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都会のど真ん中で死にかけた話

どうも、新井です。

もはや本ブログを私物化していますが、気にせず書いていきます。


タイトル通りです。

日本の地方都市である愛知県は名古屋市 先日そこのど真ん中で


死にかけました。


何を言っているのかわからねーと思うが、俺もなにを…(ry




いや、冗談抜きで近年のビジネスマンの教訓になる話ですので、良ければ読んでください。


先日の日曜日、オフィスで少し仕事をしていました。

職場のコーヒーを勝手に飲みながら、好きな音楽をかけてPCをパチパチ。「日曜日は誰もいなくてはかどるわぁぁ~(^^♪ 」

なんて気分で鼻歌交じりで作業していたわけですよ。

「よ~し、キリついたし小便かまして(下品)次の作業すっか!」と意気揚々とお手洗いへ。

用をすまし、「ふぃ~~ んじゃあ二回戦始めるべ」なんて悟空口調でオフィスに戻ろうとした、


その時!


あれ…(;^ω^)




もしかして…(;´∀`)




セキュリティキーが…(◎_◎;)




無い!(;゚Д゚) 中に置き忘れてる(;゚Д゚)


いやいやいやいやいや 落ち着け俺 呼吸を整えろ 波紋のリズムだ 

落ち着け落ち着け よーし冷静に状況を確認だ。


・財布

無し ☆1HIT

・携帯電話

無し ☆2HIT

・上着、防寒類

無し(外気温 1℃) ☆3HIT

・会社のメンバの連絡先の記憶

無し(脳メモリのバカー!) ☆デスコンボ/(^o^)\


「あれ…これ終わったんじゃね…」

とりあえずドアをガチャガチャしても当然開かず。

何だろう、当たり前の機能を当たり前に果たしただけなのに、ドア自体がどや顔をしているように見えてくる不思議…


いやいや、落ち着け。とりあえず交番にいけば電話は借りられる。

そうすればビルの管理会社やセコムから社長の携帯電話番号聞けるかも!


と意を決してビルを出る。

そこで更に気づく。


日曜日なのでビルにも自動ロックが…

(当然、ビルのキーもしっかりと機能を果たし自動施錠されたオフィス内である。)


もう後には戻れない…


まさか覚悟の比喩では無く、文字通り戻れない事態になるとは想定していませんでした。


ここからが壮大なドラマの始まりです。

都会の冷たさと、身に染みる温かさを体験する事になります。

順を追って振り返ってみましょう。


まず、交番の場所が解りません。

その間にも身体はドンドン冷えていきます。そこで閃きました。

「駅長室に助けを求めよう。」と、、

最寄駅にかけこみ事情を説明します。

「スミマセン。近所のオフィスで働くものなのですが、かくかくしかじかで財布も携帯も上着も無いんです。最後のライフラインとして電話貸してもらえませんか??(´;ω;`) 」


電話は無理ですね~



おう、マヂかよ。。これが都会かよ。。。

そもそもがさ、、完全に不審者を見る目つきなんだよ。

いや、解るよ。変な人も実際多いし僕が本当の事言っているかなんて解らないしさ、、

でもそこまで汚い恰好している訳でも無く、凍えながら懇願してるんだからもうちょっと温かい言葉をかけてくれても良いんじゃない!?

もういいよ…

諦めて「じゃあ交番の場所を教えて貰えませんか?」

で、何とか交番の場所をゲット。


徒歩5分の場所にある交番に身体を暖める目的も兼ねてダッシュで直行。

到着後、「かくかくしかじかなんです…(´;ω;`) この電話をお借りしたいんですが…」

と目の前にあった電話を指さした瞬間。

ダメだよ触っちゃ!!(怒号)


いや…指さしただけですやん…めっちゃ恐いですやん… おっちゃん半泣きですやん…



都会ってこんな感じなんですか…



とはいえ、とりあえず事情は理解してくれて電話はして貰える事になりました。

そこからまずはセコムに電話。

しかしビル自体のセキュリティは解けるが会社内のセキュリティは別管轄。

そこまでは入れない。ここまでは想定していた通りの問題が発生。

よってあまり動揺はしない。大丈夫、

代表の連絡先さえ解れば大丈夫。安心しろ俺。ここでこう言うんだ。

僕「契約の代表者の連絡先って解りますかね??」

オペレーター「携帯番号までは存じ上げませんね。。仮に把握していたとしても…」

個人情報なのでお答えできません。




出たー!!!!!



