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「この人たちとなら、なんでも話せる」6度の転職を経験して、Beyond Cafeにジョインした理由ーー吉田朋広

Beyond Cafe__社員インタビュー!

今回のメンバーは、6度の転職を経てBeyond Cafeにジョインを決めた吉田朋広さん。入社数ヶ月でありながら、キャリアデザイナーとして日々たくさんの学生さんと面談し、人生の意義を見つけるお手伝いをされています。

さまざまな業界や職種を経験した上で、「この人たちと働きたい」とBeyond Cafeへの入社を決めた吉田さん。数々の転職を経ての価値観の変化や、Beyond Cafeに入社を決めた理由、今のお仕事について伺いました。

吉田 朋広(Tomohiro Yoshida )/ キャリアデザイナー

1983年、埼玉県出身。東京農業大学 経済学部卒。

20代はキャリアについて深く考えることなく食品メーカーへ就職し、法人営業を経験。20代後半から「このままでは社会で生き残っていけない」と考えるようになり、自身の成長にフォーカスして転職を決意。リクルート社、エムスリー社、リアステージ社等で様々な経験をした後に、2023年4月、株式会社Beyond Cafeへジョイン。現在はキャリアデザイナーとして学生さんの就活に伴走しています。

趣味は旅行、食べ歩き、料理など。食品メーカー時代はお肉に関わることが多かったため、肉質・焼き方にはこだわりがあります!

キャリアの分岐点は29歳。成長を求めて転職を重ねていった

ーーこれまでの経歴を含め、自己紹介をお願いします

はじめまして!4月からBeyond Cafeで正社員のキャリアデザイナーとして入社した、吉田朋広と申します。

僕は転職をたくさんしてきたので、経歴を話すと長くなってしまうんですけど(笑)、新卒から順番にお話しします。

2006年に大学を卒業し、新卒では商品先物取引の会社で新規開拓営業をして、1年で退職。次は、ハムやソーセージを作る米久社というメーカーで6年ほど、29歳まで働きました。次にリクルート住まいカンパニー社に転職して2年。その次は、エムスリー社という医療系の会社で、医者の開業支援を3年くらいしました。

その次に転職したのが、初めての人材業界。当時、社員数20名規模で立ち上げ期のリアステージ社に入社し、就活生を対象とした人材紹介のキャリアアドバイザー、法人営業や自社の採用に携わりました。4年強働いたのち、同じ人材業界のJACリクルートメント社に転職。その後、2023年4月にBeyond Cafeに入社しました。Beyond Cafeは7社目になります。

ーーすごい、転職マスターですね。転職を重ねる中で業界も職種もさまざまに変化してきたと思いますが、なぜこのようなキャリアを歩んでこられたのでしょうか?

新卒のときは、文字通り「何も考えていなかった」です。先物取引はブラックな面もある業界なのですが、そのことも知らず、先物取引のいいイメージだけを見て入りました。そして、次の食品メーカーに入ったときもキャリアについて何も考えていませんでした。

実は、29歳で初めてキャリアのことを真面目に考えたんです。「このままだと生き残っていけないな」と。

現勤務先のメーカーがいつまであるかも分からないし、転職をまたするにしても僕の今のスキルや経験では十分に食べていけないと、恐怖心を抱きました。「会社で働く」ということを本気で考え始めた瞬間です。

(29歳頃の吉田さん)

ーーその危機感がキャリアの分岐点になったんですね。

はい。そこからは、「自分が成長できる環境か」「新しいことを経験できるか」というのが働く会社選びの一貫した軸になりました。

メーカーから転職したリクルート住まいカンパニー社で、論理的に考える、数字で捉える、丁寧に仕事をする、などのビジネスの基本をやっと身につけました。そしてもっと「幅広く挑戦したい」「社会人としてのスキルを伸ばしたい」と思い、エムスリー社に転職しました。

エムスリー社での医者の開業コンサルの仕事では、事業の限られた一部分ではなく、事業計画を作るところから融資、立地、従業員対応など一連の対応を全て一人でこなすので、より成長できそうだと思い入社しました。

しかし、エムスリー社で僕の限界を感じました。営業マンやプレイヤーとしての考え方や仕事の進め方が一通り身につき、次はチームを作る、マネジメントする、既存サービスをスケールさせることに挑戦したいと思ったのですが、当時の部署でリーダー・マネージャーのポジションにいた方が優秀すぎて。

「ここでは勝てない」と素直に思ったのが、次の転職の理由です。

ーーその次が人材系の会社でしたよね。

はい。正直、当時の僕にとっては「どの業界か」より、とにかく「自分を成長させられるか」が大事で。この軸をもとに転職活動をした結果、入社を決めた会社が偶然人材業界だったんですよ。

リアステージ社は、当時、設立3期目で社員数20名ほどの小さな会社だったので、ここならプレイヤーとして売り上げを立てながら、会社・組織を作っていくという新たな経験もできそうだと思って転職しました。

リアステージ社では、大学生向けに企業をご紹介する人材紹介を担当していたのですが、次に転職を決意したJACリクルートメント社は、年収1,000万以上のエグゼクティブ層に企業をご紹介する人材紹介事業を展開していました。これまでの経験を活かしつつ、人材業界の中でも新しい領域で経験を積めそうだと思い、同業界内で転職をしました。それが前職ですね。

(人材業界に入った頃の吉田さん)

ーーなるほど。29歳の分岐点以降、「成長したい」という思いが一貫してあると思いますが、そこまで成長欲が強い理由は何かあるのでしょうか?

