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ビットキーのクリエイティブ全般をリードし、全社から絶大な信頼を集めるダブロン。ドイツで経済学を学び金融業界に進む予定だったという彼が、なぜ今日本でクリエイティブを担うのか。そのストーリーを追いながら、彼が定義する「クリエイティブ」とは何かを問う。
【社員プロフィール】
ダブロン(クリエイティブチームマネージャー)
幼少期からグラフィックとアニメーションに興味を持ち、独学でクリエイティブツールをマスター。ドイツの大学で経済学を学んだのちに日本へ。大手の広告・デザイン制作会社を経て、2019年5月にビットキーへジョイン。
どんな状況でもやるしかない。それがスタートアップ
ーービットキーとの出会いについて教えてください。
Wantedlyのスカウトです。元々Wantedlyは放置状態で、スカウトされたことがほとんどなかったのでびっくりしました。プロフィールも雑なものだったので、正直最初は「怪しい!」とも思いました(笑)。とりあえず会社を検索してみたところ、ブロックチェーンから着想を得たというビットキーのコア技術についての記事を見つけました。僕は元々ブロックチェーンの技術が芸術として面白い、仮想通貨だけでは勿体ない、と思っていたので、「これだ!」と興奮しました。大きくなるしかない会社だと直感的に感じたんです。
ーー入社の決め手は何でしたか。
CEOの江尻さんから「一緒に世界を変えよう」と言われたことが決め手となりました。感動したし、興奮しました。世界を変えると本気で思っている人、それを言葉にできる人とは、人生でなかなか出会えないと思いました。また、数回の面談の中で「自分にピッタリだ!」と心の底から感じられたこともあり、入社に対してはほんの少しの迷いもありませんでした。初回の面談ではビジネスの話をして、その次はデザインの話をして、江尻さんとは組織の話をしました。面談をしてくれた方全員と全く違う話をする中で、自分の考えとフィットする部分が多くてどんどん志望度が高くなっていきましたね。多角的に見てもらっていたので、内定をもらえた時は「選ばれたんだ!」と感じられて嬉しかったです。
面談の中ではCEOの江尻さんから「エンジニア達がそのデザインが変だと思ったら言っていいし、デザイナーもこのアプリが変だと思ったら言っていいんだよ」と言われて衝撃を受けました。良いものを作りたいからこそ、自分たちの領域にとらわれずに一緒に意見を出し合うという文化なんだと。これほどリベラルな会社はなかなかないと思いました。
仕事の進め方について聞いた時は海外っぽいと感じました。クオリティとスピードを兼ね合わせた「タイムイズマネー」の考え方が浸透しているのだと。僕も時間を無駄にするような働き方はしたくなかったので、その点でも自分に合うなと思いました。
ーー実際に仕事を始めてから1年近く経ちますが、今どのように感じていますか。
元々楽しく働けるだろうと思っていましたが、その想像を超えるくらい楽しく仕事をしています。毎日チャレンジの連続で大変ですが、この1年で3年分くらい成長できたような感覚があります。スピード感もこれまでとは全然違いますね。仕事をしていて「できない」と思うこともありますが、「やるしかない」という方向にすぐに気持ちのスイッチを切り替えています。正直、うちの仕事の進め方は合わない人もいると思います。分からないことはやらない、というタイプの人です。スタートアップなので分からないことの連続なんですよね。分からない中だけど、それでも熱い気持ちでいいものを作りたいと思っている。だからもう、やるしかない。頑張るしかないんです。
この文化はもしかしたら日本では少ないかもしれないですね。得意なことやできることだけやる、できなかったら恥ずかしい、そう考える人が多いかもしれません。でも、勉強しながらやっていくって本当はすごく楽しいことだと思うんですよ。Facebookが始まった時もこんな風に分からないことだらけだったのかな、それでも熱い気持ちで作っていったのかな、とふと考えたりします。
自分の人生を生きるために、デザインの道へ飛び込む
ーーダブロンさんの仕事内容について教えてください。
その質問に答えるのは結構難しくて・・・。本当に、なんでもやっています。インハウスデザイナーとしての様々なタスクはもちろんですが、ハードウェア、ソフトウェア、サウンド、ブランドコンセプト、UX、さらにはビジネスアイディアまで、あらゆるクリエイティブを任せてもらっています。
みんなからの信頼を肌で感じて泣きそうになることもありますよ。「ダブロンよろしく。これカッコ良くして!」って、白い紙にちょこっと書いたテキストを渡してきたりするんです(笑)。ダブロンがいいものを作ってくれる、そう信じてくれているわけなんですよね。前職では実力よりも経験年数を重視されることが多く、仕事における信頼感はあまり感じられませんでした。ビットキーでは優れたアウトプットがあればすぐに信頼を勝ち取ることができるし、年齢が若い人たちも一様にリスペクトされています。そこも心地良いポイントですね。
ーー話は変わりますが、ダブロンさんは本当に日本語がお上手ですよね。いつから日本語を勉強されていたのですか。
大学生の頃に勉強を始めました。インターナショナルマーケティングについて学んでいた時、日本の文化は難易度が高く、失敗した広告も多いということを知って興味を抱きました。外国の人には理解できない文化があるなんて面白そう!学びたい!と思い、日本の文化について勉強を始めました。日本語の成り立ちと文化との結び付きにも興味を持ち、3年後には1000字ほどの漢字も書けるようになっていました。
イギリスでインターンシップをしていた時に初めて日本人の方と会って、「ダブロン日本語上手いね!なんで日本に行かないの?」と尋ねられました。当時は日本の勉強に興味があっただけで、日本に行くことなど考えたこともなかったんですよ。でもその一言にハッとして、就職するまでの間、日本で過ごすことを決めました。
ーーその頃からデザイナーを志していたのですか?
