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【社長Blog】保守本流の元外資コンサルが語る「コンサル経験は起業に活きるのか」

僕は新卒で3年半ほどいわゆる外資コンサルで働いておりました。いやいや、本当ですって。

で、先日、某MBAスクールの学生さんから「経営/戦略コンサルの経験は起業に役立つのか?」というトピックでインタビューを受けました。

今まであんまり考えたこともなかったので、いい機会だったなと。現役コンサルか、これからコンサルになろうと思ってる人以外には大して刺さらないテーマ設定だと思いつつ、僕がどういう思いで起業して今までやってるかって話にも繋がるので、ブログにも書いておこうと思いました。

コンサルらしく結論ファーストで言うと、コンサルとして学ぶ多くのことはめっちゃ役に立つけど、起業家として決定的に必要な「2つのもの」はコンサルを通じては身につかないんじゃないかと思います。

解説しますと…

まずコンサルとして学ぶ分析スキルやらプロジェクト管理スキルやら情報収拾スキルやらはどう考えても役に立ちますし、何より「思考する技術」はもっとも素晴らしいスキルじゃないかと思います。

ゼロベース思考とか、仮説思考とか、論点思考とか、虫の目と鳥の目で見るとか、そう言うやつですね。

(ロジック万能論的なものに陥らないようなバランス感覚を持ちながら) こういうことを学べるならそれは素晴らしいと思います。厳しく僕を鍛えていただいた前職の皆さまにはもとても感謝しています。

一方で、学べない2つのこととは何か?(3つじゃなくてすみません)

1つ目は、リーダーシップかと思います。

これはまぁコンサルの標準的な立ち位置を考えればそりゃそうだと。大前大先生の書いた「企業参謀」と言う本もある通り、コンサルは基本的に「参謀」であって「リーダー」ではありません。

バッチリ準備して臨む週に数回のミーティングでクライアントからの信頼を得ることと、四六時中完全にカオスな環境で一緒にいる社員から信頼を得ることはかなり違います。

社員とのコミュニケーションをすべて周到に準備することなんて絶対にできないし、いろんな言葉や言動の端々にその人の人間性っていうのは出てしまうので、結局は全人格を出して勝負するしかないなって感じます。その上でついていく価値のある人間なのか、どうか。

リーダーシップに近道なし。

2つ目は、自分のストーリーを語る力じゃないかと感じてます。

早い話、最初は誰でも「なんでお前についていかないといけないんだ?」って思うわけで、そこに必要なのがストーリーだと思います。

そいつが本当に必要なもの・必要だと思うものを作ってる(=ニーズ系)とか、なんかこいつめっちゃでかいビジョンを語ってるけど、実際そいつはすごいことを今までもやってきてる(=実績系)とか、いくつかのパターンがあると思いますが、いずれにせよパワフルなストーリーが必要だと思います。特に何もないところにヒトやカネを集める段階では。

で、コンサルって当たり前だけど自分のストーリーを語る仕事ではなく、いろんな会社のいろんな課題を手伝う仕事なので、そう言うのはあんまり身につかないかなと。というかそういうストーリーって自分の人生をかけて培っていくものであって、ハリボテのものはすぐバレちゃう。

逆に言うと、その二つが起業してから自分が学ぼうとしてきた一番大きなことなのかもしれません。

面白いのは、その二つって突き詰めると両方、「お前って一体何者なんだ?」という話になってくるんですよね。

だから起業するとすっごい自分と向き合うことになります。

少なくとも僕はそんな感じで全人格的に没入して超ウェットにやってます。

これが俺のスタイル
俺のヴァイブスぜってぇ誰も真似できねえぇ俺のライフ

from Street Dreams / ZEEBRA

注) 上記はたった3年半外資コンサルで勤めた人のn=1の感想です。コンサルファームの中で組織を率いる立場になればリーダーシップも身につくだろうし、ファームの中にもいろんな人がいていろんなキャリアパスがあって、何を習得できるかは一概に言えない点はご留意ください。他の人の意見も聞きたいなぁ

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