あります。学生時代の劣等感が原体験です。実は僕、勉強が大してできない、スポーツもそこまでできない、女の子にもモテないという学生時代を過ごしてきて(笑)。小中高は、周囲との競争や偏差値ですごく苦しい思いをしてきたんです。

ですが、社会に出ると学生時代とは全く違う学力や運動能力だけで評価されるのではなく、価値を提供する、課題解決するという全く別の評価指標になるんですよね。「それなら僕も勝負できる余地があるな、頑張れるな」と感じたんです。

加えて、29歳のときの危機感、焦りが相まって、成長志向に変化したのかなと思います。成長することで自分自身が安心したり、充実感を得られたりすることにも気づいて、どんどん成長や新しい挑戦を求めるようになっていきました。

ーーBeyond Cafeは、吉田さんが人材業界に身を置いてから3社目ですよね。それまでは転職のたびに全く違う業界を選んでこられたと思うのですが、人材業界には何か面白さやハマるものがあったのでしょうか。

僕には人材業界が合っているな、好きだなと思っています。

その理由として、一つ目は、入社後に「吉田さんと出会えてよかったです!」と求職者さんや企業様から言っていただけたときの充実感ややりがいに面白さを見出したこと。「あの時のアドバイスがあったからこうなれました」とか、会社様からも「紹介していただいた〇〇さん、うちで活躍していますよ!」などと言われるとやっぱり嬉しいんですよね。

二つ目の理由。こちらの方が理由の割合として大きいんですが、僕自身が周囲の方から教わることが多いから面白いですね。

初めて人材系の会社に入社して大学生の就活支援に携わったときに、衝撃を受けたんです。学生って本当に多様性がある。それぞれの特徴や強み、価値観があって、その上でこうしていきたいっていう一人ひとりの理想がある。それを理解した上で彼らに合いそうな企業様をご提案することで、逆に僕の考え方や価値観が大きく広がっていったと感じています。

僕が学生さんに教えることより、学生さんから教わることの方が多いくらいです。

初めて「この人たちと働きたい」と思った

ーーそういう学びが得られるお仕事が、成長欲の高い吉田さんにハマったんですね。Beyond Cafeに転職したきっかけは何でしたか?

実は前職でカルチャーにフィットできず、入社1年未満ではありましたが、自分の心に嘘をついたまま働き続けるのは違うと思い、思い切って次のステップに進むことにしたんです。

今回の転職では、「人材業界で就活生向けの就活支援に関わろう」と決めていたので、あらゆる媒体で「新卒 人材」と調べて探しました。YouTubeでも調べました。

そして、WantedlyでBeyond Cafeを見つけて、エントリーしたのが始まりです。

ーーWantedlyで見つけられたんですね。Beyond Cafeへの入社の決め手は何でしたか?

一番は、「この人たちと働きたい」と思ったことです。代表や社員メンバーと初めて話したとき、「この人たちなら何を話してもいいな、いいことも悪いこともなんでも話せる」と感じたんですよね。

皆さん、最初から腹を割って話してくれたんです。逆に僕が一番構えていましたね(笑)。まず、僕の考えや意見をしっかり聞いてくれて、さらにそれを受け入れてくれて。

カルチャーが合わないと感じて退社を決めた前職は、社員数1,000名を越える大きな会社だったので、違う部署で働きたいと思ってもそう簡単に異動できるわけがありませんし、僕は一体誰と働いているのかも分からないような状態でした。ならば、会社全体を把握できて、誰と働いているのか、誰とコミュニケーションを取ればいいのか分かる会社に行こう、と思っていたんです。

そこでBeyond Cafeに出会い、代表のカルさん(※代表の愛称)や社員の皆さんとお話しして、「この人たちと働きたい」っていう、最後は感覚ですね。

正直にいうと、よりよい条件で内定を複数社からいただいていました。でも、僕が僕の考えを正直に仲間に伝えられたり、お互いに話し合いながら仕事を進められたり、理念に共感できたりすることが僕の中では働く上ですごく重要だったので、Beyond Cafeに入社を決めました。

ーー今までは「成長できるか」が一番の軸だったのが、前職の経験を経て「一緒に働く人」や「理念」に変化していったんですね。

そうですね。今までは「一緒に働く人」や「理念」をあまり気にしたことがなかったのですが、僕が大切にしたい価値観が変わってきていることに、前職に入社してから気づいたんです。そのため、転職するときに僕の働く軸を再度考えて、今はこの2点が大事だと思いました。

Beyond Cafeのこの多様性や受容度の高さって本当にすごいな、と入社してから改めて思っていて。全員が個性的でいろいろな考えを持っていて、本来ならまとまらなさそうだけど、お互いを認め合っているんです。この素晴らしいカルチャーは大切にしたいと、今、強く思っていますね。

学生さんの安心した顔を見れるのが一番のやりがい

ーー現在、Beyond Cafeでどんなお仕事をされていますか?

