【DeNA→Amazon兼起業家】卒業生が語るBeyond Cafeの長期インターンで身についた圧倒的な「スタンス」とは?
挑戦したいのに一歩踏み出せない。そんな方へ。
Beyond Cafe21卒長期インターンOBの藤河さんは、社会人になった今も「Beyond Cafeで育った力がすべての土台になっている」と語ります。今回は、Beyond Cafeで何を得られるのかを知るためのインタビューです。
「Beyond Cafeでの経験は、働く上でのスタンスをつくってくれた時間でした。」そう話してくれたのは、新卒で入社した DeNAでは、4年で3部署を経験。1年目は、ヘルスケアのマーケ、新規サービス立ち上げ、2年目は、人事総務でエンゲージメント施策をリード、3年目は、新規事業のイベント企画でセクションリーダーを経験後、現在はAmazon Japan のJP Book事業部でインストックマネージャーを務めながら、同時に女性向けバッグブランドを立ち上げている藤河拳真さん。
今回、藤河さんと初めてお話をさせていただきましたが、驚きと学びの連続で初対面とは思えないほど、終始あたたかく、前向きなエネルギーに満ちた時間でした。
■自己紹介
藤河拳真(Beyond Cafe21卒長期インターンOB)
大学時代はBeyond Cafe東京支部の代表として、学生のキャリア支援に没頭。支部の運営から就活イベントの設計、キャリア面談まで幅広く携わり、学生が自分の意志で未来を選べる場をつくることに情熱を注ぐ。新卒では株式会社DeNAに入社し、エンタメ領域の新規事業にてサービス企画を担当し、ユーザーの体験設計からプロダクト企画、KPI改善までを一貫して担う。その後、より高い視座とオペレーション精度を身につけるためにAmazon Japanへ転職。Books事業部にてインストックマネージャーを務め、データをもとに在庫や販売状況を最適化し、事業成長に貢献。現在は、本業に加えて、知人とともにファッションブランドの立ち上げにも挑戦中。
制作会社の雑用インターンから「つくる側」へ
吉田:今日はお時間ありがとうございます!お話できるのを楽しみにしていました。まずは自己紹介からお願いできますか?
藤河さん:こちらこそ、よろしくお願いします!現在は Amazon JapanのJP Book事業部でインストックマネージャーとして働いています。その前は新卒で DeNA に入社して、4年間でヘルスケア・人事総務・新規事業開発の3部署を経験しました。
吉田:4年で3部署…!かなり濃い社会人スタートですね。学生の頃から、元々挑戦するタイプだったんですか?
藤河さん:実は、全然そんなタイプじゃなかったんです(笑)
一つのことを深掘りするよりは、興味が湧いたらすぐ別のことに目がいくような性格でした。それを悪く言えば飽き性、良く言えば色々なことに挑戦したくなるタイプだったんだと思います。
周りの環境にも人にも恵まれていて、困ったときには助けてくれる仲間がいる。すごく居心地がいい環境でした。でも同時に、心のどこかで思ったんです。「このまま居心地の良さに甘えていたら、挑戦する力が鈍ってしまうかもしれない」と。だからこそ、自分にとってもっとハードで、成長が求められる環境に飛び込みたい。そう思って選んだのが、Amazonでした。
ーーそもそもBeyond Cafeで長期インターンを始めたきっかけは何だったのですか?
藤河さん:大学2年の冬、テレビ局の制作会社でインターンをしていたのですが、ほとんどが雑務でした。「これって本当に自分の成長になっている?」とモヤモヤしてたんです。
吉田:あ…わかります、その違和感の感じ(笑)
藤河さん:そうなんです。これ成長につながってるんだっけ?ってモヤモヤして。その時に目に飛び込んできたのが、Wantedlyの「Beyond大学立ち上げメンバー募集」という記事でした。業界興味というより、題材のデカさとゼロからつくれる面白さに惹かれて応募しました(笑)
毎月のMM(全社MTG)で、空気が一瞬で戦場に変わる。
ーー実際に入ってみて、どんな環境でしたか?
藤河さん:良い意味で、めちゃくちゃ緊張感がありました(笑)
関西・東京・九州と拠点がバラバラにあって、毎月のMM(全社MTG)では全支部の数字が一気に発表される。目まぐるしく環境が動いていくんですよ。
しかも、やることもどんどん変わるんですよね。昨日まで新規事業の立ち上げに取り組んでいたと思えば、翌日にはCA(キャリアアドバイザー)として学生面談に入る、みたいな。
とにかくマルチポジションで動くことが当たり前でした。さらにメンバーのバックグラウンドも本当にバラバラで、体育会出身・海外経験者・起業志望...と、多様な価値観が混ざり合っている。全員が違う強みとクセを持っているからこそ、コミュニケーションも一筋縄ではいかないんです。
でもそのカオスさが、ビヨンドらしさでもあって。個人主義の延長にいる自分が、自然と「チームで勝たなきゃ」というマインドに引き上げられていくきっかけになりました。
どこでも活躍できるスタンスを身につけることができる。
ーー当時のインターンの経験は今の業務や価値観にどのような影響を与えていますか?
藤河さん:Beyondでの経験は、僕の中で仕事に向かうスタンスそのものをつくってくれた時間だったなと感じています。
大きく2つあって、1つ目はとにかく数字にコミットする力が身についたこと。どれだけ頑張ったかではなく、どんな成果を出したのかという成果責任で自分の仕事を見る視点が自然と身につきました。
もう1つは、組織やチームとしてコトに向かう姿勢です。個人で完結するのではなく、全体を俯瞰しながら役割を行き来するマルチポジションを動かす力(抽象化・具体化)や、最終的にチームで勝ち切るスタンス(リーダーシップ)が、実践の中で鍛えられていった感覚があります。
スキル以上に、こうした成果にコミットする力とチームで勝ち切るスタンスは、DeNAでもAmazonでも、今もずっと自分の仕事の土台になっていますね。
吉田:仕事をする上でかなり大事ですよね…!
