■これまでの経歴
岡山出身で北九州の大学に進学した後就職で岡山に戻り、地元の印刷会社で新卒から9年間勤めていました。入社から5年間は営業職、その後4年間は営業事務に従事していました。転職を考えた一番大きな理由は会社の将来性が見えないと感じたことです。業界的に厳しいのもあり、ふと「10年後にこの会社はどうなっているんだろう」と思って。当時31〜2歳だったんですが10年後、40歳をすぎた頃に会社がなくなっていたらその歳から新たに仕事を探すのは大変ですよね。何か違う仕事をしたいなと思っていたこともあって転職を決めました。退職後はオンラインで受講できる職業訓練を受講しながら就活を始めたんですけど仕事が決まることはなく、パートをしている時期もありました。そんななか、夫の広島出向が決まったんです。私もついていくか悩んだのですが、分譲マンションで引っ越せないし、ローンもあるし、私が残ろうということになり、さすがに働かないとまずいよねとなって本格的に就活を開始しました。
■ビズ・クリエイションに入社した経緯とビズ・クリエイションを選んだ理由
夫が大学職員をしながら学生ベンチャーの支援に携わっていて、関連イベントで初谷さんと出会ったそうです。夫から「何か面白そうな会社が岡山にあったよ」と教えてもらい、調べてみると家から車で5分程の超近所だったので一度選考を受けてみようと思いました。当時希望した職種の募集は終了していたのですが、他のポジションでも良かったら一度会ってみませんかと言っていただき、面談が実現した流れです。新卒入社した会社で営業職の経験はありましたが、新しいお客さんとお話するというよりは、既存顧客を回るルート営業で御用聞きのようなお仕事でした。何かご提案するというよりかは「去年のパンフレット、今年も御社にお願いするわ」という感じ。関係は築けるけど新しいことに挑戦する感じではなく、あるものをこなしていく感じですね。ただ印刷会社は納期管理が厳しいので、その部分はビズ・クリエイションでも活かせると考え、この会社で頑張ろうと思いました。夫の単身赴任も決まっていて2年は絶対帰ってこれないと決まっていたので「この2年間はめちゃくちゃ頑張って働く期間にしよう」と心に決めて飛び込んだ感じです。実際、ありがたいことに毎日忙しくさせてもらい、日々お仕事だけで1日が終わっていく生活ができています。
■担当している部署、業務
10月にローンチした「Kengaku Agent(ケンガクエージェント)」というサービスを担当しています。今私の業務の中心にあるんですけど、少しずつ他の方に移行しながらセールスの業務も比重を増やしていこうとチーム内で話しています。セールス業務ではお客様対応が一番多く、お客様を回って提案しながら、進めていく形です。新商品のプロモーションでLPやパンフレット・リーフレットの作成や既存のLP・ホームページの改修依頼をご担当しています。あとは全国一斉で断熱リノベーションの体感会をするプロジェクトでは参加いただける会社に対してイベントページの作成や公開をお手伝いもしています。こうした業務はほぼ未経験ではありますが、印刷物の知識があるのでデザインを見て善し悪しを判断したり、デザインのラフを作ったり、原稿整理をしたりすることは前職の経験が活きているなと感じます。希望や意図を端的にお伝えすることを意識して仕事をすることも前職と共通することです。未経験業務が多いのでまだ仕事をこなせているとは思っていませんが、Web広告と印刷物の一番の違いは「数値がすぐ見えて改善できるところ」だと思います。印刷物は、刷ったら終わりというか、もちろん嬉しい反応をいただくことはできるんですけど効果を数値化するのは難しい。Web広告は反応が悪ければ改善する、テコ入れすることができるのは強みだなと思います。結果を出すのは難しいことだと理解はしていますが、ビズ・クリエイションには優秀なデザイナーやマーケターがいるので、すごく助けられています。実際、先輩方にわからないことを聞くと、1聞いて10教えてくれる程のスキルを感じるので、今は本当に吸収中というか、学ばせていただいているので感謝ですね。
■長く働ける理由
長く働くために、どうやってバランスを取るかが重要ですね。組織の中で女性が多いのもいいとこだなと。平均年齢も33歳ぐらいで若く、同年代の女性が多いので話もしやすい。それこそ「シミ取りがどう」とかそんなたわいもない会話もできるし、でもみんなバリバリ仕事をしているし。「みんな頑張っているから、私も頑張ろう」と思える環境はすごく良いなと思います。今ちょうど新規事業が始まって、単純にタスクが回っていないこともあり残業も多くなってしまっているので良い働き方ができていないという認識ではあります。バランスを取りたいなと思いながら目の前のタスクが溢れて「ちょっとしんどいな」というときに、話せる相手がいるのはありがたいし、皆さん気にかけてくださるので、私がしんどいと言い出す前に「大丈夫?」と声をかけてもらえるのは申し訳ないと思う反面、とても嬉しいです。休みや中抜けなど柔軟に取らせてもらえる環境なので、少しずつバランスを取っていければと考えています。こうした個人の事情も汲んで対応してくれるところが良い組織だなと思います。
■ビズ・クリエイションで働いてよかったこと
前職の会社が「ザ・昭和」だったんですよね。年上の方が多かったので、人間関係が難しくて(笑)独自の慣習やルールがたくさんあって、全体主義というか、連帯責任というか、そういうのが普通に通ってしまってるのが自分の中では受け入れ難かったです。ビズ・クリエイションはめちゃくちゃ「令和の会社だな」と思います。会社が厳しく律するのではなく、みんな自分で自分をしっかり律する。仕事は厳しいですが最初の頃「大角さん、もっと楽にしていいよ」て何度も言われていて。上司が座るまで立って待つとかそんな文化が身に染みついちゃってたなと今になって思います(笑)元々自己肯定感が全くないタイプなので、最初はこんないい会社で働いていいのかって思っていたくらいです。助かってるよと言ってもらえることがすごく嬉しい。
基本締め付けるのではなくて、信じてるしあなたはできるという空気のなかで、個々が期待に応えたいが故に頑張るみたいな、組織が信用の上に成り立っていることは素晴らしいですし、そんな会社に入れてラッキーだなと思っています。
■ビズ・クリエイションに向いていると思う人
何かを生み出すことが得意でも「100点のものしか出したくない」という人はうまくいかないかもしれない。自分の中で80点の段階で一度出してフィードバックをもらってみんなで100点にする方が合っているのかなと思います。あとは挑戦したい気持ちはすごく大切。大角さんならできるからやってみよう!と言ってもらえる場面は多いので新しいことに挑戦をしたい気持ちがある人の方が向いているでしょうね。これは仕事の基本でもありますが、設定した期限を守れるかというのもすごく大事だと思います。お客様にお出しするまでに自分だけでタスクが終わることはほとんどないので、常に自分の次の人のことを考えながら計画を立てて考えて動く必要がありますよね。1日の中でも優先順位を付けて動く必要があるし、組織が信用の上に成り立っているが故に周りがいちいち言ってくれることがないので、自分で計画立てて動ける人が向いていると思います。ビズ・クリエイションにはいろんなタイプの方がいますが皆さん共通しているのは芯の強さかなと感じますね。
■今後について、ビズ・クリエイションでどういう存在になっていきたいか
今は困ったらすぐ上司や周りの人に聞いて答えを出すお手伝いをしてもらっているので、今後は案件一個一個を自分のスタイルでこなせる人間になりたいです。今も裁量はしっかりもらっていますが自分に自信がないから確認して進めたいという感覚があるので、自信を持って進められるようになりたいと思います。