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社会課題はじめました PartⅢ~ふたつのイベントと「社会課題」の今後~

アスタミューゼが展開する各事業の基盤であり、出発点ともいえる知的情報プラットフォーム『astamuse.com』。

『astamuse.com』では、世界中の課題を解決し、未来を創る人のプラットフォームとして「未来を創るために解決すべき課題」を公開してきました

現在、「未来を創るために解決すべき課題」を「未来を創るために挑戦したい社会課題」としてリニューアルするプロジェクトが進行中です。


前回のインタビューでは、アスタミューゼが日々接している顧客からの反応や、ミレニアル世代のように普段アスタミューゼが接する機会の少ない層の社会課題に対する取り組みなどを踏まえ、「社会課題」をブラッシュアップしてきた過程をご紹介しました。

引き続き、プロジェクトメンバーの波多野さんと中村さんに話を聞いてみます。

波多野智也(はたの ともや)
広報・PRリーダー、オウンドメディア『astavision』の編集責任者。

中村まり子(なかむら まりこ)
有望成長市場に特化した転職支援サイト『転職ナビ』のマーケティングを担当。

「テクノロジーNEXT 2018」でお披露目

―前回はミレニアル世代の視点を得て「社会課題」を裾野を広げてきたというお話をお聞きしましたが、その後ブラッシュアップした社会課題に対する外部からの反応はいかがですか?

波多野:
実は先日、『テクノロジーNEXT 2018』というイベントに登壇しました。
AIや自動運転、未来の都市計画など最先端技術についてのカンファレンスで、来場者の方は大手メーカーの研究開発に携わる責任者クラスの方が約200名いました。

新しいテクノロジーやベンチャービジネスと、社会課題がどう密接に関わっているか?の事例を交えて話しました。そこで多く頂いた反応としては「同じタイミングで考えていました」というものです。

登壇した後、何人か来場されていた方とご挨拶させて頂いたのですが、
「実はうちも社内で上司からSDGsや社会課題に基づいた試みを始めようと言われている」
「でも具体的に何をやるかは決まっていないんです」
という声がすごく多くありました。

既存の枠組みのなかで次のトレンドを探すのではなく、社会的な意義を軸に次のアクションを起こそうという考えが世の中の企業に広まりつつあるのを感じました。

―社会課題の中で特に関心の高かった分野はありましたか?

波多野:
特にありませんでした。
というのも、皆さん「自分たちの会社が取り組む社会課題は」と、どちらかと言えば各企業からイベントに来られた代表者として。といったマインドで話していて、当然自分たちの会社が何十年もの歴史やブランドがあるので、そこにちゃんとストーリーが繋がったものをやりたいという意識、それはどうすれば選定できるのか?の欲求を感じました。

いかにして社会課題に「気づく」か

―なるほど。個人の視点ではなく会社としての立場で、ということですね。

中村:
個人の視点ということでいうとissue+designsoarの主催による「Design for Minoirity 私たちが望む社会をともにデザインするために」というイベントに参加したので、そのときの話のほうが関連が深いかと思います。

―どんなイベントなんですか?

波多野:
issue+designはデザインを用いて社会的マイノリティの課題を解決する組織、soarは様々な困難を抱える方々をサポートする活動事例を発信するメディアです。

このイベントは社会課題をどうやってデザインの力で解決していくかということをテーマに、それぞれのアプローチの紹介や参加者同士のディスカッションを行うというものでした。

ーディスカッションにはどのような方が参加されていたんですか?

中村:
私が参加したチームのほうは20代が中心で、ソーシャルワーカーの方や医療系のお仕事をされている方など様々でした。企業に勤めていて、自分の仕事をより良くするために勉強しにきているという方が多かったです。

波多野:
自分が参加したチームは40代、50代くらいの方が多くて、みなさんNPOをやられていたり、フリーランスで社会課題に関わる活動をしたり、企業の一員でもなければボランティアでもなく、社会課題に関わる活動が自然と本職になっている方が多い印象でした。

―それぞれ特色の違うチームでディスカッションに参加されていたんですね。そこではどういった課題が話題に上ったのでしょう?

波多野:
自分の生活に密着した話題が多かったですね。
介護問題やベーシックインカム、本当にいま自分や自分の知り合いが向き合っている課題をそのままストレートに出されている人が多かったです。

中村:
私のほうも、日ごろ本人が向き合っている課題について話されている方が多いというのは共通していたのですが、もっと抽象的なことをテーマにしている方もいました。

たとえば「生きる」ということを感じられる製品を作りたいという方がいたのですが、医療関係者の方なので、その方にとっては日ごろからずっと向き合ってきた課題だったんです。

あと、害獣の問題についても出ましたね。鹿が増殖して田畑が食い荒らされていることに対して、鹿をどのように減らしていくかというアイディアを考えている人がいて、ジビエのお料理のコンテストを開くといいんじゃないかとか…

企業と個人の動きが融合する場を創る

―同時期に行われたふたつのイベントを比較するとどうでしたか? 企業のほうが社会課題解決してくれそう、とか。あるいはその逆とか?

中村:
一方はトップダウンで長期的に取り組んでいこうという方々の場で、もう一方はボトムアップで、今の視点で考えていくという対照的なイベントだったと思います。

波多野:
たしかに対照的な2つのイベントだったのですが、正直個人だから解決できることと、大企業だからコミットできることってどちらがいいという優劣の話じゃないなと感じました。

あと、テクノロジーNEXTのイベントに来場していた人たちの大半はissue+designのイベントに来ないでしょうし、逆もまた然りですよね。本当はこの人全員一緒に集まって連動するのが社会課題解決への道じゃないかなと思いました。

―アスタミューゼの社会課題コンテンツは今後、どのようなかたちで展開されていくのでしょう?

中村:
アスタミューゼの人材事業に携わる立場としては、大きすぎる課題に対して自分はどのように携わっていけるのか、ちゃんと接点を感じられるような情報・コンテンツを提供していくことが大事だと思っています。

国連が定めたSDGsや、社会課題をテーマにした取り組みや情報がすごく増えていますが、実際に自分個人の人生やキャリアに照らし合わせて取り組める、先日のイベントでディスカッションしていたような方は多くないと思います。

いまアスタミューゼの社会課題コンテンツでは、社会課題に挑戦しているベンチャー企業を紹介していますが、それは「彼らに協力したり、インスピレーションを得ることで、あなたも社会課題に取り組むことができます」と伝える側面もあります。

今後は、コンテンツを強化するだけでなく、アスタミューゼで展開している転職支援サービスなど事業ともっとリンクさせていって、「自分の今後のキャリア」を考える上で、社会課題への取り組みの視点を持つ人が増えたり、企業側も社会課題への取り組みをアピールすることで、採用すべき人と出会えたり。

社会課題と企業の採用活動やキャリア形成がリンクしていくような展開をしていけたら、と考えています。

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