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萩原 康仁 Yasuhito Hagiwara
慶應義塾大学院 理工学研究科を修了後、新卒でキーエンスに入社。約3年間コンサルティング営業を行い、同カテゴリーで売上全国一位を達成。その後コンサルティング会社に転職し、ベンチャー企業や中堅製造業企業などに対して経営戦略立案、営業・マーケティング戦略、管理会計導入支援など幅広い業務を実施。2021年にアスエネへ入社し、アスゼロ事業部にて事業開発の中心として、開発から営業、コンサルティング業務までを一気通貫で行っている。社内では「ハギ」と呼ばれており、社員からはバレーボール仕込みの底知れぬ体力と胆力が評価されている。
裁量権が大きいアスエネで新規事業を積極的に進める
木村)アスエネではどんな業務をしてますか?
ハギ)アスゼロ事業部で、インサイドセールスからフィールドセールスまでの業務をやっています。あとはサービスの開発と、そのアフターフォローまでを担当しています
木村)アスエネで働いてみた感覚としてはどうですか。
ハギ)ちょうど全世界でこれから脱炭素が進んでいく流れがある中で、この業務に携われるのは非常にありがたい機会だと思いました。あと自分に裁量権を大きく与えてもらえたこともありがたいことで、非常にやりがいを感じています。そういった背景もあり、すぐに意思決定して、チャレンジしようってなりましたね。
木村)アスゼロで環境に関する様々なことに触れる中で、難しいワードも多々あると思いますが、実際インプットの量は結構多いですよね?
ハギ)そうですね、インプットの量は半端ないです(笑)。それでもたくさん読んで、しっかり噛み砕いて自分の中で理解した上で、お客さんに正確に伝えていくことが大事だと思っています。なので、間違えることを恐れず、しっかりインプットしてアウトプットしてくっていうサイクルを最初のうちは続けていくのが大事なのかなと思います 。
木村)仕事中で、気をつけていることや心がけていることはありますか?
ハギ)情報を受けとる側としても、発信する側としても、情報の正確性を常に意識しています。信頼性を担保する上で、お客さんに伝える情報も、社内の情報も正確でなければならないので。
子どもの頃から抱き続けてきた「世の中に価値貢献したい」という強い思い
木村)ハギさんの仕事に対する価値観はどのようなものなのでしょうか?
ハギ)私は仕事をする上で、新しい付加価値を与えたり、世の中に価値貢献したいという思いがあります。『社会に対して影響を与えたい』という気持ちは子どもの頃からずっと持っていたように思います。潜在的に自分の中に宿ってた意識として『価値貢献』というのがあったんですよね。
木村)そこに気付けたきっかけは何ですか?
ハギ)新卒でキーエンスに入ったことが自分にとって大きかったと感じています。経済面でも十分に余裕ができましたし、ある程度結果も出して認められてもいたので、この先に何が待っているんだろうというのがありました。
木村)アスエネに入社する前は、コンサルティング会社に勤めていらっしゃったんですよね。
ハギ)そうですね。新卒で入社したのはキーエンスで、その後コンサルティング企業に転職しました。そこでは1年1ヶ月、ベンチャー企業や中堅製造業企業などの支援をしていました。例えば、新規事業の立ち上げや会計管理会計の導入、あと戦略部分の立案など、結構なんでもやっていましたね。
ベンチャー企業への就職に対する不安はなかった
木村)アスエネはベンチャー企業ですが、このようなところで働くことに対して不安は感じなかったんですか?
ハギ)私の場合は特に感じなかったですね。ベンチャーに対して漠然とした不安を抱える人って結構多いと思うんですけど、この年齢でベンチャーに行くことのリスクってほぼないんじゃないかなと思っています。なので仮に会社が潰れてしまったとしても、別に行くとこなんていくらでもあると思いますし、自分は過去に実績も残しているので、それはある程度自信に繋がっていました。
木村)ハギさんの場合は、自分の目指していた高みを達成したらもう次かな、という感じの転職感なんですか?