藤河さん:そうですよね。Beyondに入る前は、部活経験もほぼなく、競争環境から距離を置いていたので、割と個人主義で「自分の数字さえ出ていればいい」と思ってましたが、Beyondはチームで勝ちにいく環境だったんです。その中で徐々に考え方が変化し、、チームで勝つコトがやりがいに変わっていきました。
学生が組織を動かす経験は、他のどのインターンでもできない。
ーー当時、特に印象に残っている出来事はありますか?
藤河さん:東京支部の空気を変えるために企画した合宿です。当時の東京支部は、RA・CA・マーケ・CS…と縦割りで、どこか 仲間だけど敵という空気が漂っていました…
このままの雰囲気じゃ組織がよくならないし、勝ち続けられないと思って、カルさん(Beyond Cafeの社長)に「合宿をやらせてください。良いものにするので予算をください!」って直談判したんですよ。
合宿では、ミッション・ビジョンを咀嚼するワークや、「東京支部としてどう勝ちにいくのか」 を本音で議論しました。その1泊2日で、空気が一気に変わりましたね。
それ以降、更に自分の数字ではなくチームとしてのインパクトにやりがいが完全に切り替わりました。
気づけば、自分たちが“受け取る側”から“つなぐ側”になっていた。
ーー他に思い出深い経験はありますか?
藤河さん:次世代インターンの採用と研修をつくったことです。
吉田:学生の皆さんで…?研修を…?
藤河さん:そうなんです(笑)すべて学生だけで議論して、形にしていきました。
吉田:すごすぎます…。どんなことを議論されたんですか?
藤河さん:例えばになりますが・・・
- Beyondで働く意味は何か
- どんな人なら組織がもっと強くなるのか
- 入ってくれた人にどう成長してほしいか
みたいなことを、同期と何度も話し合いました。
吉田:なんだろう…今の私が普段やっていることと重なって、胸が熱くなります。
藤河さん:わかります。僕らも当時、めちゃくちゃ熱く議論していました。この組織をどう続けるか、どう強くするかって、本気で考えていました。
吉田:その情熱が今も続いているんですね…。素敵です。
藤河さん:組織って、未来につながる仕組みがないと続かないんですよね。その本質に触れられた経験でした。あと、当時のメンバー全員が、どうモチベーションを上げ続けるかを自分事で考えていましたね。ちゃんと組織を良くするための遊び心をみんなが持ってました。
吉田:それ、めちゃくちゃ良い文化ですね。Beyondらしくて大好きです。
そして今、Amazon × 起業の二軸で走る理由
今はAmazonでの仕事に加えて、起業にも挑戦されているんですよね?
藤河さん:はい!女性向けバッグブランドを仲間と立ち上げていて、ローンチに向けて準備しています。
吉田:Amazonと起業の二軸…もう聞いただけでハードさが伝わってきます(笑)
藤河さん:いや〜大変ですよ、本当に(笑)。でもやりたい気持ちが勝つんですよね。
吉田:なぜ、そこまで挑めるんでしょう…?
藤河さん:うーん…。実は、幼少期にお金を理由に諦めないといけないことが多くて。だからこそ、金銭的自立は絶対に叶えたいと思っていました。加えて、精神的にも自立している自分でいたいという願いもあって。起業で自分の好きを形にする。その根っこにあるのは、Beyondで育ったチャレンジし続けるマインドなんです。
吉田:Beyondで育ったマインドが、今も血の中にちゃんと流れているんですね…。
今、もやもやしている学生に向けてメッセージをいただけますか?
藤河さん:挑戦したいなら来てください。安心を選びたいなら、別の選択肢を選んでください。Beyond Cafeは「自分の殻を破りたい人」にだけ向いている場所です。本気でやるからこそ、見える景色があります。だからこそ、卒業した今も、DeNAでも、Amazonでも、そして起業でも、前線で戦い続けられているんだと思います!
吉田:素敵なスタンスです!お時間をいただき本当にありがとうございました!
<編集後記>
インタビューを終えて藤河さんの言葉から伝わってきたのは、「環境を選ぶ責任」「チームで勝つ面白」「挑戦し続ける生き方」という、まさにこの記事を読んでいる学生の皆さんに、今いちばん届けたいメッセージそのものでした。
もし今、「最近ちょっと守りに入っている気がする」「タスクをこなすだけの毎日になっているかもしれない」そんな感覚が少しでもあるなら、これはきっと5年前の先輩から届いた、静かな喝です。
コンフォートゾーンから一歩出るかどうか。それを決めるのは、他の誰でもなく、今の自分自身です。
Beyond Cafeの長期インターンで得られるものは
- 0→1で事業をつくる経験
- 課題解決力と圧倒的な言語化力
- 組織運営や学生主体でプロジェクトを設計できる環境
- DeNAやAmazonでも通用したチームで勝ち切る力
- 同世代ではなかなか手に入らない、本気でぶつかれる仲間
- 社会に出た後も、戦い続けられるスタンス
もし、この中に少しでも胸が動いたなら、その直感は、きっとあなたの中の「次のステージ」からのサインです。「このままでいいのかな」「もっと成長できる環境に身を置きたい」そう思ったなら、まずは一度、説明会で話を聞きに来てください!
あなたの挑戦が始まる場所が、ここにあります!