伝家の宝刀

個人情報


マヂかよ…やべえよやべえよ。。。

と出川の体当たりロケばりの表情とテンションになりつつも、ビルの管理会社にも電話。

以下、同じ流れ。


最後に出るのは


個人情報なので…




やはり番号はGETできず…


どうしたもんかいな…

とここらあたりで割とマヂで焦りだす。

そして、そんな状況に警官の言葉が追い打ちとなって突き刺さる。


「打つ手無しみたいですね。夜中に命の危険を感じる様であればまた来てください。」

ただし緊急出動した場合は無人になるのでご了承願います。



何をどう了承したらいいんですか!?(´;ω;`)



ここからはマヂで地獄でした。


唯一、住んでいるマンションを記憶している社員がいるのでそこに向かう

(徒歩25分 もちろん寒空に薄着です。)

到着するも部屋番号が解らず、部屋数も多いため闇雲にチャイムを鳴らす作戦も採用できず…


終わった…身体も芯から冷えてきた。


とりあえずセブンイレブンで体温回復しよう。


そうです。

都会の良い所がようやく出ました。


死ぬ死ぬと喚いていますが、身なりが清潔で羞恥心を無くせば数日程度はなんとかなります。

(当然買い物はできず、冷やかし客で本当に申し訳ありませんでした…)


コンビニで頭を再稼働。必死に物事を考える。




来ましたよ。


ココで天啓が来ましたよ!!!


龍が如くの桐生ちゃんばりでしたよ。

まさに

我、天啓を得たり!


そうです!!


ビジネスホテルの1階ロビーに備え付けられている宿泊者向けPC端末です。

何とか懇願して、それを使わせて貰えればWEBメールから連絡先を捜索できます!


早速ビジネスホテルにダッシュ!

着いた瞬間、二つの発想がよぎります。


①宿泊者のフリしてサッと使ってもバレないよな…

②いやいや、きちんと伝えないとマズいだろ。


頭の中で天使と悪魔がケンカしています…

1,2分の躊躇があった後に採用したのは…


②!!


この時思いましたよ。

これで断られたら俺は田舎に引っ込む


その覚悟で懇願!


かくかくしかじかでネットを使わせて下さい(´;ω;`)





「えっ…」

「ああ…」

「ハイ、どうぞ…」





来たあああああ!!!!(+o+)


普段の2倍くらいの声量で、

「ありがとうございます!」


と御礼して、フロントの受付を完全に引かせた後は端末にダッシュ!



自分が凄腕ハッカーにでもなったかのような気分でキーボードをパチパチ。

ENTERボタンを「タッーン!!」



やっと電話番号とメール手段をゲットしました(´;ω;`)ウゥゥ


もうね、この時は寒さのせいもあって本当に涙が出そうになりました(´;ω;`)ウゥゥ


すぐにメール。


「我、新井。緊急事態也。SOS。生死に関わる恐れあり。吉報を願う」


そして、電話番号をメモ書きし、再度交番へ直行。


「お巡りさん!番号GETしました!!!」

と普段の声量の3倍で、十分に引かせた所で電話。


「蟹江さん(社長)助けてください(´;ω;`)ウゥゥ 」



蟹江さん「ふぁっ!?」


…その後、色々なやり取りが続き、

何とかかんとかその数時間後に無事入る事が出来ました。



いやあ~~

ちょっとの油断が大多数の人を巻き込んで迷惑かける事になってしまいました。


皆、オートロックの罠にはマヂで気を付けましょうね!


~今回の振り返り~

〇駅は冷たい。

〇個人情報保護法まじやっかい。

〇北海道の人を尊敬しだす

〇芯から冷えるってこういう事か、、と気づきをえる。

〇心の中で「パトラッシュ…僕もう疲れたよ…」とか言い出す。

〇とりあえず小刻みに動いて体温を高めようとする。

〇3分後に諦める。

〇コンビニを渡り歩き、商品を見定めるふりしながら暖房の風の元へ行く。

〇飲食店の排気ダストの温風でさえ神風扱いしだす。

〇ビジネスホテルはマジで神!

〇ちょっとは携帯番号を脳で記憶しようと反省する。



以上、とある休日の一コマでした。


おわり。

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