いえ、僕は経済学部の出身なので、大学を卒業したら金融系のサラリーマンになろうとしていたんです。つまらない人生になるんだと思っていたので、人生最後の遊びとして日本に行くことにしました。ある日、当時住んでいたシェアハウスでペンタブで絵を書いていたら、シェアメイトに「デザイナー?」と声をかけられました。もちろん否定しましたが、「そんなに上手なら日本で働けるよ!」と、思いもしなかった言葉をかけられたんです。
実は僕、子供の頃からフォトショップやイラストレーターを使って写真編集や動画作成をしていました。フォトショップは15年くらい使っていますね。大学もクリエイティブを専攻したかったのですが、父からは「くだらない仕事だ」と言われて経済学部に進みました。父は経済の人、母はピアニストでした。僕は母に似てクリエイティブな人間に育ったんですよね。真面目真面目に生きてきた人生でしたが、怖がっていたら自分の人生を生きられない。やってみよう、と一大奮起して日本での就職活動を始めました。奇跡的に広告・デザイン業界大手の会社から内定をもらうことができた時は、支えてくれたシェアメイトと飛び上がって喜びました。ひょんなことからデザイナーとしての人生が始まったんです。
ーーそれが前職ということですね。転職活動を決意した理由は何だったのですか?
もっと様々なクリエイティブにチャレンジしたいと思うようになったんです。前職では決められた仕事が多く、なんでもやれる環境ではなかったので。転職を決めて面接を受けていく中で、外資広告代理店から内定を出すと言っていただきました。憧れの会社だったので、その言葉を信じて前職を辞めたのですが、なんと社内体制が変わったことが理由で内定取り消しに遭ってしまいました。
そこから再度転職活動を開始し、何度も面接を受けましたがあんまり面白いと思える企業と出会えなくて。前職のようにバナーやLPをひたすら作る、という仕事をやりたいわけじゃないし、スタートアップにチャレンジしてみたいけれど初期フェーズで外国人の採用を行う企業はなかなか見つけられない。僕自身、自分以上にラッキーな人間はいないとこれまで思ってきました。でも、そんなラックももう終わりなんだ、と絶望を感じましたね。仕事が見つからなければビザの関係でもう日本にはいられない。よし帰ろう。1週間後には母国に帰るためにチケットを取ろう。
そう思っていた矢先にビットキーからスカウトメールがきて、面談に行きました。面談の帰り道で「I'm back!!」と心の中で叫びましたよ(笑)。こんな会社に出会えるなんてやっぱり僕はラッキーな人間なんだ!あの時内定取り消しに遭ったこともラッキーの前兆だったんだ!しかもスタートアップだ!と。
デザイナーではなくクリエイターが集まるチームへ
ーーダブロンさんが今やりたいと思っていることは何ですか。
スペシャルなチームを作ることです。ずっとここにいたいと思えるほど心地よく感じられて、フリーで、互いにインスピレーションを与えられるチーム。そして現在のフェーズでは、「デザイナー」ではなく「クリエイター」が集まるチームを作りたいと思っています。
ーー「デザイナー」ではなく「クリエイター」とは、どういったことを指していますか。
デザインのスペシャリストとして仕事をこなす人をデザイナー、ビットキーのビジネス自体にイノベーションを起こす人をクリエイターと定義しています。どちらの方が優れているというものではないですし、今後組織を拡大させていく上ではデザイナーの存在は絶対的に必要です。ただ今のフェーズでは、ブランドの世界観を構築したり、新しいユーザー体験を創り出したり、ビジネスのコンセプトを生み出したりと、インスピレーションをどんどん湧き上がらせてクリエイトしていくことが何よりも重要になってきます。成果物の形式に囚われることなく自身の表現手法で勝負し、「デザイナー」と呼ばれる領域をガンガンはみ出しながら、新しいものを創造できる方を集めたいですね。
僕は、最高にクリエイティブな仕事は、一人の人間からは生まれないと思っています。現に今僕が一人で生み出しているものは、自分では最高だと感じていても、実際にはそうではないのだと思います。チームとしてあらゆる視点や意見を出し合って、どんどん磨いていくことで、本当の意味で最高なものを生み出していけると思っています。それは、泥を磨いてダイヤモンドを見つけ出すようなものです。それができるチームを、僕は作りたいです。
ーー最後に、ダブロンさんはどのような人と一緒に働きたいですか?
常にチャレンジして、限界がない人と働きたいです。クレイジーでもバカなアイディアでも良い、お互いにインスピレーションになっていいものを作っていきたいです。ビットキーはまだまだ最初のフェーズ。ブレインストーミングフェーズとしては遠慮すること自体がダメだと思っています。
一緒に狂える人とぜひ出会いたいです!Let’s change the world!
ーーダブロンさん、ありがとうございました!