メインは、就活生とのキャリア面談です。就活中の学生さんのお困り事、例えば、自己分析、就活の進め方、業界の選び方、面接対策、内定先の相談などをお伺いしながら一緒に課題解決をしていくのが僕の仕事です。

そのほか、ちょうどこれから25卒の採用に向けて会社様の採用支援も行っていくタイミングなので、24卒の採用結果、よかったことと課題の確認、25卒の採用に向けた話し合いを企業様としています。

ーー1人の学生さんと何回も面談することもあるんですか?

あります!もちろん、全員が僕やBEYOND CAFEと相性が合うとは限らないので、1回の方もいますし、「吉田さんに相談したい!」とおっしゃってくださって、週に2度お話する学生さんもいます。初めてお会いしてから就活を終えるまで、合計10回、20回とお話しすることもありますよ!

BEYOND CAFEが大切にしていることは、「〇〇さんの軸や価値観はなんだろう?」「ご自身が自分に合っていると考えている会社の働き方は、本当に〇〇さんの特性に合っているのか?」ということに、常に対話しながら向き合っていくこと。

社会のことをまだ知らない状態の学生さんは、会社で働くことの解像度がなかなか上がらなくて当然です。だからこそ、理解を深めるためにたくさん話すことは大事だと思っています。

ーー1人の学生さんにそこまで向き合うって素敵ですね。現在の仕事のやりがいはどんなところにありますか?

やりがいは、学生さんが「吉田さんに相談できてよかった!」と言ってくれたり、学生さんの安心した顔が見れたりしたときです。選考が進んだ、内定をいただいた、就活を終えた、そういう区切りの場面で学生さんの安心した表情を見ると、僕もとても嬉しく感じます。

学生さんは、就活は未知で不安、怖いものと考えている方が多いんだろうなと、僕から見て思うときがあるんです。それだけでなく、社会人に相談することも怖いという学生さんも多いです。

エージェントに相談した結果、担当者に怒られたことがあって怖い、という話を学生さんから聞いたことがあります。そういう不安を抱えつつ就活をする学生さんに併走して、その不安を乗り越えて就活が上手くいったときの安心した表情を見ると嬉しいです。

僕と話してみて良かったから、お友達に「吉田さんには安心して相談できるよ」と勧めてくれる学生さんがいたときも嬉しいですね。

ーー確かに、指名いただけるのは嬉しいですね!仕事をする中で大切にしていることはありますか?

難しい質問ですが......大きいものを一つ挙げるなら、今までの経験による既成概念を捨てることでしょうか。

僕は今年40歳になります。人材業界で働いている期間も長くなってきたので、過去のやり方や考え方にどうしても囚われてしまうことがあります。Beyond Cafeは今まで在籍した会社よりも社員数が少なく、事業フェーズも異なるため、僕が取るべき行動も違うし、意思決定のスピードも違う。会社として目指すところも短期的には違うと思うので、既成概念を元にするのではなく、この会社のためにベストな行動を考えないといけません。

例えば学生さんとの面談も、今まで在籍した会社でやってきた面談とは全く違います。従来のやり方よりも、もっともっと深く学生さんに向き合って、「meet yourself」「働くを、夢中に。」という理念に沿って提案するために、目の前の学生さんのことを本人以上に深く理解することが大事。このやり方も、これまでのやり方とは違って、すごくいい意味で既成概念がぶち壊される出来事でした。

社内、学生、クライアント、どの方向でも既成概念を壊して新しい自分にアップデートすることを大切にしています。僕の経験を活かすことと、経験を捨てること。この切り替えはとても難しいですが、頑張っています。

ーー吉田さんが感じるBeyond Cafeの魅力と課題はありますか?

魅力は、本当にいいサービスであること。入社の決め手になったポイントでもある、メンバー同士が多様性を受け入れ、受容度が高いこと。自由に発言や挑戦ができること。雇用形態に関係なく、メンバーの距離が近いこと......挙げ始めたらいっぱいあるな(笑)。

課題は、マンパワーが足りないことですね。正直、今はまだ限られた数の学生さんしかお手伝いができていません。せっかくBEYOND CAFEの扉を学生さんが叩いてくれても、面談にたどり着けない学生さんもいる状況なんです。

お手伝いできる学生さんをもっと増やしたいので、いろんな人のキャリアを助けたい、キャリアデザインしたい人を大募集中です!若者のキャリアを一緒に導いていきましょう!

ーー今後の目標やチャレンジしたいことはなんですか?

抽象的ですが、一人でも多くの学生さんのきっかけづくりをしたいです。

Beyond Cafeの課題でもお話した通り、Beyond Cafeではまだフォローできていないことが多いので、一人でも多くの学生さん、一社でも多くの企業様に機会を提供することができればいいなと思っています。

そのために従業員ももっと必要だし、教育体制も作りたいし、クライアントさんも増やしたいし、サービスの幅も広げたいし......全部やりたい!と思っています。


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