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「自分らしく突き進む」元図書館司書が語るTOKIUMの魅力

2018年4月入社、カスタマーサクセス(CS)部に所属する伊東さん。実は図書館司書という異色のキャリアの持ち主。幼い頃から夢見た職を離れ、TOKIUMに転職した彼女の選択について聞いた。


アクティブな本好き少女だった子供時代

近所にすごく小さい図書館があって、1番古い記憶がそこの記憶です。最初のきっかけは全く覚えていないんですが、ずっと入り浸っていた記憶がありますね。目の前にバーンと広がる本棚や読んでも読んでも終わらない書架の雰囲気がすごく好きで、わくわくしながら通っていました。その辺が大学選びとか最初の仕事とか、今の自分の感性に紐付いているのかなと思っています。

小学生の頃から漠然と図書館司書になりたいと思っていました。明確なきっかけはないのですがエンデやグリム童話がすごく好きで、大学選びは、卒業する時に図書館司書の資格が取れるということ、ドイツ文学が学べるところ、という2つが譲れない基準でした。



図書館で働くという夢を叶えた後、見えてきた現実

あまり褒められた話ではないんですが、図書館で働きたい想いが強く、自分が一般的な会社に入ることが全く想像がつかないというか、ワクワクしなくて。考えるよりやってみろ思考が働いてしまって、大学生の頃、図書館のアルバイトに応募しました。当時珍しく学生のバイトOKだった図書館で1年ほど週5日フルタイムで働いていました。

色々難しい業種ではあるんですが、ずっとやりたかった仕事なのですごく楽しかったです。なおさら「私は一般的な就活のルートではなくて、自分の道を進むんだ」という思考になってしまい、雇用形態も全く気にせず「とにかく図書館で働きたい」と探していたところ、運良く民間の公共施設を運営している会社が新卒を募集していました。ここだけは受けてみようと思い、無事に正社員で就職できました。

なぜこんなに熱があったのに辞めているかというと、10年後20年後、同じ場所で今より成長した状態で働いている自分というのが全く想像できなくて「ここに私は一生いるのかな」と思い始めてしまったんですよね。ルーティンの作業が多く、人生で最も体力もあって知識も吸収できる20代30代をここで過ごしてしまうのかな、というのがずっと頭にありました。図書館の業界はすごく好きだったので、ずっと天秤にかけていました。

4年働いたことで小学校の頃から目指していた夢は1回叶えただろう、と自分を納得させて「よし、辞めてみよう」と転職に踏み切りました。



「目から鱗」業務効率化を初めて意識した前職と、TOKIUMとの出会い

TOKIUMの前に1年間製造業の会社で生産管理の仕事をしていました。そこは社長が「製造業こそIT化していかなきゃだめ」という考え方の人だったんです。私たちは材料の発注をファックスで送ったり、同じロジックで組む作業工程を毎回考えて手書きしたりというようなことを何の疑問も持たずやっていたのですが、そこを「ルーティンなんだから業務効率化できるでしょ」と言われて目から鱗でした。

はっと気付いてその時の社会を見たとき、自動化のツールが沢山あって、色々な会社がそれに取り組んでいて、というのをそこで初めて知りました。そこからITや業務改善の業種をもっと深掘りしたいと思ったのと、いかに自分の知識や世界観がアップデートされていなかったかを身をもって体験し、転職を検討していたときにTOKIUMと出会いました。

私は前職の時に、一緒に働くメンバーとのモチベーションの差がずっと気になっていました。そんな中でBEARTAILのメンバーに出会ったので、今までにない衝撃を受けました。自身の価値ある業務や会社の成長、チームメンバーへのリスペクトを当たり前に語れる人たちだったからです。何より公私問わず好奇心旺盛な彼らがとても魅力的に映り、惹きこまれたのを今でも強烈に覚えています。黒﨑さん(CEO)もすごくきらきらした顔で会社の未来や自身の信念を語るので、その姿に完全にやられてしまいました。

