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【海外&世界史好き必見!】マレーシアが多民族国家になった驚きの理由を調べてみました

こんにちは株式会社ビヨンドボーダーズのマレーシア支社でインターンをしている塩口です。

皆さんは「マレーシアという国がどうやって現在の姿になったのか」知っていますか?

普段、KLに勤務しているのですが、先週末にマラッカに旅行にいった際、もう少しマレーシアの歴史について勉強しようと思い調べてみました。

実は、マレーシアには4つの国に450年以上も占領されていた激動の歴史があります。しかも、その4つの国の中に、「日本」も入っているのです。驚きですよね?!

今回は、ビヨンドボーダーズという不動産会社のマレーシアオフィスでインターンをしている私なりに【マレーシアの歴史について勉強したこと】を皆さんと共有していきたいと思います。(世界史好き必見!)

【マレーシアの主な歴史年表】

1396年 マラッカ王国建国
14世紀末 マラッカが貿易港として栄える
1511年 ポルトガル時代占領時代
1641年 オランダ時代占領時代
1896年 イギリス時代植民地
1942年~1945年 日本占領時代
1945年 再びイギリス領となる
1963年 ついにマレーシア独立
1965年 シンガポールが分立

◆マレーシアってどんな国?

マレーシアは東南アジアの中心に位置し、マレー半島とボルネオ島の一部・サバサラワク州から成り立っています。マレーシア全体の人口は3000万人、首都クアラルンプールには180万人以上の人が暮らしています。(私がインターンしている「BEYONDBORDERS」があるのも首都クアラルンプールです)

マレーシアは多民族国家であり人口は70%近くを占めるマレー人を中心に、中華系やインド系、その他の移民で構成されています。公用語はマレー語ですが、国民の大多数が英語を話すことができるため日常英会話が出来れば困ることもありません。

また、マレーシアの特徴はなんといっても住みやすいことです。一般財団法人ロングステイ財団の調べによると、マレーシアは12年連続で日本人が住みたい国ランキング1位に輝いています。

【マレーシアの概要】
面積 33㎞ →日本の0.9倍、日本より少し小さい国
人口 約3000万人 ※マレー系65%、中国系26%、インド系8%、その他1%
宗教 イスラム教 ※他に、仏教、キリスト教、ヒンドゥー教など
言語 マレー語(バハサ)

◆マラッカ王国の建国

1390年代、スマトラ島(インドネシア)パレンバンの王族「パラメスワラ王子」が新天地を求めてマレーシア南部の小さな港町へやってきました。この町が気に入った王子は1396年「マラッカ王国」の建国を宣言しました。

インド洋と南シナ海の中心に位置し、立地が良かったこともあって、多くの商人や旅行者がマラッカを訪れるようになりました。13世紀前半には、中国の明の商人がマラッカ港を香辛料などをヨーロッパまで運ぶシルクロードの中継地として利用し、マラッカ港は繁栄していきました。

◆ポルトガル占領時代

14世紀に入った後、ヨーロッパから初の貿易船がマラッカ港を訪れました。この時訪れたポルトガルの商船隊がマラッカ港の魅力を自国に伝え、のちにポルトガルによるマラッカ侵略が進められたと言われています。

その後大航海時代に突入し、世界各国が盛んに貿易を行うようになりました。そんな中、素晴らしい貿易港を持っていたマラッカ王国もそのあおりを受けてしまいます。1511年、ポルトガルがマラッカ侵略、「マラッカは陥落」してポルトガルに占領されてしまいました。

しかし、侵略はされたものの「マラッカ王国滅亡」という記述は見たことがありません。調べてみると、この時のマラッカ王国の王様は何とかポルトガルの軍隊から逃げ、マラッカよりさらに南に「ジョホール王国」を建国、現在も「ジョホール州」としてマレーシアの州の一部となっているようです。どうやら、国王やその子孫が生きている場合は滅亡という表現は避けられるみたいです。

ちなみに、ポルトガルがマラッカを占領した後、1545年に日本人にお馴染みのある人がマラッカへキリスト教の布教にやってきます。あの日本人に初めてキリスト教を広めたことで有名な「フランシスコ・ザビエル」です。彼はマラッカで布教を終えた後、日本の長崎・山口県へ布教に向かったのです。

まさか、ザビエルがマラッカ経由で日本に布教しに来ていたのは驚きですね!

◆オランダ占領時代

ザビエルがマラッカを旅立った約100年後の1641年、ポルトガルに占領されていたマラッカは今度はオランダ人に占領されてしまいます。その時代にマラッカの観光スポットとして有名なオランダ広場、スタダイス(市役所)などが作られました。

◆イギリス植民地時代

18世紀、大航海時代が終わりポルトガル・オランダの力が衰退するとともにイギリスが台頭し始めます。1786年にイギリスは東インド会社を作り、1824年には英蘭協定を締結しマラッカ海峡をはさみ東のマレーシアをイギリス領、西をオランダ領とします。

その後1896年にマレー半島全体がイギリスの植民地となってしまいました。この時、インドや中国から労働者を大量に雇ったことが今のマレーシアが多民族国家である理由の1つになっています。

◆日本占領時代

第二次大戦が始まると1942年、日本がパールハーバーへの攻撃を開始したころ、日本軍はマレー半島へも上陸し、占領しました。そこから日本が敗戦するまでの3年間マレーシアは日本の占領を受けた後、再びイギリスの植民地として返還されました。

◆マレーシアが他国支配からの独立

ここまで見て、マレーシアはポルトガル、オランダ、イギリス、日本、そして再びイギリスと約400年間も他の国に占領されは他の国に奪いとられを繰り返しています。それでは一体いつマレーシアに国の主権が返還されたのでしょうか?

それは終戦から約20年後の1963年でした。その後1965年にシンガポールが独立すると、現在のマレーシアという国がついに独立国家として誕生しました。つまり、現在のマレーシアはつい54年くらい前に今の形になったばかりなのです。

1511年にポルトガルに占領されてから、1965年に現在のマレーシアになるまで454年間他の国に占領されていたにも関わらず、マレーシアの人は他の国の人にも寛容で、親日家が多いことで有名です。しかし、もしマレーシアを訪れるなら日本がマレーシアを占領していた時代があったことを知っておくことは大切だと感じました。

まとめ

いかがでしたか?驚きの内容だったのではないでしょうか?マレーシアと聞くと日本とあまり関係のない国なのかな?と思いがちですが実は日本が3年間も占領していた時代があったんですね。

実際、私もこうして調べてみるまで、詳しくマレーシアの占領されていた歴史を知りませんでした。海外でインターンをすることは実際のビジネスの現場で働けることと共に、そうした歴史や文化に触れることもできるので特にこれから社会人なる大学生におすすめしたいです!

また、次回の記事ではそんな激動の歴史を持つマレーシアの経済成長についてお伝えしていきたいと思います

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