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NY Report Tanaka

初めまして、デザイナーのタナカです。
今年の4月から1ヶ月間、ニューヨークへ研修に行かせてもらいました。
今回は、持参した自転車で街中を走って見たことや感じたこと、
たくさん回った美術館やギャラリーについてレポートしたいと思います。
マンハッタンには至る所にアートギャラリーがあり、走っているといくつものギャラリーに出会います。
その中でも規模の大きいものや印象的だったギャラリーをいくつか紹介したいと思います。

David Zwirner(デビッド・ズワーナー ギャラリー)
アメリカで最も影響力のある画商と言われているデビッド・ズワーナー。現在ニョーヨークとロンドンで「デビッド・ズワーナー・ギャラリー(David Zwiner Gallery)」を運営している。

Josh Smith|カメ?やちょっとダークな死神をモチーフとした鮮やかな色使いの絵画作品。
同じモチーフで描かれた作品がずらりと並ぶ展示が印象的でした。

Gagosian(ガゴジアン ギャラリー)
アメリカのアートディレクターであるローレンス・ギルバート・ガゴシアンが所有・運営している現代アートギャラリー。

Jeff Wall|一見自然な風景や日常に見えるシーンを巧妙に作り上げ、複雑に合成されたとても大きな写真作品。

DIA ART FOUNDATION THE NY EARTH ROOM (アースルーム)
1974年、ディア芸術財団がニューヨークに設立した芸術センター。インスタレーション、アースワークなど、従来の美術館では収まらない作品の援助や資料の収集を行なってきた。

Walter De Maria|好きなアーティストの一人であるウォルター・デ・マリアの作品が展示されていたので、見に行くことに。
彼の作品の空間に入ると、神聖で地球ではない場所にいるような感覚になり、五感支配される感じが好きです。
このEarthroomはマンハッタンのアパートの一室を土で埋め尽くした作品です。
写真撮影は禁止でしたが、ディア芸術財団のHPに写真が掲載されていますので、興味のある方は是非見てみてください。

JAPAN SOCIETY
1907年(明治40年)にニューヨークに設立された米国の民間非営利団体。
芸術・文化をテーマにグローバルな視点からの日本理解を広くアメリカの人々に促し、
日米関係を考察する機会を提供しているアートスペース。
僕が行ったときは「荒野のラジカリズム:グローバル60年代の日本の現代美術家たち」展が開催されていました。

主な出展作家は松澤宥、 新潟現代美術家集団 GUN(Group Ultra Niigata)、The Playという
60年代の前衛アーティスト達で、コンセプチュアルな作品が多く、とても興味深かったです。

The Playの「雷」というパフォーマンスアート作品は、1977〜86年の毎夏、
京都府相良郡の鷲峰山・大峰山の山頂に丸太材からなる1辺約20mの三角錐の塔を組み、
その先端に導雷針を付けて落雷を待つというもの。結局雷は落ちなかったそうです。。
歴代のポスターのグラフィックはササキトシアキというデザイナーが担当していましたが、
文字組みが斬新で今見ても刺激を受けるデザインでした。
海外で日本のアーティストの展覧会に行くというのも新鮮で良い経験となりました。

次は、街中で見つけたいくつかのアートを紹介します。

NASA宇宙ライブストリーム
巨大な円形のディスプレイが街中に設置されていて、宇宙からリアルタイムな地球の衛星映像が流れるというものです。こちらはアートプロジェクトの一環だったようですが、ニューヨークに突如現れる衛星映像は目を引くものでした。ちょっと写真分かりにくくてすみません。。

地下鉄のサイン
ベタですが、やはりメトロに乗るとニューヨークにいる実感が湧き、テンションが上がります。
駅ナカではストリートミュージシャンが演奏していたり、無骨なホームの雰囲気が良い感じです。

ギュッと組まれたHelveticaで統一されたメトロのサインシステムはとても機能的で、
街の各所にある入り口の看板がニューヨークらしさを醸し出しており、街に溶け込むいいデザインだなと思いました。

最後に、展覧会を鑑賞して刺激を受けたアーティストを2名紹介します。

Nari Ward(ナリ・ワード)
NEW MUSEUMで開催されていたNari Wardの展覧会「We the people」を見てきました。
ハーレムを拠点に活動するこの作家は、身近にあるものや廃棄物など、様々な素材を繋げてオブジェやインスタレーションなどの作品を制作しています。
アメリカの差別や社会問題など、メッセージ性の強い作品は圧倒的で迫力がありました。


街中に捨てられていた膨大な数の乳母車を展示した作品では、「amazing grace」が流れており黒人社会の哀愁が漂っていました。
彼の生きてきた環境や文化があってこそ、生まれる表現だと感じました。

Hilma af Klint(ヒルマ・アフ・クリント)1862-1944
ストックホルム生まれ。スピリチュアルや科学進歩などの影響から、心霊主義(スピリチュアリズム)や神智論に傾倒するようになり、これらの思想が作品に影響を与えたそうです。
長いこと世に出ることのなかった作品たちが、グッゲンハイム美術館にて展覧会を開催しているということで行ってきました。

彼女は誰よりも早く抽象画を描き始めたそうですが、「自分の作品を発表するにはまだ早い」と、死後20年は作品を公開しないよう遺書に書き記し、この世を去った人物だったそう。。なんかロマンがありますよね!

平面的で図形をモチーフに表現した抽象的な作品が多いです。
上から見たり自分を小さくして絵を立体的に見ると彼女の大きな宇宙観に飲み込まれて、
豆粒になった気がしてきます。なに言ってるかわからないですね。
とても好きなアーティストになりました。

最後に、、、帰国3日前に愛車が盗まれ悲しい姿になりましたが、
とても貴重な経験ができたので、今後の物づくりに活かしていけたらと思います。
以上、タナカでした!

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