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YouTube初のIPコンテンツで世界進出を狙う「BitStar Studio」の事業企画とは?【Starインタビュー】

ー本日はコンテンツスタジオ「BitStar Studio」の法人ソリューション部長、唐渡さんへお話をお伺いします。唐渡さん、よろしくお願いします!

よろしくお願いします。

ーまずは唐渡さんのご経歴についてお伺いできますでしょうか?

はい。大学を出たあと、国内大手の化学メーカーへ就職し、法人営業・マーケティングや事業企画として7年半ほど勤務していました。その後退職しイギリスの大学院へMBA留学しました。

卒業を控えた頃、アイルランドの動画配信スタートアップへのコンサルプロジェクトに従事していたのですが、帰国する前にもう少し進路を模索したいなと思って、そのプロジェクトの伝手をたどってロンドンの動画配信スタートアップで数ヶ月間インターンしました。その後帰国して楽天に入社し、楽天の動画配信サービスRakuten TVで事業戦略・事業企画の責任者として3年ほど勤めた後、BitStarに縁があり入社しました。

ー素晴らしすぎるキャリアです…1社目を退職されてイギリスの大学院を受験されたんですか?

そうなんです。30歳を控えている中で「このまま今の会社で働いてて大丈夫なのか?」といったモヤモヤがあって、転職なんかも考えたんですが、ビジネススキルや視野を広げるために留学を決意しました。その時が人生の中で一番勉強しましたね(笑)

ー留学をされた後からキャリアを動画方面へとシフトしていかれたんですね。

そうですね、大学生の頃から音楽や映画などのエンタメ・コンテンツが大好きだったのですが、新卒の就職活動時はそういった「自分の好きなもの」に対してあまり目を向けていませんでした。入社後もモヤモヤした気持ちが続いた末に留学を決意したという経緯もあり、その後の選択については「自分の好きなもの」に対してしっかり目を向けながら、選択するようにしました。

ーありがとうございます。では、その中でBitStarを選ばれた理由を教えて下さい。

まずは事業としての立地の良さですね。国内外問わず動画プラットフォームが乱立する中、YouTubeはいろんな意味で頭一つ抜けているなとずっと注目していたのですが、BitStarはその周辺でビジネスをうまく展開している印象を持ちました。

単にYouTubeという成長市場に構えているだけではなく、インフルエンサーマーケティング・クリエイターマネジメント・コンテンツ・テクノロジーなどの掛け算で、シナジーを効かせながら複合的に事業を行っているので、他社との差別化が上手く出来ている点もポイントでした。

ミッションやバリューについて共感できる部分が多かったのも入社を決めた理由のひとつです。あとは、経営陣・社員の方々の雰囲気もすごく良いなと思いました。SNS・YouTube・エンタメというと割と派手に見られがちな業界ですが、BitStarからはバランスのよい地に足のついた雰囲気(?)を感じました(笑)

ー次は唐渡さんが責任者を務められている部署について教えて下さい!

一言でいうと「BitStar Studio」というコンテンツ事業のビジネスサイド全般を担う組織です。事業戦略を立てるところから、事業計画やKPIの管理、クライアントとの折衝・商談などの営業活動、あるいはアライアンスに至るまで、事業をビジネスとして成立させながら伸ばしていくための幅広い活動を行っています。BitStar Studioを潜在顧客へどう浸透させビジネスにつなげていくかといったマーケティングの部分も担っています。

あとは組織開発も含まれますね。コンテンツ事業のコアにあるのは制作メンバーのクリエイティビティやノウハウなので、彼ら彼女らの能力やポテンシャルを最大限引き出すような仕組みや風土を作っていく必要があります。これまでは企業向けのYouTubeチャンネル制作がBitStar Studioの基盤でしたが、今後は提供するサービス範囲が更に広がっていくと考えていますので、しっかりとそれらをカタチにしていくことがミッションですね。


ーでは、唐渡さんがその中で成し遂げたいことを教えていただけますでしょうか?

企業向けの制作事業に関しては「YouTubeといえばBitStar」というポジショニングを確立したいです。業界内での知名度も上げていきたいし、事業規模としても不動のNo.1を狙っていこうと思っています。

自社コンテンツ事業については、YouTube発のIPを作っていきたいですね。また、それを携えて、世界に進出したいという夢もあります。

組織の軸では、自由闊達さに溢れた、社内のクリエイターたちが思う存分好きなことに向き合えるような環境を整えていきたいです。

ー期待が膨らみます!世界進出を狙う上での第一歩として現段階で考えているものはどのような領域でしょうか?

ありきたりに響くかもしれませんが、アニメやマンガコンテンツだと考えています。自身もイギリスに留学した際に、各国から集まった同級生達との交流の中で日本のアニメ・マンガの浸透度合いに驚かされました。日本で子供の頃から親しんできたアニメ・マンガが、海外でも大人子供問わず絶大な人気を集めている。日本のアニメ・マンガ文化の強さを肌で感じましたね。

また、それらとも近しい領域ですが、キャラクターについても大きな可能性を感じています。日本ほどキャラクターに愛着を持つ文化は珍しいと思っていまして、例えばゆるキャラなんかもそのひとつの表現ですよね。そういった文化の中で創り出されたユニークなキャラクターは、世界中で愛されている。BitStarからも、そういったグローバルで通用するキャラクターIPを創出したいです。

ーありがとうございます。最後に唐渡さんが働く上でメンバーに求めることを教えて下さい!

「正解のない領域で新しいことにチャレンジできるか」が重要だと思いますね。既存のビジネスモデルが存在せず、今まさに形作られようとしている領域なので、新しいことに挑戦できるかどうか。そしてそれに付随して、貪欲に学んでいく姿勢も大事です。

僕自身も30歳までは化学メーカーという動画やコンテンツとは全く別の業界にいた人間ですが、イギリスへの留学・その後の転職の経験などから、知見が無い領域であってもキャッチアップしていくマインドさえあれば、大抵のことはなんとかなるかな、と身を持って感じています。チャレンジ精神は重視したいですね!

ー本日はありがとうございました!

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