとしてコールセンター やEC、スマートフォンアプリケーションを提供しております。 課題の多い住宅業界において、 ITの力 を活用し、 リアルとITを組み合わせたサービスの提供を目指しています。 リアルなサービス 【1】 住宅備品販売事業 暮らしに必要な住宅設備備品として換気口フィルターや浄水器カートリッジなどを販売。 【2】 住宅リフォーム事業 住宅メンテナンス (住宅設備機器全般の交換や内装等) リフォームを提供。 【1】 【2】 に関するサービスサイト https://iecon-mask.jp/ 【3】 定額制住宅設備修理事業 住宅設備機器の修理を月額定額制のサブスクリプションサービスとして提供。 ・IT活用によるサービス進化 【4】 ホームテクノロジー事業 【1】 ~ 【3】 のリアルなサービス提供における課題解決を図るべくITを活用し、 日々サービスを進 化。 それらのシステムを住宅事業者等に提供し、 業界全体のIT推進を図っております。 <事例 住宅メンテナンスCRMアプリケーション 「ieconAPP」 > 業界の課題を解決するアプリケーションを開発し、 住宅事業者と連携し提供しております。 システムを通し、 図面、 住宅設備・備品の情報 取扱説明書、 メンテナンス履歴の情報をデータベース に蓄積していきます。 また、 それらデータベースにAIを活用し、 分析をしていくことで、 将来的には、 物件ごとの住宅設備の故障予測、 画像解析による迅速な見積もり提出、 各種オペレーションの改善な どを行っていき、 住宅メンテナンス業界の人手不足の解消を目指しています。 <事例 現調不要見積もり診断システム 「iecon check」 > 業界課題であったリフォーム工事前の事前訪問調査 (現調) をなくすべく、 画像診断による見積もり 提出システムの提供を行なっております。 iecon check サービスの使うシーン例一 シーン1 現地調査なしでお客様が工事を依頼したい時 シーン2 工事の価格相場を気軽に知りたい時 シーン3 別取得している見積もりが高いか安いか不安な時 iecon check サービスの今後の展開について - (1) ビデオ通話によるリアルタイム見積もり診断 写真送付ではなく、 その場でビデオ通話をしながらの見積もり出しを行います。 (2) 写真の画像診断による自動見積もり診断 人の目によるチェックでの見積もり負荷を軽減するべく、 写真データを蓄積し、 画像解析技術によ 自動見積もり診断を行う機能の開発を行います。 (3) iecon check システムのSaaSモデルの提供 全国の施工店に本システムを提供し、 業界の課題解決及びDX化を促進してまいります。
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※なお、本書の内容はBULB株式会社に直接関係するものではありません。

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