ハギ)そうですね。大企業に対して自分のできる価値貢献は限られていると感じていました。それを考えた時に、自分の意思決定で価値貢献ができる環境に行った方がいいと思ったんです。アスエネは、自分の影響を及ぼせる範囲が広くて良いなと思っています。
責任範囲が広く、熱量のある人たちが集まるアスエネの印象
木村)ぶっちゃけ、アスエネに入ってどうですか?
ハギ)入社前のイメージとのギャップは本当になかったですね。むしろ、ここまで任せてもらえるんだというプラスの印象がありました。個に任せるCEOの西和田さんの方針もありますし、そこを活かしていけるだけのメンバーがアスエネには揃ってると思います。しいて言うなら、環境とメンバーはすごく良い意味でのギャップはありました。
木村)入社して、特に印象的だと思ったことはありますか?
ハギ)アスエネには、本当にすごいメンバーが揃っていると思います。環境意識が高いのはもちろんなんですけど、仕事に対する姿勢が真摯で前向きで、一緒に仕事をしていて楽しい方ばかりって言うのは印象的ですね。特に、代表の西和田さんは環境問題だったり地球温暖化を解決したいという強い思いがあって、そこが仕事に活きているなと感じます。あと、どっしりとしたインサイドセールスの仕組みを構築したCOOの岩田さんもさすがだと思いました。自分と同じキーエンス出身なので、営業の攻め方だったり、プロセスの追い方、フォロータイミングなどで通じるものがあったのには感動しましたね。
木村)ハギさんのインスピレーションでは、どんな人が多い会社だなって思いますか?
ハギ)自分がなんとかしなきゃって言う人が多いんですよね。自分の仕事領域をここまでっていう区切る人はあんまりいなくて、間に落ちていくボールをどんどん拾ってくような人が多いなという印象です。それは他の大企業とかにはない特徴だと思います。
木村)ちなみにハギさんは、休みの日はどんなことしてるんですか?
ハギ)情報のインプットにあてる時間は多いです。電車の中では、本を読んだり、環境省が出してるPDFなどを眺めてたりしています。
それ以外は、ゴルフとバレーと筋トレが多いですね。バレーボールは中学1年生の頃からやっていて、16年くらいになります。筋トレに関しては、もう生活の一部のようになっていますね。時間を目一杯使って、仕事とプライベートをうまく両立できていると思います。
短期的な目標と長期的な目標を設定し、突き進む
木村)アスエネでこれからどう言うことをやっていきたいですか?また、今後のライフプランも教えてください。
ハギ)短期的には、まずアスゼロ事業を成り立たせて、より大きなものにしていくのが自分の目標であり、会社の目標ですね。それに沿ってしばらくやっていくつもりです。
現在のアスゼロはCO2の見える化というプラットフォームですが、どこでCO2が多く排出されているかを見て『こういうの使ったらどうですか』とか『これくらい投資するとこれくらいCO2が減りますよ』といった提案ができるような、総合的なプラットホームにもできたらなと思います。あとは、その中でCO2排出量取引みたいなこともできると思いますし、事業の可能性をどんどん広げていきたいですね。それが直近3、4年くらいの目標で、それ以外ではやっぱり発電側に関わりたい気持ちもあります。私は機械工学科出身なので、ハードとかディープテック領域にはかなり興味があり、それに関連したことをやってみたいです。
長期的な話で言うと、いつか国会議員になることにも挑戦してみたいと思っております。自分の中に、日本を良くしたいという気持ちがどうしてもあるのですが、ビジネスマンとしては一定の領域内のことしかできない。それならやっぱり政治家になるしかないというのが、直近の結論です。そこから環境大臣とかになれたらおもしろいですよね。
リスクを恐れず挑戦してみてほしい
木村)最後に、Wantedly読者の方に何か伝えることはありますか?
ハギ)ベンチャーを不安に感じる気持ちはもちろん分かります。しかし、起こりうるリスクっていうのを書き出して、それが大したことないなと思える程度なら全然挑戦していくべきだと思いますね。リスクを恐れず挑戦する人が増えたら、ベンチャー界はもっと盛り上がると思います。