ただ、バックグラウンドもあまり生かせると思っていなかったし、何となく生温いところで生きてきたのに、急にこんなに一人一人が会社の成長を左右するような環境に飛び込んでいけるのか、というのはすごく不安でした。でもやるなら今しかないかなという思いもあったりして、飛び込んでみようかなと。



一週間で辞め方を検索した1年目、逃げなかった先に見えてきたもの

実は最初の1年ほぼ記憶がなくて。飛び込んでみたのはいいんですが、情報量も働き方も今までと全く違ったので最初はかなり大変で、入社1週間ぐらいで「ベンチャー 辞め方」と検索したりしました(笑)ただ、「自分で決めたことだし、絶対ここを乗り越えればプラスになる」というのは根底にありました。どうにかしてこの会社で、この温度感でメンバーと一緒に対等に働きたいという思いがあり、でもそこに追いつかなくて毎日落ち込んでいるみたいな。この人たちと働きたいという思いでその時期を乗り切ったのは、本当に正解だったなと思います。

TOKIUMの最大の魅力は「一緒に働くメンバー」と「お互いを高め合える環境」だと当時も今も変わらず感じています。

今思えば申し訳ない気持ちしかないのですが、「他のメンバーが担当になった方がこのお客さんは幸せだったんじゃないか」とずっと考えてしまっていた時期もありました。ただあるとき吹っ切れたんですよね。「何もかもわからない状況って、イコールお客さんの立場なんじゃないか」と。担当するお客様の中には私と同じように「何もわからない、でも進めなければいけない」という困ったさんも沢山いるのではないか、と思ったのです。私がその気持ちを十二分に理解できるからこそ、ゼロから寄り添えば良いのではないかと気づきました。

その積み重ねで見えてきたことを、今でもずっと大切にしています。私は自社のプロダクトに自信を持っていますが、そのプロダクトや素敵な営業メンバーの努力があっても、私たちカスタマーサクセスのメンバーがお客様へ寄り添い続けなければ全く活きないと思っています。ひとつひとつのプロセスを一緒に乗り越えて、経費精算を超えた「成功」へ導きたい。この想いはきっと、右も左もわからず苦しんだ私の原体験が反映されているのだと感じています。

悩んで苦しんだ先で「何があっても見捨てないで最後まで寄り添ってくれた」というお客様の言葉を受け取ったときに、ようやく私はカスタマーサクセス部のメンバーとして胸を張れるのかもしれないなと思いました。



「何を大事にして生きていくのか」これまでの選択を振り返って思うこと

今後のキャリアとして、また図書館に戻るということは考えていませんが、漠然といつかまた関われたら良いなと将来の自分に期待もしています。図書館業界の根幹を変えるような活動ができたら良いなと。結局、ずっと将来の夢ではあるんですよね、図書館に関わるというのが。きっとその道筋にもTOKIUMのバリューや一緒に働くメンバーから受けた影響が活きるのだろうと思っています。

私は頑固で天邪鬼な性格なので、周囲に何を言われても曲げずに突き進んでしまうことがあります。これまで自分が選択してきたことに後悔はなく、自分らしいかなと思える選択だったと思っています。ただ、就職活動の時期にもう少し色々な世界を見ていたら、自分がどの選択をしていたのかはとても興味はあります。同じような道を選んでいるかもしれないし、もしかしたら全然違う道を歩いていたかもしれない。

仕事に限りませんが、私は「自分が何を大事にして、どういう世界で生きていきたいのか」を軸に考えるようにしています。特に仕事においては「自分が何を大事にしたいのか」を、色々な世界を知った上で選択できたらもっと良いのではないかなと思います。実体験上、そこで選択したことは絶対に後悔はしないので、もし自分の軸が明確に決まったのであれば、誰になんと言われようと突き進むことをお勧めしたいです。そこで成功しても失敗してもまた同じ基準で新しい道を選び続ければいいだけかなと。

私の場合、自分らしく突き進んだ先にTOKIUMがありました。同じようにTOKIUMに巡り合った方がいれば、ぜひ一緒に挑戦していきましょう。

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